ゲーム会社,ゲーム雑誌会社への転職を夢見ているフレイニャです笑
『ドラゴンクエスト11』をクリアして女性モデリングの美しさ,モンスター達の可愛さに満足いたしましたので,これに無双系アクションの面白さが加わる『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』を購入,セーブデータ80時間でクリアしました。
なおオメガフォース(ω-Force)が絡んでいる無双系ゲームでは既に以下のものをレビューしています。
『戦国無双4』『真・三國無双8』『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』『討鬼伝2』
まず主人公を男女から選びます。選ばなかった方は味方として戦ってくれます。男性の声は森山未來,女性は武井咲です。
主人公の幼馴染というツェザール王子(声:山田孝之)。ドイツ語のツェーザル(Cäsar,シーザー,カエサルの意)が由来と思われます。
操作は無双系の□(弱攻撃),△(強攻撃),○(パワーアップと必殺技)のほか,R1+□,×,○,△に好きな技を割り当てて使用できます。私的に一番好きなパターンで,『アサシンクリード・オデッセイ』でもこのボタン割当にしました。
L1が防御なのも無双と同じです。これに対し回避(みかわし)はR2です。初め「防御がL1なら回避はR1,割当はR2+□,×,○,△が良いかな」と思い,設定で変えました。
上の設定を「反転」にすればそうなります。しかし間もなく元に戻しました。R2というのはR1よりやや重いんですね(PS4)。割り当てた技(特技・呪文)は回避(みかわし)に比べ頻繁に行うので,回避R2,割当R1で良いと思いました。
もう1つ操作で気になったのは,ボスに近づくと勝手に視点ロックオンになってしまうことです。多くのゲームはRスティック押込でロックオン/解除なのですが,ボスに近づくとこれが無視され,自動でロックオンになります。私はロックオン嫌い派(だからダクソ・仁王とか下手なのでしょうが)なので,勝手にロックオンになるのが鬱陶しかったのですが,これも設定で解除できます。
上の「オートロックオン」「しない」にすれば解除できます。「オートロックオン」は,ロックオンが好きな人で,Rスティック押込が面倒な人にはちょうどよいと思います。ロックオン中の敵には><というマークが出ます。どれほど近づくとオートロックオンになるかは体で学ぶ必要があります。
操作についての注意点を2つ書きましたがプレイフィールは軽快で,さすがオメガフォースという感じでした。好きなボタンに好きな特技・呪文を割り当てられるのもいいですね。
私は見た目の好みでミネアを操作しましたが,
R1+△・・・悪魔のカード(MP10):敵の守備力を下げる
R1+□・・・タロットシャッフル(MP9):無数のタロットを投げる
R1+○・・・塔のカード(MP12):マークした敵に雷を落とす
R1+×・・・ベホマラー(MP26):強力な回復
で遊びました。ミネアは□(通常のカード投げ)やタロットシャッフルで当てた敵に「マーク」でき,マークした敵には△(女帝のカード)や塔のカード等で強力なダメージを与えます。MPモリモリな時はタロットシャッフル(MP9)と塔のカード(MP12)で攻撃し,MPカツカツの時はMP消費のない□(カード投げ)→△(女帝のカード)です。
自分の体の周りに回っているタロットカードと同じようなイメージが敵のアックスドラゴンにも回っていますが,これがマーク状態です。△や塔のカード等でダメージが入ります。
なお,お勧めのミネアですが,3つ注意点があります。
・カードを投げるごとに一歩ずつ前進する仕様:ミネアは遠隔攻撃ができるのが良いですが,カードを投げるごとに前進するので敵に近づいていきます。ある程度近づいたら離れましょう。
・離れすぎると味方も離れてしまう:できるだけ敵から離れた所から攻撃したくなりますが,味方が戦闘を止めて自分の所に来てしまうので離れすぎにも注意です。これについてはドラゴンズドグマのようなgo(敵を攻撃しろ)命令があればよかったですね。
・ベホマラーを使うとカメラが自分を正面から見てしまう:僧侶のベホマラーは大丈夫ですが,ミネアがベホマラーを使うと強制的にミネアを正面から捉える視点になるので,敵が視界外になる可能性があります。これを避けるため,ミネアがベホマラーを使う際は敵に背を向けましょう。
テンションゲージが最大になると○ボタンでハイテンション状態にできます(無双覚醒,スパルタンレイジのような状態)。この状態でもう1度○ボタンを押すか,ゲージが尽きた瞬間に必殺技(無双奥義)が出ます。ミネアの必殺技はFFのメテオのようなものです。画像だと各ダメージが2桁ですが,最後に1000超えが1発ずつ落ちます。
なお上記説明だと必殺技は自分でボタンを押すよりも,できるだけハイテンション状態で戦って,ゲージが尽きた時の自動発動がお得に思えますが,これだとキャラによっては敵が全く居ない所に必殺技を撃ってしまう危険性があるため,ゲージが少なくなってきたら敵が多い所を向いて○ボタンを押したほうが安全です。これに関しては (i) 自動で敵が多い方に撃ってくれるとか,(ii) ゲージが尽きた瞬間に自分が止まって方向指定の時間を与えられれば,と思いました。
クリアした時のメンバーを紹介します。操作はミネア(レベル55)で,
トルネコ(レベル56)・・・賢者の石(全体回復)期待
女主人公(レベル41)・・・賢者にしてムチを持たせバイキルト役
男主人公(レベル47)・・・戦士(双剣)
です。主人公達のレベルが低いのは様々なジョブを育てたからで,特に賢者は取得が遅れました。
このパーティーでラスボスは特に苦労せず倒せましたので,allレベル50〜くらいあればクリアできる感じですかね。ラスボスでは以下の点に気をつけると良いでしょう(ネタバレ防止で色を変えておきます)
:ピンク色の檻のようなものに閉じ込められたら,操作キャラを変えて檻を叩いて解放する。初見ではボーッと眺めたり,無駄にボタンをガチャガチャしてしまいました。
複数のジョブを育てられるのは主人公2人だけで,別のジョブに戻っても有効なスキルを覚えられるので,複数のジョブを育てた方が強くなります。
上の画像の「すべての職業で有効」のところのスキルを取ると全職で反映されます。
ということで全体回復役を2枚(トルネコの賢者の石とミネアのベホマラー)備え,女主人公にバイキルトを掛けてもらい,ミネアの悪魔のカードで敵の守備を下げました。なおバイキルトはククールも使えます。DQ8からの参戦ですね。ここで参戦キャラを見ましょう。
トルネコ(DQ4),マーニャとミネア姉妹(DQ4),アリーナとクリフト(DQ4),ハッサンとテリー(DQ6),マリベルとガボ(DQ7),ゼシカとククール(DQ8)です。声優陣も実に豪華ですが,こちら(公式)を見て下さい。
オリジナルキャラクターは男女主人公,ツェザール,オルネーゼ(水樹奈々)です。
ホミロン(釘宮理恵)はマスコットキャラクターで,戦闘中ホイミをたまに掛けてくれます。
なおビアンカ・フローラ(DQ5)は「迷宮」というインスタントダンジョンでは選択できます。リリース後の配信らしく,よって本編では登場せず,次作では登場が期待されるキャラということでしょうか。
「迷宮(インスタントダンジョン)」は「リッカの宿屋」から行けます。シングルのほか協力もでき,ストーリーのお手伝いもできるようです。これでストーリークリア後も延々と遊べるわけですね。リッカの宿屋の初出はDQ9のようですね。
リッカの宿屋から入る迷宮ではランダムで「獲得ゴールド2倍」「獲得経験値2倍」「メタルスライム系だけのお部屋」「MP使い放題」などが発生します。狙って発動はできませんが,フィールドでのレベル上げに飽きた時は迷宮で遊びましょう。
リッカの宿屋の「進化の迷宮」(パーティのレベルに合わせて敵が強くなる)では「ちいさなメダル」が入手できるのが大きいです。「メタルキングの剣」などは「ちいさなメダル」120枚が必要なので通うと良いでしょう。
ルイーダの酒場(初出DQ3)ではパーティメンバーを変更できます。転職所など他の機能を持つ店舗と合体して利便性を上げるため,ホールの一角を占めているだけですが,世界観を重視してここは独立した店だった方が良かったですね。
先ほど「複数のジョブを育てる意義」を語りましたが,「複数の武器の熟練度を育てる意義」もあります。「ジョブを育てる」ことは男女主人公限定ですが,「熟練度を育てる」ことは他の参戦キャラでもできます(タロットカードはミネア限定ですし)
「武器の熟練度」は20まであり,5の倍数に達する毎に「パーティースキル」が貰え,一定コスト内まで付けられます(上の画像)。このために男女主人公のジョブの育成だけでなく,他の参戦キャラを育てる意義もあるわけです。なお操作しなくてもパーティーに入れていれば「武器の熟練度」は上がっていきますが,自ら操作したほうが上がりやすい感じです。
こうした「やりこみ・育成の楽しみ」のため,ストーリーバトルに行き詰まろうがそうでなかろうが繰り返し出撃して育成に熱中してしまうのは「無双系」の大きな醍醐味ですね。
フィールドの話をしましょう。
本作は前作と違ってフィールドがあるのが良いです。フィールドの中に大きな城下町が幾つかあります。当然メインストーリーもあるので,これにより,ドラゴンクエストのナンバリングタイトルと同じようなものを遊んでいる気分になれるのです! つまり「戦闘部分だけがアクションRPGになっているドラクエ」で,『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』と同様ですね。
フィールドでは敵に襲われているNPCを助けて経験値を貰うイベントもあります。逆に言えばフィールドイベントはこれくらいなので,もっとフィールドでイベント,クエストがあるといいですね。次作に期待です。
フィールドではメタルスライム,はぐれメタルと遭遇することがあります。テンションが上がる瞬間で,周りの敵は無視して突っ込んでいってしまいます。(i) すばしこく動き回る,(ii) 回避が高く当たりにくい,という点はあるものの,(iii) ドラクエ本作と違ってすぐには逃げないため,仕留められることが多いです。
フィールドには名前が表示されている「ネームド」がいて強めです。
更に強いのが,攻撃を仕掛けると逃げられなくなる「とても強そうな魔物」です。十分レベルアップして臨みましょう。
モンスターを倒すと「モンスターコイン」を落とすことがあり,その戦場に限って仲間として使役できます。上の画面のスライムナイトは「変身型」で,自分自身が一定時間それに変身します。飛行型もおり,モンスターによってプレイフィールが違って良いですね。強いモンスターのコインは戦況を変えるほど強いです。
「変身型」では自分が居なくなってしまいますが,さまようよろいのような「サポート型」は倒れるまで仲間として戦ってくれます。敵のターゲットになってくれたりもするので,これは頼もしいですね。
上の画面では全員を「サポート型」として出現させています。自分達4人パーティーに加え,12体ものモンスターが味方になっています。残る一種は「アシスト型」ですが,これはダメージを与える,HP or MPを回復してくれるなど短期的効果を出してくれます。自爆してくれる爆弾岩型などが有用です。
さいごに
思いつくまま綴ってきましたが,不満点や,こういう要素があればよかったと思う点を書きます。
(1)武器・防具の鍛造・育成要素がほしい
いわゆるハクスラ要素です。モンハンのようにモンスターを倒して素材を入手し,それで様々な武器を作り,更にそれを素材で強化する要素があればよかったですね。また『戦国無双4』のように直接武器をドロップする要素があっても楽しいと思います。その際やはり武器にはランダムまたは強化で付く追加効果(HP+いくら,など)があることが望まれます。現状では素材によるアクセサリの強化のみがあり,強化内容も一直線です。
この武器・防具の強化,ランダム追加効果といったハクスラ要素はぜひとも次回作には期待したい点です。逆にこういう点の改善がないまま,ただ参戦キャラを増やしただけの次回作は物足りないのかなとも思います。
(2)イライラ要素との兼ね合い
これはアクションゲームと世界観との兼ね合いなので難しい点です。ドラクエには眠らせる,凍らせるなど行動不能にする呪文・技がありますが,これを敵に食らわせるのは爽快であるものの,自分が食らうとアクションゲームなのに動けないというイライラ要素となります。まぁでも,動けなくなったら操作キャラをチェンジすれば良いんですかね。ちょっと自分のプレイスタイルを反省しました笑
さて(2)についてはまさかの自分が反省オチとなりましたが,(1)については要改善要素と言えますので,『ウィッチャー3』『アサクリオデッセイ』には負けるものの,90点を付けたいと思います!(フレイニャの中での)「神ゲー」認定ですね(90〜神ゲー,80〜良ゲー)
分かりやすく言えば「戦闘がアクションになっている,ドラクエナンバリングタイトル相当」と言っても過言ではないクオリティと思いますので,ドラクエ好きはぜひやってみて下さい。
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