ゲーム会社,ゲーム雑誌会社への転職を夢見ているフレイニャです笑
『二ノ国II レヴァナントキングダム』を購入,先日クリアしました。
購入した決め手は上記トレイラーを見て,アクション戦闘,特にデカボスとの戦闘が面白そうだったからです。
以下ちょっとした注意点,コツも交えながら魅力を紹介していき,最後に評価点数を出したいと思います。
(1)ジブリアニメ風グラフィック!
全体的がジブリアニメタッチになっており,1本のジブリ映画の中を冒険しているような感覚になります。
ゴロネールの兵士。いかにもジブリ作品に出てきそうな兵士ですね。
作り込まれたゴールドパウンドの街。制作者の自信の現れか,最初に訪れる外国の街である。
すごく味わいある文字。「館長」と読めますね。
「女王の目」が特徴的なシーラザラカンの街。
ハイテク都市グランリーフ。
空賊のアジト。
(2)楽しいアクション戦闘!
□が弱攻撃,△が強攻撃,L1が防御,Lスティック方向+L1が回避,×がジャンプとかなり無双ライクで,更にR2+□△○×にセットしたスキル,魔法を使えるので,直前にクリアした『ドラクエヒーローズ2』とほぼ同じ操作で遊べました。私が最も好きな操作系です。
このように4つのスキル・魔法をセットできます。
操作できるのは6人ですが,武器・遠隔武器が固定なので,好きな武器と好みの外見で選べば良いでしょう。
ロウラン(西島秀俊)・・・剣と銃
セシリウス(山崎育三郎)・・・槍と魔法(杖)
ガットー(吉田剛太郎)・・・槌と弓
シャリア(木村文乃)・・・槌と銃
このように近接武器・遠隔武器の組み合わせが全て違います。私は槍好きなのでシャーティーを使いました。残りの2人はAIで戦ってくれる3人パーティーで,他にフニャという精霊4種と,守護神ポンゴ(釘宮理恵)が攻撃・支援してくれます。
ちょっと残念だったのは,無双覚醒のようなモードもあるのですが,自分のタイミングで発動できなかったことですね。だからバトルが終わる寸前に発動という無駄なことがありました。
百種類ほどもいるフニャ。属性が決まっており,使用する技も違うため,誰(4種まで)を連れて行くか考える余地がある。とりあえずはレベルを高くできるフニャ(レベルアップに有効な素材が違うためレベル差が生じる)で揃え,回復役を入れておくと良いでしょう。
バトルイコライザ。ビルドと言うより正に「調整」で,つまみを動かして好きな状態にできる。左下の部屋では「経験値+」を,右下の部屋では「防御性能」「回避性能」「強攻撃性能」などを上げられる。右上の部屋は属性耐性。属性が偏っているボスには極振りで対応も可能。
フィールドにいる「迷惑なサンドラ」。デカイがまだまだレベルは低い。
レベル70サンドラ。これは強そう。
ウォルカドラコン。かっこいい。
ウルデラコン。ヘタっている!?
(3)ハクスラ!
やっぱり強い敵を倒してレアな素材をゲットし,強い武具を作るのは楽しいですよね。また武具直ドロップもあります。ノーマルクリアなら直ドロップの武具で十分だと思います。
レアリティは白,青,赤,紫があり,また「達人の」(クリティカル率アップ)のような「二つ名」(接頭辞prefix)が付きます。『ディアブロ』の King's Sword of Haste のように接頭辞,接尾辞(suffix)の両方があればなお良かったですね。
素材による武具強化もあります。ただ,レベルを上げて強い敵から直ドロップを狙ったほうが早いかもですね(少なくとも私がやったノーマルでは)
(4)楽しい箱庭内政(キングダムモード)
主人公エバンは空き地に一から王国を作り,箱庭内政があります。好き嫌いはあると思いますが,私は好きですね。『信長の野望 烈風伝』『革新』『天道』のような箱庭内政は楽しかったです。
おまけのミニゲームでは全くなく,フィールドを歩く速度のアップ,鍵がかかった宝箱を開ける魔法の開発,高レベルの薬品の開発,獲得経験値アップなど,ゲーム全体に影響するプラスの効果を開発できます。
開発に携わる「国民」は各地で勧誘し,大抵サブクエストのクリアが条件になります。国民によって開発適性があり,「この開発のためにはこの人が必須」のようなものもあるので,サブクエストのインセンティブになります。
注意点の1つ目として,王国資金(KG)は国力に応じて時間経過で入ってくるのですが,資金BOXが満タンになると溢れ,無駄になります。よって可能な限り資金BOXは拡張しておきましょう。 なおソシャゲと違い,非プレイ中には資金は貯まりません。ゲームを立ち上げていれば貯まるので,画面をチラチラ見ながらブログを書くなんてこともありました。
注意点の2つ目として,国民には「ルーキー」「ベテラン」「マスター」の3ランクがあります。経験値が一杯になると上の画像のように「↑」のマークが出るので,その人を選び,OPTIONボタンでランクアップさせましょう。勝手にランクアップしてくれればよかった気もしますが。
クエストクリアの報酬が,別のクエストクリアのクリア条件になっていることがあり,このクエストの報酬「モエギ色の縫い糸」は,別のクエストに必要な素材です。
このクエストで国民になるベラルニャは右下に弓のマークがある。また1つ前のコウ・ハッカには銃のマークがある。これらのマークがある場合,次に紹介する「進軍バトル」のユニットが増えることを意味する。
(5)部隊戦「進軍バトル」!
『ロマンシングサガ3』の「マスコンバット」,『FF7』の「コンドルフォート」のような,ユニット部隊戦闘があります。こちらもおまけではなく,ストーリークリアに必須になりますので,
(5a)それなりにユニットをレベルアップしておく(進軍バトル関係の内政開発もおすすめ)
(5b)属性ジャンケン(3すくみ)を理解しておく
の2つに気をつけておきましょう。
(5a)ユニットのレベルアップ・・・最初は満遍なく全ユニットを育成していたのですが,かなりレベルアップ作業が大変なので,気に入った4部隊に絞って育成するのが良いでしょう。オススメは属性ジャンケンに参加する「赤(剣)」「青(槍)」「緑(槌)」と,最後に属性ジャンケンに関係ない「紫(盾)」です。
(5b)属性ジャンケン(3すくみ)・・・兵種ではなく色で覚えましょう。「赤(火)は緑(木)に強い」「青(水)は赤(火)に強い」「緑(木)は青(水)」に強いです。L1,R1で全軍を回転できるので,色を見て有利な色の部隊をぶつけるようにしましょう。混戦になって訳が分からなくなったら,△ボタンの「大号令」をかけましょう。「大号令」ゲージはパニクるか,激戦になるまで取っておきましょう。
上の画像では敵の緑部隊が接近しているので,赤部隊を前面に出しています。なおエバンの顔の周囲の線がとっておきの「大号令ゲージ」です。横の直線ゲージはどんどん使いましょう。
ツバクロという掲示板クエストで紹介してもらえるチャコ・バは青色の槍部隊ですね。
(6)このゲームを評価します!
個人的に95点評価の『ウィッチャー3』と(テイストが異なるものの)比較して評価してみます。レーダーチャート的な評価もしてみます。カッコ内が『ウィッチャー3』です。
(6a)グラフィック・風景の楽しみ:A-(A)
親しみの持てるジブリ風アニメ調は申し分ありませんが,フィールドがクオータービューなのが玉に瑕でした。折角ダンジョンや街では3DのTPS視点なのですから,フィールドでもできたはずです。その点では同じアニメ調の『原神』の方がいいですね。フィールドがクオータービューなのは「進軍バトル」との兼ね合いでしょうか。
(6b)ストーリー:A-(S)
正確にはジブリが関わっているわけではないものの,プレイヤーが「ジブリ的ゲームの魅力」に期待するのは当然でしょう。このゲームのシナリオ・ストーリーは決して悪いものではなく「ジブリ作品的雰囲気」は当然楽しめますが,さすがに宮崎作品ほどの食らいつくストーリーではありません。なお私は宮崎作品としては『もののけ姫』『ナウシカ』『ラピュタ』,それ以外としては滝のように泣ける『思い出のマーニー』が好きです。
(6c)アクション戦闘:A(A-)
操作系が私の好みに最も近く,アクション戦闘はとても面白かったです。ボス戦ではちょっとしたギミックもありましたが,ストレスフルなものは少なく,むしろ楽しいものが多かったです。
(6d)声優:B(A)
これは「ストーリーへの没入」にも関係します。
決して声優が悪いわけではありません。むしろ超豪華ですよね。ではなぜ B 評価かというと,声優が豪華であるにも拘らず,否,豪華すぎるせいで,実際のボイスシーンが限られているのです。つまりボイスが聞けるのはムービーシーンや一部のイベントシーンだけで,それ以外はよくあるタイプの,最初に「ふーん」とか言うだけのテキストメッセージです(『龍が如く』シリーズのパターン)。『ウィッチャー3』は一介の町人を含め全ての人間が喋ります。むしろオープンワールドで喋らない方が不自然というものですが,『グラブル』や『ウィッチャーテイルズ』は紙芝居でも基本フルボイスですよね。ああいうのは尊敬できます。
なお声優に関して「おっ」と思ったのはハムナルですね。黒田崇矢さん(桐生一馬)なんです。最初に掲げたトレイラーを見てみて下さい。桐生一馬が喋っていますよ。
(6e)やりこみ:A(A)
『二ノ国2』はクリアしたあとでも箱庭内政の完成,全国民を集める,まだいる強敵,進軍バトルなど,やること,行くべき場所が数多く残っています。有料ではあるものの大型DLCもあります。『ウィッチャー3』も全てのロケーションのコンプリート,有料DLCなどクリア後のお楽しみが多いです。ということでやりこみはどちらも高評価です。
(6f)音楽:A-(A-)
音楽は久石譲さんが担当されていますが,植松伸夫,『クロノ』シリーズ(光田康典),『グラブル』(成田勤),『FF14』(祖堅正慶),『FF11』(水田直志,谷岡久美など)に比べるとメチャメチャ良いと言うほどではないです。例えばフィールド曲は久石さんが担当された『天外魔境II 卍MARU』のフィールド曲のほうが断然いいですね。ただ,クリア後のエンドロールの音楽「希望の未来」はめちゃめちゃ良かったです。
思いつく限り6点に分けて考察しましたが,総合的に鑑みて85点+1点の86点を付けたいと思います。+1点はエバンの可愛さですね。そういう趣味は全くなく女はシグマ憲兵隊のカトリーナ,男は海の男リョウスル(漁するが語源なんですかね),ダークシュバリエのシュバイガーみたいなのが好みですが,エバンはとても可愛かったです(ブログではエバンの後ろ姿ばかりだったので,一番上のトレイラーを見てみて下さい)
最後に幾つか画像を付けておきます。現時点でPS Storeではフルプライスの8800円でちょっと高めですが,セールで安くなっている機会などにやってみて下さい!