フレイニャのブログ

new!!→【ガチ英文法解説】カテゴリ創設! 元鉄緑会社員兼講師の英語・ゲームブログです。ツイッターの相互フォローと,英文法・英単語の質問を(ガチで)募集中です。質問・ミス指摘はコメント欄か,こちらにお願いします→ kfreynya@gmail.com

『鉄壁』未満英単語12(Ov-Ban)

『鉄壁』未満英単語11の続きです。N→E→W→J→O→Bの順で,OからBに入ります。

 

Ov-Oy

oval「楕円(ellipse)

※フランス語で卵はœuf

overcast「雲でどんよりした,本曇りの」>cloudy

overdose「過剰摂取,薬の飲み過ぎ」

※dose は「服用量」といった意味

overestimate「過剰評価する(overrate)

※cannot と組み合わせると「いくら評価してもしすぎることはない」に

overflow「溢れる,氾濫する」

overhear「偶然耳にする,漏れ聞く」

overload「積み過ぎる,過積載,情報過多」

overlord「大君主」

overthrow「転覆させる;(野球)暴投」

overtime「残業の,残業で,残業」

work overtime「残業する」(副詞用例)

スティーヴィー・ワンダーの曲 Overjoyed の歌詞にもなっている over time は「時が経てばいつか」

↓公式です

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overwork「働き過ぎ(る),過労」

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owl「梟」 ※オウルではなくアウル

oyster「牡蠣」

 

Ba-Ban

bachelor「独身男性,学士」

backache「背中・腰の痛み」

bald「禿げた」→bald eagle「ハクトウワシ

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ballot「投票用紙,投票(する)」

bamboo「竹」→bamboo shoots「たけのこ」

bandage「包帯」

bandwagon「楽隊車」jump on the bandwagon「勝ち馬に乗る」

bane「災いの元,毒」

※合成語で「……殺し」の意味になることも。例えば wolfsbane(wolf's bane)「キツネ殺し」とは「トリカブト」のこと。また北欧神話「フンディング殺しのヘルギ」は英語では Helgi Hundingsbane

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FF14に魔法「ベイン」がある(以下の記事参照)

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banish「追放する」

※ban「禁止する」から連想すればよい。vanish「消滅する」はvain「虚しい」から

 

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次回はbarからです。

 

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エルデンリングで英語のお勉強(4)

エルデンリング


フロム・ソフトウェア
神ゲーエルデンリング」をやっていて気付いた英語表現を取り上げて英語のお勉強の足しにするというコーナーです。(3)はこちら

「動画そのn」とは私のゲーム実況動画のことです。実際にそこを観ていただくとセリフの音声も聞くことができます。

 

セリフ編

動画その21の3分1秒あたり

Would you like to enter my service?

「我に仕えるつもりはないか?」

ケネス・ハイトの砦を騎士長から奪還し報告すると褒美の短刀を貰った上でこう言われます。

「私のサービスに入らないか?」→「私のサービスを受けないか?」と誤解してはいけません。動詞 serve には「役立つ,仕える」という意味があり,名詞 service は「兵役,勤務,奉仕」という意味があります。「私の service に入らないか?」というのは「私に奉仕しないか?」という意味です。

なおその僅かあとの3分9秒あたりでは Enter into my serviceenter into... が使われています。enter the building と言えるように enter は他動詞なのですから into は余計と思えるかもしれません。しかし建物・部屋ではなく抽象的状態に入る場合,enter into... が使えます。

 

↓動画その21

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動画その22の17分12秒あたり

Darriwil is nothing but a traitor.

「ダリウィルは,裏切り者でな」

ブライヴのセリフです。

but... には「……以外」の意がありますので nothing but... は「……以外の何物でもない物」「……以外の何者でもない者」です。人間の場合 nobody but... もあります。nothing but は「何者(いかなる存在)であるか」,nobody but は「誰であるか」を言う時に使うのでしょう。

 

↓動画その22

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動画その39の3分6秒あたり

I can make nothing from scratch, but I'm happy to make adjustments to your garments.

「まだ,ゼロから仕立てることはできませんが,衣装の調整なら,何なりとお申し付けくださいませ」

ボックのセリフです。ボックの母親はお針子で,ボックもお針子(seamster)として主人公に仕えたいと申し出ました。

from scratch は「ゼロから,無一文の状態から」,make adjustments to... は「……に調整を加える」,garments は「衣服」という意味です。

 

↓動画その39

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動画その39の3分36秒あたり

I am your personal seamster after all.

「オイラは,ご主人さまのお針子なんですから!」

ボックのセリフです。

after all といえば「結局」が有名ですが,ぜひ「だって……なんですから」「なにしろ……なのですから」を覚えておきましょう。ボックのセリフのように文尾に付けてもいいし,文頭で After all, ... と言っても OK です。

 

動画その39の5分55秒あたり

For a small donation, I'd be happy to share my knowledge.

「お前さんが恵んでくれたら,替わりにそれを教えたっていいんだ」

イリス教会にいるトープスのセリフです。

donation は「寄付。寄付金」。donor「寄贈者,ドナー」から覚えるのが有効です。今回の for は〈交換の for〉と言われるもので「……と引き換えに」と訳せます。for a small donation は「少額の寄付と引き換えに」という意味ですが,彼が求めるのはたったの10ルーン。彼は乞食のような生活を送っていそうですね。

 

 

名前編

動画その22の16分45秒あたり

My name is Blaidd.

ブライヴの自己紹介なんですが……英語では「ブライズ」なんです。blaidd を Wiktionary で引くウェールズ語で wolf の意とあります。発音は /blaið/ です。「ブライズ」の「ズ」は濁った th の発音です。

 

↓動画その22

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動画その37の16分57秒あたり

I'm Patches. Patches the Untethered.

「俺はパッチ。フーテンのパッチだ」

tether は「繋ぐ」という意味です。馬を木などに繋いでおく場合,tether を使います。インターネット用語の「テザリング」の元になっている語です。

untethered は「繋がれておらず,自由だ」という意味で,「フーテン(職に就かずぶらぶらしている人)」と訳されています。

 

↓動画その37

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今回も7つ紹介できました。また貯まったら(5)として上げたいと思います。

 

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エルデンリングで英語のお勉強(3)

エルデンリング


フロム・ソフトウェア
神ゲーエルデンリング」をやっていて気付いた英語表現を取り上げて英語のお勉強の足しにするというコーナーです。(2)はこちら

「動画そのn」とは私のゲーム実況動画のことです。実際にそこを観ていただくとセリフの音声も聞くことができます。

 

セリフ編

動画その16の7分53秒あたり

Help me. I'm stuck.

「助けてくれー 嵌(はま)ってしまったんだー」

アレキサンダーのセリフです。

stick は「棒,ステッキ」という意味が最も有名ですが,「突く,くっつける」の意味もあります。日本語で「突く」と「くっつける」の「つく」が共通しているのが興味深いですね。

stuck はこの過去分詞で「くっついて取れなくなってしまった」「嵌って抜けなくなってしまった」「動けなくて立往生してしまった」などの意味があります。

ゲームのこのシーンで,壷の戦士(warrior jar)であるアレキサンダーは,体が土の中にめり込んでしまって出られなくなっているのです。そこで主人公に助けを求め,尻のあたりを叩いてもらうことで脱出します。

↓動画その16

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動画その16の8分39秒あたり

I am Alexander, also known as Iron Fist.

「俺の名はアレキサンダー。またの名を鉄拳と言う」

アレキサンダーの自己紹介です。

known as... は「……として知られる」という意味であり,also known as... は「また……としても知られる」です。この略がたまに見るakaa.k.a. というものです。aka を見たら「別名……」と理解しましょう。

 

 

動画その17の2分28秒あたり

Heed my warning. The village here has been touched by death. And worse yet, it is home to a "mariner." If you value your life, then go no further.

「ひとつ,忠告しておこう。この先の村には,死が蔓延っている。おそらくは『船』もいるだろう。無駄に屍を晒す趣味がなければ,近付かぬことだ」

「私の忠告を聞け。ここの村は死に侵されている。さらに悪いことに『船』が棲みついている。命を惜しむなら,近付かぬことだ」

Dのセリフです。

heed は「……を心にとどめる,……に気を付ける」。touch は「感動させる」という意味もありますがここでは「影響を及ぼす,害を与える」。A is home to B は「A は B の生息域である」

go further は「より遠くへ行く」ですが,これに「どれくらい遠くへ行くのか」の差分として no が置かれています(比較級の直前に置く)。no は「ゼロ」ですから「ゼロだけ遠くへ行け」つまり「一歩も近づくな」ということになります。

このDの声優さん,声がいいですね。

 

↓動画その17

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動画その17の18分46秒あたり

Grant me succor.

「黄金樹よ!我にもたらしたまえ!」

ケネス・ハイトのセリフです。grant は「叶える」,succor は「援助」で,「我に援助を与えよ」,要するに「助けてくれ」をカッコよく言っているのです。

このケネス・ハイト,何か憎めませんよね。

なお「サッカー」は soccer です。society と関係しているため最初が society と同じ soc となります。これに対し succor は恐らく「下から支える」というイメージで「下」の sub [suc, sus] から始まります。submarine「潜水艦」や suspect「(下に見る→)疑惑の目で見る」などに使われている接頭辞です。

発音も微妙に違って succor「援助」の場合は cut などに使われる /ʌ/,soccer「サッカー」の場合は「アメリカ英語でア(ー),イギリス英語でオ」と発音する「ア」です。イギリス英語ではサッカーは「ソカ」です。

 

動画その18の0分10秒あたり

The help is very much appreciated, even from a Tarnished.

「褪せ人とて歓迎するぞ」

「褪せ人からの援助だってとても有難いのだ」

ケネス・ハイトのセリフです。ケネスは自分の砦を血に飢えた騎士長に奪われたので誰の手でも借りたいのです。

appreciate は「本当の価値が分かる,有難く思う;鑑賞する」です。“prec” の部分は price や precious と同じ「価値」を表す語幹です。I appreciate the help.「私はその助けを有難く思う」が受け身になって The help is appreciated. となっています。

even は「さえ,すら,も」。「Tarnished からですらも」→「援助を感謝する」というわけです。

 

動画その18の0分29秒あたり

I would have a boon of you.

「お主に頼みがある」「頼み事を聞いてほしい」

ケネス・ハイトのセリフです。

I would have... は「……が欲しい」を遠まわしに言ったものです。boon は「恩恵,利益,賜物」という意味です。of は from のように理解して下さい。つまり「あなたから恩恵が欲しい」と言っているのです。I would have a boon of you. は May I ask a favor of you? と実質同義で,恐らくそれをキザに言ったセリフなのでしょう。

 

動画その18の1分52秒あたり

... only to lick her boots, rather than die like a man.

「結果男らしく死ぬより,彼女のブーツを舐めた」

ケネス・ハイトのセリフです。

ケネスの砦を奪った血に飢えた騎士長はストームヴィルから来たのですが,ストームヴィルの支配者はゴドリックです。ケネスは,というか大抵の人がこのゴドリックを軽蔑しています。ゴドリックはラダーンを恐れて逃げ,マレニアを侮って戦いを仕掛けたら大敗し,「結果彼女の足を舐めて服従を誓った」というわけです。

only to-V は「その結果 V する」です。lick one's boots は「……のブーツを舐める」ですが,「ぺこぺこする」といった意味の比喩でしょう。

 

↓動画その18

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今回も7つ紹介しました。このゲームの声優陣は声がいい人が多いです(お気に入りはD)。ぜひ動画で聞いてみてください。

 

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アーサー王と騎士達(13)

アーサー王と騎士達(12)」の続きで,第5章に入ります。

 

Sir Balin Smites the Dolorous Stroke, and Fights with his Brother, Sir Balan

 

Now there was a knight at the court more envious than the others of Sir Balin, for he counted himself one of the best knights in Britain. His name was Lancear; and going to the king, he begged leave to follow after Sir Balin and avenge the insult he had put upon the court. “Do thy best,” replied the king, “for I am passing wroth with Balin.”

さて,宮廷には他の騎士達よりとりわけベイリン卿を羨む騎士がいた。というのも彼は自分が英国最良の騎士の1人であると考えていたからだ。彼の名はランサーと言った。王の許へ行き,ベイリン卿を追いかけ,彼が宮廷に恥をかかせた復讐をする許可を乞うた。「存分にやれ」と王は答えた。「というのもベイリンには腹が立って仕方がないのだ」

count O Ccount O as C で「OをC(の1つ)とみなす」という意味になります。

 

In the meantime came Merlin, and was told of this adventure of the sword and lady of the lake.

“Now hear me,” said he, “when I tell ye that this lady who hath brought the sword is the falsest damsel living.”

そうこうするうちにマーリンがやって来て,例の剣と湖の貴婦人の話を聞かされた。

「聞いて下さい」彼は言った。「あの剣を持ってきた女はこの世で最も嘘つきの女です」

・「私の話を聞いて下さい」は Listen to me. のほか,Hear me (out). でも言うことができます。〈listen to と交換可能な hear〉(ジーニアス英和辞典)です。また Hear me? は「聞いてるか?」という意味になります。映画などでよく耳にしますね。You hear? とも言うようです。

 

“Say not so,” they answered, “for she hath a brother a good knight, who slew another knight this damsel loved; so she, to be revenged upon her brother, went to the Lady Lile, of Avilion, and besought her help. Then Lady Lile gave her the sword, and told her that no man should draw it forth but one, a valiant knight and strong, who should avenge her on her brother.

「そう言うなよ」その場の騎士達は答えた。「貴婦人には優れた騎士の兄弟がいるんだが,彼がこの少女が愛していた騎士を殺したんだ。それで少女は彼女の兄弟に復讐するためにアヴァロンの貴婦人ライルの所に行き,助けを求めたんだ。すると貴婦人ライルは彼女に例の剣を持たせ,勇敢で強い騎士だけがその剣を抜けること,その剣が兄弟に復讐することを告げたんだ」

・複雑で面喰いましたが,最初の shethis damsel が違う人を指していると取れば,she=湖の貴婦人this damsel=剣を持ってきた少女,ということになり,湖の貴婦人の兄弟が少女の恋人を殺したことになります。

 

This, therefore, was the reason why the damsel came here.” “I know it all as well as ye do,” answered Merlin; “and would to God she had never come hither, for never came she into any company but to do harm; and that good knight who hath achieved the sword shall be himself slain by it, which shall be great harm and loss, for a better knight there liveth not; and he shall do unto my lord the king great honour and service.”

「だから少女はここに来たんだよ」「その事は僕も卿等と同じくらいよく分かっているさ」マーリンは答えた。「そして彼女が二度とここへ来ないことを神に願いたいね。彼女が誰の所に来ようとも災いを招くのが目的なんだから。そして剣を手に入れたあの優れた騎士は自らがその剣で殺されるだろう。その事は大きな害悪で損失だ。彼よりも優れた騎士はいないんだから。そして彼はわが君である王に大きな名誉をもたらし,良く尽くすだろうから」

would には古くは動詞用法があり,would to God は「神に願う」という意味です(I が省略されている)。Would that...=I wish...「……であればなあと思う」です。

but には「……以外」という意味があり,never... but to-V は「V するため以外に決して……しない」ですから,「……するときは必ずや V することが目的だ」と同意になります。 

 

Then Sir Lancear, having armed himself at all points, mounted, and rode after Sir Balin, as fast as he could go, and overtaking him, he cried aloud, “Abide, Sir knight! wait yet awhile, or I shall make thee do so.”

Hearing him cry, Sir Balin fiercely turned his horse, and said, “Fair knight, what wilt thou with me? wilt thou joust?”

それからランサー卿は全身武装して馬に乗り,全速でベイリン卿を追いかけ,彼に追いつき,大声で叫んだ。「止まられい騎士殿! しばし待たれよ。さもなくば力ずくで止めますぞ」

彼が叫ぶのを聞くと,ベイリン卿は荒々しく馬首を返し,言った。「騎士殿,私に何の用だ? 馬上試合でもするのか?」

 

“Yea,” said Sir Lancear, “it is for that I have pursued thee.”

“Peradventure,” answered Balin, “thou hadst best have staid at home, for many a man who thinketh himself already victor, endeth by his own downfall. Of what court art thou?”

“Of King Arthur’s court,” cried Lancear, “and I am come to revenge the insult thou hast put on it this day.”

「そうだ」ランサー卿は言った。「そのために貴殿を追ってきた」

「もしかすると君は」ベイリンは答えた。「家にいた方が良かったかもな。というのも自分がもう勝ったと思うような大勢の男達が,滅んで死んで来たのだからさ。どこの宮廷の者だ?」

アーサー王の宮廷だ」ランサー卿は叫んだ。「お前が今日,宮廷にかけた不名誉を晴らすためにここにいるのだ」

had better V「V した方がいい」はご存知かと思いますが,had best V「V するのが一番だ」というのもあります。

 

“Well,” said Sir Balin, “I see that I must fight thee, and I repent to be obliged to grieve King Arthur or his knights; and thy quarrel seemeth full foolish to me, for the damsel that is dead worked endless evils through the land, or else I had been loath as any knight that liveth to have slain a lady.”

「なる程」ベイリン卿は言った。「君とは戦わねばならんようだな。アーサー王と騎士達を悲しませるような事をせざるを得なかったことを悔やむよ。そして君の言い分は全く愚かに思える。というのも死んだ乙女は国中に絶えず害を与えてきたのだ。そうでもなければ,女性を殺すなんてどんな騎士よりも気が進まなかったろう」

quarrel は「けんか,口論」ですが「けんかの言い分」という意味もあるようです。

 

“Make thee ready,” shouted Lancear, “for one of us shall rest for ever in this field.”

But at their first encounter Sir Lancear’s spear flew into splinters from Sir Balin’s shield, and Sir Balin’s lance pierced with such might through Sir Lancear’s shield that it rove the hauberk also, and passed through the knight’s body and the horse’s crupper. And Sir Balin turning fiercely round again, drew out his sword, and knew not that he had already slain him; and then he saw him lie a corpse upon the ground.

「準備は良いか」ランサーは叫んだ。「どちらか一方がこの野で永遠の眠りにつくのだ」

しかし最初の衝突でランサー卿の槍はベイリン卿の盾によって粉々になり,ベイリン卿の槍が余りに強い力でランサー卿の盾を貫いたので鎖帷子を破り,ランサー卿の体と馬の尻を貫いた。そしてベイリン卿は荒々しく回頭し,既にランサー卿が死んでいることに気付かずに剣を抜いた。それから彼が死体となって地面に横たわっているのに気付いた。

FF11ホーバージョンとホーバークという優れた胴防具があるのですが,haubergeon, hauberk は「鎖帷子」という意味です。

wiki.ffo.jp

 

At that same moment came a damsel riding towards him as fast as her horse could gallop, who, when she saw Sir Lancear dead, wept and sorrowed out of measure, crying, “O, Sir Balin, two bodies hast thou slain, and one heart; and two hearts in one body; and two souls also hast thou lost.”

Therewith she took the sword from her dead lover’s side — for she was Sir Lancear’s lady-love — and setting the pommel of it on the ground, ran herself through the body with the blade.

まさにその時,ある少女が馬で全速力で駆けて来て,ランサー卿が死んでいるのを見ると,極めて激しく涙を流し,悲しみ,こう叫んだ。「おおベイリン卿,貴方は2人も殺しました。そして1人の心も。そして1人の中にある2つの心も。貴方はまた,2つの魂を失ったのです」

そう言って彼女は死んだ恋人の脇から剣を取り出し — というのは彼女はランサー卿の恋人だったので — その柄の頭を地面に置き,体を刃の上に走らせた。

out of measure, beyond measure, above measure は「法外に,極度に」という意味です。「寸法を超えて,測れない程」というイメージです。

 

When Sir Balin saw her dead he was sorely hurt and grieved in spirit, and repented the death of Lancear, which had also caused so fair a lady’s death. And being unable to look on their bodies for sorrow, he turned aside into a forest, where presently as he rode, he saw the arms of his brother, Sir Balan. And when they were met they put off their helms, and embraced each other, kissing, and weeping for joy and pity. Then Sir Balin told Sir Balan all his late adventures, and that he was on his way to King Ryence, who at that time was besieging Castle Terrabil. “I will be with thee,” answered Sir Balan, “and we will help each other, as brethren ought to do.”

ベイリン卿は彼女が死んだのを見ると心の中で大変傷つき悲しみ,ランサー卿を殺し,その結果美しい女性を死なせたことを後悔した。そして悲しみの余り彼らの死体を見ることができず,脇へ逸れて森へ入り,馬を走らせながらやがて兄弟のベイランの武具が見えた。彼らは出会うと互いの兜を脱ぎ,互いに抱き合い,キスをし,喜びやら悲しみやらで涙を流した。それからベイリン卿はベイラン卿に最近の冒険の全てを語り,当時テラビル城を包囲していたライエンス王の許へ行くと言った。「僕も一緒に行く」とベイラン卿は言った。「互いに助け合おう。兄弟ってそう言うもんだろ」

・『アルスターの猟犬』で「クー・フーリンとフェルディアが決闘のたびにキスをしあったという記述から彼らが同性愛であったとの説があるが,このキスは恋人同士のキスではなく挨拶のキスではないか」といったことを述べました。つまりハグし合い,頬同士を近づけて「チュッ」という音だけを出すというものです。

brethren は「同業者仲間,同志」という意味ですが,元は brother の古風な言い方であり,実際ベイリンとベイランの関係からして,ここは「兄弟」と訳しました。

 

Anon by chance, as they were talking, came King Mark, of Cornwall, by that way, and when he saw the two dead bodies of Sir Lancear and his lady lying there, and heard the story of their death, he vowed to build a tomb to them before he left that place. So pitching his pavilion there, he sought through all the country round to find a monument, and found at last a rich and fair one in a church, which he took and raised above the dead knight and his damsel, writing on it — “Here lieth Lancear, son of the King of Ireland, who, at his own request, was slain by Balin; and here beside him also lieth his lady Colombe, who slew herself with her lover’s sword for grief and sorrow.”

間もなく偶然にも,彼らが話しているとコーンウォールのマーク王がその道を通り,ランサー卿と恋人の死体が横たわっているのを見て,彼らの死にまつわる話を聞くと,その地を離れる前に,彼らの為に墓を作ると誓った。そこでそこに陣を張り,国中に記念碑を探し求め,ある教会に立派で美しい記念碑があると知り,それを持ってきて死んだ騎士と恋人を埋めた土の上に建て,そこにこう記した。「ここにアイルランド王の息子,ランサーが眠る。自ら望んでベイリンに挑み,殺された。彼の傍にはまたコロンベ嬢も眠る。悲しみにより恋人の刃で自決せり」

 

Then as Sir Balin and Sir Balan rode away, Merlin met with them, and said to Balin, “Thou hast done thyself great harm not to have saved that lady’s life who slew herself; and because of it, thou shalt strike the most Dolorous Stroke that ever man struck, save he that smote our Lord. For thou shalt smite the truest and most worshipful of living knights, who shall not be recovered from his wounds for many years, and through that stroke three kingdoms shall be overwhelmed in poverty and misery.”

それからベイリン卿とベイラン卿は馬で出発すると,マーリンが彼らと出会った。マーリンはベイリンに言った。「君は自決したあの女性の命を救わなかったことで自らに大きな害をもたらしたぞ。それゆえに君は,わが君を討った者を除き,人がなした中で最も嘆かわしい一撃を喰らわすことになろう。というのは君はこの世に存在する騎士達の中で最も誠実で立派な者を討ち,その者は何年もその傷が癒えず,その一撃のせいで3つもの王国が貧困と惨めに打ちひしがれるだろう」

Dolorous Stroke ウィキペディアでは「嘆きの一撃」と訳されています。今回 the most の後に続いて最上級になっているので「最も嘆かわしい」としておきました。しかしそのせいで3つの王国が没落するとは,恐ろしい予言をマーリンはしたものですね。

 

“If I believed,” said Balin, “what thou sayest, I would slay myself to make thee a liar.”

At that Merlin vanished suddenly away; but afterwards he met them in disguise towards night, and told them he could lead them to King Ryence, whom they sought. “For this night he is to ride with sixty lances only through a wood hard by.”

「君が言うことを仮に私が信じるならば,君の予言を外すために自決しよう」とベイリンは言った。

それを聞くとマーリンはすぐに消え去ったが,のちほど彼は変装して2人に夜に出会った。そして彼らに,貴方がたが探しているライエンス王の許に案内しましょうと言った。「というのも今夜彼は,60人だけの槍兵を率いて近くの森を馬で通る予定なのですよ」

・この is to 〈予定を表す be to〉でしょう。

 

So Sir Balin and Sir Balan hid themselves within the wood, and at midnight came out from their ambush among the leaves by the highway, and waited for the king, whom presently they heard approaching with his company. Then did they suddenly leap forth and smote at him and overthrew him and laid him on the ground, and turning on his company wounded and slew forty of them, and put the rest to flight. And returning to King Ryence they would have slain him there, but he craved mercy, and yielded to their grace, crying, “Knights full of prowess, slay me not; for by my life ye may win something?but my death can avail ye nought.”

そこでベイリン卿とベイラン卿はその森に潜伏して,真夜中頃に潜伏地点から木々の葉をかき分けて大通りに出てきて王を待った。間もなく王が部下を引き連れて近づいてくるのが聞こえた。それで2人はいきなり跳び出て,彼に切りかかり,彼を地面に押し倒し,部下達を攻撃して負傷させ,60人のうち40人を討ち取り,残りを敗走させた。そして殺すつもりだったライエンス王の所に戻ると,王は慈悲を乞い,彼らの厚意に身を委ね,「立派な技量を持った騎士達よ,私を殺すなかれ。私を生かせば得るものがあるぞ? 私を殺しても何の得にもならぬ」と叫んだ。

whom presently they heard approaching は少し難しいかもしれませんが,whom は and [but, for] him と言い換えられます。presently「やがて,間もなく」を省くと,whom they heard approaching and they heard him approaching「そして彼らは彼が近づいてくるのが聞こえた」です。関係代名詞+知覚動詞の問題ですね。試験問題になり得ると思います。

put O to flight は「O を敗走せしめる」です。ここでの flight は「飛行(便)」ではなく「逃走」です。the rest は「残り(の20人)」ですね。

 fly「飛ぶ」→flight「飛行(便)」

 flee「逃げる」→flight「逃走」

 

“Ye say truth,” said the two knights, and put him in a horse-litter, and went swiftly through all the night, till at cock-crow they came to King Arthur’s palace. There they delivered him to the warders and porters, to be brought before the king, with this message — “That he was sent to King Arthur by the knight of the two swords (for so was Balin known by name, since his adventure with the damsel) and by his brother.” And so they rode away again ere sunrise.

「貴方の言う通りだ」と2人の騎士は言って,彼を馬の敷き藁に乗せて,迅速に夜じゅう駆けて,夜明けにはアーサー王の宮廷に到着した。そこで2人はライエンス王を門衛の所に運び,以下の伝言を添えてアーサー王の許へ運ばせた。「ライエンス王は双剣の騎士(ベイリンは少女の剣を手に入れたことから双剣の騎士と呼ばれていた)とその兄弟によってアーサー王の許へ運ばれた」 そして2人は日の出前にまた馬で去った。

 

Within a month or two thereafter, King Arthur being somewhat sick, went forth outside the town, and had his pavilion pitched in a meadow, and there abode, and laid him down on a pallet to sleep, but could get no rest. And as he lay he heard the sound of a great horse, and looking out of the tent door, saw a knight ride by, making great lamentation.

それから1,2ヶ月以内にアーサー王は体調が思わしくなくなり,街の外へ出て,牧場に陣幕を張らせ,そこに住んで藁布団を敷いて自らを寝かせたが,休むことができなかった。横になっていると彼は大きな馬の音を聞いて,陣幕の入口から外を見ると,1人の騎士が大きく嘆きながら馬でやって来るのが見えた。

 

“Abide, fair sir,” said King Arthur, “and tell me wherefore thou makest this sorrow.”

“Ye may little amend it,” said the knight, and so passed on.

Presently after Sir Balin, rode, by chance, past that meadow, and when he saw the king he alighted and came to him on foot, and kneeled and saluted him.

「待ち給え騎士殿」アーサー王は言った。「どうしてそんなに嘆いておるのだ」

「貴方に話しても無駄です」と騎士は言い,過ぎ去った。

それから間もなくしてベイリン卿がたまたま牧場を通り,アーサー王を見かけると下馬して徒歩で彼の許にやって来て,跪いて挨拶をした。

therefore は「それゆえ」。wherefore は「なにゆえ」です。

 

“By my head,” said King Arthur, “ye be welcome, Sir Balin;” and then he thanked him heartily for revenging him upon King Ryence, and for sending him so speedily a prisoner to his castle, and told him how King Nero, Ryence’s brother, had attacked him afterwards to deliver Ryence from prison; and how he had defeated him and slain him, and also King Lot, of Orkney who was joined with Nero, and whom King Pellinore had killed in the battle. Then when they had thus talked, King Arthur told Sir Balin of the sullen knight that had just passed his tent, and desired him to pursue him and to bring him back.

「私の首にかけて」アーサー王は言った。「君を歓迎する,ベイリン卿よ」 そして王は彼に,ライエンス王に復讐をしたことに対して,また彼を迅速に捕虜として宮廷に連れてきたことに対して心から感謝を述べた。そしてアーサーはベイリンに,ライエンスの兄弟であるネロ王がライエンスを囚われの身から救い出すために後ほど攻撃してきたこと,そしてネロと,ネロに加勢したオークニーのロト王を打ち負かして返り討ちにしたことを語った。ロト王はペリノア王が戦闘で討ち取ったとのことだった。そしてこのように語らう間,アーサー王はベイリン卿に,たった今陣幕を通った陰鬱な騎士の話をした。そしてその騎士を追って連れ帰ってほしいと頼んだ。

ウィキペディアで「ペリノア王」を引くと「アーサー王ロット王との戦争ではアーサー王側に参加。見事,ロット王を討ち取るという功績を挙げる。しかし,これによってロット王の息子,ガウェイン卿らに恨みをかい(以下略)」とあります。

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次回も第5章の続きです。お楽しみに!

 

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エルデンリングで英語のお勉強(2)

エルデンリング

フロム・ソフトウェア神ゲーエルデンリング」をやっていて気付いた英語表現を取り上げて英語のお勉強の足しにするというコーナーです。(1)はこちら

「動画そのn」とは私のゲーム実況動画のことです。実際にそこを観ていただくとセリフの音声も聞くことができます。

 

セリフ編

動画その8の8分12秒あたり

If you could afford to wait for a while, I could sneak back into the cave and bring back something...

「少し待ってもらえるなら,また洞窟に忍び込んで何か取って来るけど……」

ボックのセリフです。

can afford to-V は「V する(経済的・時間的・精神的)余裕がある」です。

↓動画その8

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動画その12の4分55秒あたり

I've been testing you, to see whether or not Grace truly does guide you.

「あなたを試していました。祝福が本当にあなたを導いているか確かめる為に」

メリナのセリフです。

see whether... は「……かどうか確かめる」という意味で,×look whether... とは言いません。この場合は look and see whether... とします(『ジーニアス英和辞典』)

whether 以外では look は OK のようで,例えば Look who's talking! は「どの口が言う?」という意味です。

 

↓動画その12

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動画その12の8分55秒あたり

She's such a little tomboy.

ディアロスが従士のラニアのことを言ったセリフです。

tomboy とは「おてんば」という意味です。私はウルティマオンラインで女性キャラのニックネームに Tomboy と付けていました。

 

動画その12の13分49秒あたり

Circumstances have compelled my stay at Round Table Hold.

「事情により円卓砦に滞在することになりました」

フィアのセリフです。

circumstances have compelled とは「事情が強制した」という意味で,日本語では「事情により……せざるを得なくなった」のようにするのが自然です。英語は日本語より無生物を主語にすることが多いのです(無生物主語構文,物主構文)

compel の過去形で l を重ねるのは基本原則です。〈短母音+子音字〉で終わり,かつそこに第一強勢がある単語は,規則変化の場合,過去形・過去分詞でその子音を重ねます。例を見ましょう。

occur・・・〈短母音u+子音字r〉で終わり,かつ cur に第一強勢があるため,r を重ねて occurred となります。

develop・・・〈短母音o+子音字p〉で終わりますが,lop ではなく vel に第一強勢があるため,p は重ねず developed です。

limit・・・〈短母音i+子音字t〉で終わりますが,mit ではなく lim に第一強勢があるため,t は重ねず limited です。

omit・・・〈短母音i+子音字t〉で終わり,かつ mit に第一強勢があるため,t を重ねて omitted です。

なお紙面を節約する必要のある紙辞書などでは,「過去形・過去分詞の場合 t を重ねる」というのを (-tt-) と略記します(『ジーニアス英和辞典』で確認)

 

動画その12の13分56秒あたり

Would you allow me to hold you, but briefly?

「ほんの一時,私に抱かれてくれませんか?」

フィアのセリフです。フィアにハグされることで「帳の恩寵」というバフを貰えます。

allow 人 to-V で「人が V するのを許可する」という意味です。○permit 人 to-V とも言えますが,×admit 人 to-V とは言えません。admit は「入ること[入場,入学など]を許可する」の意味だからです。

but にはそれ単体で「ほんの(only)」の意味があります。but briefly=only briefly です。

 

動画その12の14分58秒あたり

Come back to me, should you require another.

「また必要になったらいらしてください」

フィアのセリフです。「帳の恩寵」が切れたら,またハグしてもらうことで「帳の恩寵」が貰えるので,こう言っています。

仮定法の If 節から If を省略すると倒置になります。例えば

If I were a bird,「もし私が鳥だったら」

=Were I a bird,

If you should fail,「万一あなたが失敗したら」

=Should you fail,

です。このセリフの should you require anotherif you should requie another「万一また欲しくなったら」です。

 

動画その16の2分35秒あたり

Why should that matter?

「それがなんだというのじゃ」「いったいどうしてそれが重要かい?」「そんなことどうでもいいんじゃ」

嵐の丘にいる,指を読んでくれる婆さんのセリフです。

一つ前のセリフの紹介で if you should V は「万一あなたが V したら」というものがありました。if 節中に should を使うと「万一」の意味になります。今回の should は疑問詞 what, who, why などを強めて「いったい」の意味になるものです。またここの matter は「重要である」という意味の自動詞です。should には「はず」の意味があるので,Why should that matter? は「何故それが重要であるはずがあろうか?」と理解することができ,「いったいぜんたい」のようなニュアンスを生むわけです。それでゲームでは「それがなんだというのじゃ」と訳されています。

さてそこから,if 節中の should が「万一」になることも考えてみましょう。疑問詞を使った疑問文(特別疑問文という)では should は「はずがあろうか?」→「はずがない」というニュアンスを持ちました。そこから,if 節中で should が使われた場合,「起こるはずのないことがもし起こったら」というニュアンスで「万一」となるのでしょう。

↓動画その16

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今回も7つ紹介できました。また溜まったら「その3」としてあげたいと思います。

 

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『ウィッチャー』英単語ノートその28

振り子

巨大な振り子で練習するシリラ(ウィッチャー3より)

『ウィッチャー』原作小説を読み,お役に立ちそうor面白そうな単語を紹介するコーナーです。その27はこちら

 

(271) wobble「ぐらぐらする,よろめく,動揺する」

またランバートがシリラを特訓し,Don't wobble!「ぐらぐらするな」と言っています。トリスとランバートの仲は悪いですが,シリラとランバートの関係は良いようですね。

 

(272) How many times do I have to tell you?「何度言えば分るんだ」

ランバートの叱咤です。直訳は「私は何度言わなければなりませんか?」です。

 

(273) At last!「やっとか」

直後に That's it!「そうだ,それでOKだ」があるため,「ようやく俺の言った動きができたか」というランバートの承認の言葉と思われます。つまりようやく思ったようなことになった時に,at last が使えるわけです。これに関して,以前FF14でマッチングした時に,一緒になった外人がいきなり挨拶ではなく,Finally! と言ったんですね。それに私が笑ったので,友人がどういう意味?って聞いてきたので教えてあげました。多分その外人は長い間(多分1時間とか)マッチング待ち(FF14 用語ではシャキり待ち)していたので,「やっと揃った(マッチングした)」という意味で Finally! と言ったのでしょう。

 

(274) If ifs and ands were pots and pans.「もしとかたらとか言うんじゃねぇ」

諺です。ifs and ands は「たられば」といった意味。完全版は If ifs and ands were pots and pans, there would be no work for tinkers.「たらればが鍋になるのなら,鋳物屋の仕事はなくなる」で,架空の話をするんじゃないという意味です。

 

なおこのあとランバートが「疲れたから休憩する。降りてこい」と言うのに対し,シリラが Turning a somersault?「宙返りで?」と訊きます。これ,『ウィッチャー3』ではシリラがゲラルトに訊く言葉ですね。但しあのシーンはゲラルトの夢の中でした。

 

(275) to one's heart's content「心ゆくまで」

one's とは your とか my のことです。シリラが新しい剣に慣れたいと言って剣を振り回すのに対し,トリスが心ゆくまで振り回していいから外でやって頂戴と頼んでいます。

 

(276) arrhythmic「リズム感のない,不整脈の」

rhythm「リズム」→rhythmic「リズム感のある,律動的な」に打消しの a が付き,r がダブったのでしょう。ゲラルトによるシリラの訓練で出てきた言葉です。

 

(277) equilibrium「平衡,均衡」

ゲラルトがシリラに「柄を固く握るな。意識が散漫になり平衡を失う」とアドバイスしています。この語は FF14 の戦士のアビリティの名でもある為,以下でも紹介しています。

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(278) displacement「転位,置換,解任」

簡単に言うと「場所替え」ですね。これもゲラルトのシリラに対するアドバイスで,恐らく「さっと飛び退く」か,「相手と場所を交換する」という回避技と思われます。FF14赤魔道士が「デプラスマン」という技を持ちますが,フランス語風発音でしょう。英語では「ディスプレイスマント」です。

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(279) impetus「勢い,弾み,刺激」

ゲラルトのシリラへのアドバイスのキーワードです。gain (some) impetus「勢い・弾みを得る」。恐らく全ての語に言えますが,この語も「物事に弾みがつく」といった比喩的な意味に使えます。

 

(280) screw (up)「歪める」

screw は「ねじ,ねじで取り付ける」また「ねじる」ことから「(顔などを苦痛・まぶしさから)歪める」の意味があります。ゲラルトがシリラにアドバイスしている途中で「なんで鼻を曲げてるんだ?」と言っています。シリラの「よく呑み込めない」という不満の表情なのでしょう。

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トリスとの議論が決着した後,ランバート,ゲラルトによるシリラへの特訓の日々が描写されています。ある意味平和な日々が続いています。316ページ中101ページです。

 

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アーサー王と騎士達(12)

アーサー王と騎士達(11)」の続きで,第4章の最後です。

 

Now by chance there was at that time a poor knight with King Arthur, who had been prisoner at his court for half a year and more, charged with slaying unawares a knight who was a cousin of the king’s. He was named Balin le Savage, and had been by the good offices of the barons delivered from prison, for he was of good and valiant address and gentle blood. He being secretly present at the court saw this adventure, and felt his heart rise high within him, and longed to try the sword as did the others; but being poor and poorly clad, he was ashamed to come forward in the press of knights and nobles. But in his heart he felt assured that he could do better — if Heaven willed — than any knight among them all.

さてたまたま当時,アーサー王の傍には貧しい騎士がいて,それと知らず王の従兄弟の一人を殺した罪で,半年以上王の宮廷で囚人となっていた者がいた。野蛮なベイリンと呼ばれ,貴族達の厚意で牢獄から出されていた。というのも優れて勇敢な態度の持ち主であり,家柄も良かったからである。彼は密かに宮廷にいてこの珍しい事件を目にしていて,心が高鳴るのを感じており,他の者と同様に剣を抜くのを試して見たいと切望した。しかし貧しく身なりもみすぼらしく,並み居る騎士・貴族達の間に名乗り出る勇気がなかった。しかし心の中で,彼らの中のどの騎士よりもうまくやる — 天意が許す限り — という自信があった。

ベイリン(Balin)には「双剣の騎士」という渾名もあります。また兄弟はベイラン(Balan)です。

by [through] the good offices of... は「……の厚意により」という意味です。office を「事務所」と訳すと珍訳となるので,英語マニアの間では有名な熟語だと思います。身の回りに英語マニアだという人がいたら意味を問うてみてください。

gentle blood を初め「穏やかな気質」と訳し,「野蛮なベイリンなのに気質が穏やかとは変だな」ともう一度調べなおすと,「良き家柄」として載っていました。辞書を引くのを疎かにしてはいけませんね。

 

So as the damsel left the king, he called to her and said, “Damsel, I pray thee of thy courtesy, suffer me to try the sword as well as all these lords; for though I be but poorly clad, I feel assurance in my heart.”

The damsel looking at him, saw in him a likely an honest man, but because of his poor garments could not think him to be any knight of worship, and said, “Sir, there is no need to put me to any more pain or labour; why shouldst thou succeed where so many worthy ones have failed?”

そこで少女が王の許を去ると,彼は彼女に呼びかけて「お嬢さん,貴方にお願いがあります。あの騎士達と同じように,私にも剣を抜かせて下さい。私は身なりはみすぼらしいですが,心の中で自信があるのです」と言った。

少女は彼を見ると,彼が本当に誠実な男のように見えたが,衣服がみすぼらしいために彼が尊敬に値するような騎士とは思えなかった。それで「騎士様,これ以上私を苦しめたり苦労させる必要はありません。立派な騎士様達が上手くいかなかったのに,貴方まで続く必要はありませんわ」

suffer には「苦しむ,(被害・敗北)を被る」といった意味がありますが,suffer 人 to-V「人に V させる」という意味もあります。

 

“Ah, fair lady,” answered Balin, “worthiness and brave deeds are not shown by fair raiment, but manhood and truth lie hid within the heart. There be many worshipful knights unknown to all the people.”

“By my faith, thou sayest truth,” replied the damsel; “try therefore, if thou wilt, what thou canst do.”

「ああお嬢様」ベイリンは答えた。「立派さや勇敢な行為は優美な衣服で示されるものではありません。男らしさと真実は心の中に隠されているものです。誰にも知られていない立派な騎士はこの世にごまんといるでしょう」

「確かに仰る通りですわ」少女は答えた。「ですのでお望みなら,貴方の力を試して下さい」

truth lie を「まことのウソ」などと誤訳しないようにしましょう。今回の lie は「横たわる,ある」であり,lie hid で「隠された状態で,ある」→「隠されている」です。

 

So Balin took the sword by the girdle and hilt, and drew it lightly out, and looking on its workmanship and brightness, it pleased him greatly.

But the king and all the barons marvelled at Sir Balin’s fortune, and many knights were envious of him, for, “Truly,” said the damsel, “this is a passing good knight, and the best man I have ever found, and the most worshipfully free from treason, treachery, or villainy, and many wonders shall he achieve.”

そこでベイリンは彼女の剣の柄を掴み,それを軽々と引き抜いた。そして剣の出来栄えと明るさを見て大いに満足した。

しかし王と貴族達は皆ベイリン卿の成功に驚き,多くの騎士達が彼を羨んだ。というのは「本当にこの方は極めて立派な騎士様で,私が出会った中で最高の男性です。そして反逆にも,裏切りにも,悪にも染まらないという点で最も立派な方です。彼は多くの素晴らしいことを成し遂げるでしょう」と少女が言ったからである。

take A by the B「AのBを掴む,取る」は重要表現です。例えば「彼の手を掴む,取る」は take him by the hand です。the を所有格の his としないことが肝要で,実際 its girdle and hilt とはなっていません。

marvel at... は「……に驚く」です。surprise などは be surprised at... のように受動態にしなければなりません(surprise は「上からsur+掴むprise」→「驚かせる」だから)が,marvel はそうしません。

were envious of... は「……が羨ましいと思う」という基本熟語です。

 

“Now, gentle and courteous knight,” continued she, turning to Balin, “give me the sword again.”

“Nay,” said Sir Balin, “save it be taken from me by force, I shall preserve this sword for evermore.”

“Thou art not wise,” replied the damsel, “to keep it from me; for if thou wilt do so, thou shalt slay with it the best friend thou hast, and the sword shall be thine destruction also.”

“I will take whatever adventure God may send,” said Balin; “but the sword will I keep, by the faith of my body.”

「さあ,紳士的で礼儀正しい騎士様」と彼女はベイリンの方を向いて続けた。「剣をお返し下さい」

「いいえ」ベイリンは言った。「力づくで取り返すと言うならば別ですが,私はこの剣をずっと持っています」

「貴方は賢明ではありませんね」と少女は答えた。「私に剣を返さないなんて。もし貴方がそうしたいと思うなら,貴方はいずれ貴方の最高の友人をその剣で殺すことになりますよ。そしてその剣はまた貴方の破滅をもたらすでしょう」

「神が私に与えるどんな出来事でも引き受けましょう」ベイリンは言った。「でもその剣は私が貰います。私のこの身体にかけて」

・剣を抜くまでは良かったのですが,少し雲行きが怪しくなってきましたね。しかしこの少女,予言者なのでしょうか。

 

“Thou will repent it shortly,” said the damsel; “I would take the sword for thy sake rather than for mine for I am passing grieved and heavy for thy sake, who wilt not believe the peril I foretell thee.” With that she departed, making great lamentation.

Then Balin sent for his horse and armour, and took his leave of King Arthur, who urged him to stay at his court. “For,” said he, “I believe that thou art displeased that I showed thee unkindness; blame me not overmuch, for I was misinformed against thee, and knew not truly what a knight of worship thou art. Abide in this court with my good knights, and I will so advance thee that thou shalt be well pleased.”

「すぐに後悔しますよ」少女は言った。「私は私の為と言うより,貴方の為に剣を預かりたいです。というのも私は貴方のことを思うと悲しく,心が沈むのです。私が貴方に予言する危険を信じようとしないのですから」 そう言って彼女は大いに嘆きながら去って行った。

それからベイリンは馬を呼びにやり,鎧を持ってこさせ,アーサー王に暇乞いをすると,王は彼に宮廷に留まるよう促した。「というのは」王は言った。「私が君に不親切にしたことを君が喜んでいないと思うのだ。余り私を責めないで欲しい。私は君のことを余り知らなかったし,君が非常に立派な騎士であることが分からなかったのだ。私の善き騎士達と共に,この宮殿に住んでくれ。君が十分満足する地位に就かせよう」

be displeased は「喜んでいない,不満である」という意味ですが,「怒っている」の婉曲です。

 

God thank thee, Lord,” said Balin, “for no man can reward thy bounty and thy nobleness; but at this time I must needs depart, praying thee ever to hold me in thy favour.”

“Truly,” said King Arthur, “I am grieved for thy departure; but tarry not long, and thou shalt be right welcome to me and all my knights when thou returnest, and I will repair my neglect and all that I have done amiss against thee.”

「王様,とても感謝いたします」とベイリンは言った。「王様の寛大さと高貴さに報いられる者はおりません。しかしこの度は旅立たねばなりません。王様がこれからも私を支持して下さることをお祈りしています」

「本当に」アーサー王は言った。「君が旅立つことを悲しく思うよ。だがぐずぐずすることはない。君が還ってくる時には私も騎士達も歓迎するし,私が君を軽んじたこと,私が君に色々と間違ってしたことを償うつもりだ」

God thank thee が正直よく分かりませんでした。thank God「神に感謝」はよくある表現ですが,God thank theeMay God thank thee「神が貴方に感謝せんことを(祈る)」という意味です。「私が王様に感謝する」「私が神に感謝する」なら分かるのですが,ここは「神が王様に感謝しますように」となっています。私に代わって神が貴方に感謝しますようにとは,なんだか不敬な気もするのですが。

must needs は以前どこかで解説しましたが,needs は副詞で necessarily のことであり,must needs = must necessarily「必ずや~する必要がある」です。

 

“God thank thee, Lord,” again said Balin, and made ready to depart.

But meanwhile came into the court a lady upon horseback, full richly dressed, and saluted King Arthur, and asked him for the gift that he had promised her when she gave him his sword Excalibur, “for,” said she, “I am the lady of the lake.”

「王様,とても感謝いたします」とベイリンは再び言い,出発の支度をした。

しかしそうこうする間に立派な盛装をした貴婦人が馬に乗って宮廷へ現れ,アーサー王に挨拶し,彼にエクスカリバーを与えた時に彼が約束した贈り物を渡すよう頼んできた。「ほら」彼女は言った。「私は湖の貴婦人ですよ」

・アーサーが湖の貴婦人からエクスカリバーを貰うシーンは「アーサー王と騎士達(5)」にあります。

 

“Ask what thou wilt,” said the king, “and thou shalt have it, if I have power to give.”

“I ask,” said she, “the head of that knight who hath just achieved the sword, or else the damsel’s head who brought it, or else both; for the knight slew my brother, and the lady caused my father’s death.”

“Truly,” said King Arthur, “I cannot grant thee this desire; it were against my nature and against my name; but ask whatever else thou wilt, and I will do it.”

“I will demand no other thing,” said she.

「欲しい物を言って下さい」王は言った。「それをお渡しします。あげられる物ならですが」

「私が欲しい物は」彼女は言った。「たった今剣を手にしたあの騎士の首です。或いは剣をもたらした少女の首です。あるいはその両方です。というのもその騎士は私の兄弟を殺した者なのです。そして少女は私の父が死ぬ原因を作った者です」

「実は」アーサー王は言った。「その願いを聞き入れることはできません。そんなことは私の性格に反するし,アーサー王の名に悖ります。でもその他の物なら何でも言って下さい。それを差し上げます」

・いきなり物騒ですね。湖の貴婦人も魔力がありそうだし,少女も予言能力があるので,2人とも只者ではないのかもしれません。

 

And as she spake came Balin, on his way to leave the court, and saw her where she stood, and knew her straightway for his mother’s murderess, whom he had sought in vain three years. And when they told him that she had asked King Arthur for his head, he went up straight to her and said, “May evil have thee! Thou desirest my head, therefore shalt thou lose thine;” and with his sword he lightly smote her head off, in the presence of the king and all the court.

すると彼女が話す間にベイリンが,宮廷を去ろうとする途中でやって来た。そして彼女が立っているのを見て,直ちに彼女が自分の母親の殺害者であると気付いた。彼は彼女を3年間探して見つからなかったのだ。そして彼女がアーサーに自分の首を所望したという話を聞くと,真っ直ぐ彼女の所へ行って言った。「呪いを喰らえ! お前が私の首を欲しがるなら,お前の首を取ってやろう」 そして彼は剣を取って軽々と彼女の首を刎ねた。王と廷臣たち皆の前で。

・湖の貴婦人,あっという間に殺されてしまいました。さすが「野蛮なベイリン」です。しかし貴婦人がベイリンの母親を殺したとも書いていますね……。murderess とは murderer「殺害者,殺人犯」の女性形でしょう。現代はポリティカル・コレクトネスの問題もあるのでいちいち女性形を使わなくてよいでしょう。

in the presence of... は「……の面前で」です。但し ... が短い場合は in ...'s presence です(in her presence)

 

“Alas, for shame!” cried out King Arthur, rising up in wrath; “why hast thou done this, shaming both me and my court? I am beholden greatly to this lady, and under my safe conduct came she here; thy deed is passing shameful; never shall I forgive thy villainy.”

“Lord,” cried Sir Balin, “hear me; this lady was the falsest living, and by her witchcraft hath destroyed many, and caused my mother also to be burnt to death by her false arts and treachery.”

「嗚呼なんてことをしでかした!」アーサー王は怒りに立ち上がって叫んだ。「何故こんな事を。私とこの宮廷を辱めるようなことを? 私はこの貴婦人に大きな恩義を受けていたのだ。そして私の保護下で彼女はここに来ていたのだ。お前の行いは極めて恥ずべき事だ。お前の悪事は決して許さぬぞ」

「王様聞いて下さい」ベイリンは叫んだ。「この女は極めて邪悪な者なのです。彼女は魔術で多くの者を殺し,私の母までもが彼女の邪な術と裏切りによって焼き殺されたのです」

 

“What cause soever thou mightest have had,” said the king, “thou shouldst have forborne her in my presence. Deceive not thyself, thou shalt repent this sin, for such a shame was never brought upon my court; depart now from my face with all the haste thou mayest.”

Then Balin took up the head of the lady and carried it to his lodgings, and rode forth with his squire from out the town. Then said he, “Now must we part; take ye this head and bear it to my friends in Northumberland, and tell them how I speed, and that our worst foe is dead; also tell them that I am free from prison, and of the adventure of my sword.”

「どんな大義がお前にあったとしても」王は言った。「私の前では彼女を堪えるべきであった。自らを偽るな。お前に罪を後悔させてやる。このような恥ずべき事が我が宮廷にもたらされたことはないのだ。できる限り早く我が許から去れ」

それでベイリンは貴婦人の首を取って自分の宿に持っていった。そして従者と共に馬で街から出て行った。そして彼は言った。「お別れせねばならん。お前はこの首を持って行って,ノーサンバーランドにいる私の友人達に届けてほしい。そして上手く行ったこと,我々の最悪の敵が死んだことを彼らに伝えてほしい。また私が牢屋から出られたこと,剣を手にしたこともな」

how I speed「私が上手く行っていること」とは,仇敵である湖の貴婦人を殺すことができたという意味ですね。どうやら故郷ノーサンバーランドに災いをもたらした魔女だったようです。

 

“Alas!” said the squire, “ye are greatly to blame to have so displeased King Arthur.”

As for that,” said Sir Balin, “I go now to find King Ryence, and destroy him or lose my life; for should I take him prisoner, and lead him to the court, perchance King Arthur would forgive me, and become my good and gracious lord.”

“Where shall I meet thee again?” said the squire.

“In King Arthur’s court,” said Balin.

「何ということでしょう」従者は言った。「貴方はアーサー王をあんなに怒らせて,とても罪は重いですよ」

「それに関してだが」ベイリン卿は言った。「私は今からライエンス王を探しに行く。そしてどちらかが死ぬまで戦う。というのも仮に私が彼を虜にし,彼を宮廷へ連行すれば,もしかするとアーサー王は私を赦し,私にとって良き寛大な王となってくれるかもしれないからだ」

「貴方にはどこに行けば会えるでしょうか」従者は言った。

アーサー王の宮廷だ」ベイリンは言った。

as for... は「……に関しては」という意味です。as to... もありますね。

・この should I...if I should...「万一私が……すれば」です。

take him prisoner は「O を捕虜にする」です。こういう場合の prisoner は状態・状況を表しており,形容詞みたいなもんですので,可算名詞であっても冠詞(a/the)は付きません。他にも「仏教徒に改宗する」も,turn into a Buddhist ではなく turn Buddhist と,まるで Buddhist が形容詞であるかのように言います。

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これで第4章は終わりましたが,次章でもベイリンの話は続きます。次回をお楽しみに!

 

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