ゲーム会社,ゲーム雑誌会社への転職を夢見ているフレイニャです笑。前から気になっていた討鬼伝2。2年前発売で8000円(PS Store)という価格にビビって様子を見ておりましたが,ある時半額の4000円ほどになっていたので購入しました!
私はドラゴンズドグマ(DD)やウィッチャー3のようなオープンワールドのアクションRPGが好きで,特にドラゴンズドグマオンライン(DDON)が大好きでした。DDONが何故面白かったか,なぜサービス終了したかについては何時か語りたいと思いますが,DDONぽいゲームを探す中で目をつけたのが討鬼伝2です。
討鬼伝2はモンハンライクなゲームで,2からはオープンワールドですが,「モンハンワールド(MHW)をやれば良いのでは?」と思う人も多いでしょう。MHWが出たとき私もクランメンバーも「DDONがあるからいいよね」と言っていたのですが,DDONをやめた後,MHWは買いました。モンハンは2G(PSP)以来だったので,美しい世界の描写には感動しましたね。MHW,とても優れたゲームなのですが,ソロでやることが多い私にとってはDDONのポーンシステム,FF14のフェイスのようなNPC仲間が一緒に戦ってくれる方式が大変有り難いんです。モンハンにもオトモアイルーがいますが,やっぱりプレイヤーと変わらないような性能のNPCが同行してほしいんですよね。
神無・紅月・焔は物語の重要人物で,こうしたNPCを加えた4人PTが組めます。NPCが加わった4人PTはDDも同じですが,加わるのが物語の重要人物という点ではFF14のフェイスと同様ですね。参加する重要人物は他にもいて,強制参加イベント以外では好きなNPCを選べます。さらに,フィールドで戦っているNPCを助けると同一エリア内では参加してくれて5人PTになり,その上に天狐(マスコット)が助勢してくれます。
椿は少し進めると連れていけるようになります。声がFF14のリセ(遠藤綾)なので大変親近感が持てます。
グウェン(声:中川翔子)は英国出身という設定です。同行者候補は10人以上います。私は見た目の好みで選んでいますが,武器の相性とかで考えるのかもしれませんね。
なお,グウェンと出会うとき西洋風のドラゴンが出現します。
このゲームはどうしても鬼・妖怪がメインですが,私はDDONのようにサイクロプスとかトロールみたいなモンスターが好きなので,西洋風のドラゴンがいたのはちょっと期待ですね。
写真の蛇女は2つ目のエリア「武の領域」にいるのですが,ちょっと西洋風で良かったです。メリュジーヌみたいですね。
アクションゲームとしても,「無双シリーズ」のω-Force(オメガフォース)が作っているだけあって良くできていると思います。
武器は太刀・双刀・槍・薙刀・手甲・鎖鎌・金砕棒・弓・銃・盾剣・仕込鞭の11種類で,私はFF14では初めはリューサン,アサクリオデッセイでも槍を使っているので槍にしています。アクションは武器により様々ですが,槍の場合,
□・・・突き 溜めで五月雨突きのようなものが可能
△・・・柄による打撃 溜め可能
○・・・ジャンプして上空から錐揉み。かっこいい。溜めで性能強化。またスティックを入れた方向にある程度移動しながら飛んでくれ,完全垂直ではない
×・・・回避
□+×・・・槍衾 突進を止められる
△+◯・・・鬼千切(必殺技)強力だが槍投げなのでエイムが必要。投げるときは慎重に
突きか打撃かは弱点によって変えるのだと思われます。またR2で鬼の手というでっかい手のオーラが出てきて掴み攻撃をしたり,掴んで急接近ができます。鬼の手はフィールドで高い所に移動するときにも使います。どうも高所にアイテムがあるようだがどうやって行くの?と思ったら鬼の手で崖を掴んで上がりましょう。更にR3押し込みで鬼の目を使い,弱点部位や体力ゲージを見たりできます。鬼の目はクエストで痕跡を追うのにも使います(ウィッチャーの感覚)
ただ私はDD,FF14,アサクリのような,R1(L1,R2など)+□,△,○,×でアクションアビリティを出す操作方法の方が好きでしたね。△+○,□+×のようなものは余り馴染みません。討鬼伝2ではR1+□,△,○,×はアクションアビリティではなく,能力アップアビリティになります。下の写真を見て下さい。
R1+□・・・渾身。攻撃力アップ
R1+○・・・軍神招来。全ての攻撃が会心に
R1+△・・・吸生。体力吸収攻撃になる
R1+×・・・治癒。瞬時に体力回復
数字の2,7,10は使用回数で拠点に戻ると回復します。また上の画像には3人の顔がありますが,これはミタマで,装着することでスキルがつけられたり,性能が変わります。真・女神転生IIIのマガタマのようなもので,自分のプレイスタイルに応じて付け替えるものです。この画像のコマンドの所はラグナ(無料DLC)で,「正面突破」(正面から攻撃すると攻撃力アップ)というスキルを持っています。「鋼化」の字の所は藤原秀郷(俵藤太),「神懸」の所は後藤又兵衛です。私のような槍使いは本多忠勝といった槍の名手のミタマをつけると良いようです。200種ほどもあるので,収集がやりこみ要素ですね。
大体の特徴や魅力は述べたと思いますが,以下細かい点や気になった点を見ます。
(1)グラフックの精細さ
オープンワールド最大の魅力の一つが美しい風景ですが,もう少しグラフックの精細さがほしいかなと思いました。ソロゲームよりも他プレイヤーとの共闘があるオンラインゲームの方がメモリガ的問題があるのかもしれませんが,DD,DDONの方が景色を楽しめた気がします。
(2)鬼祓い
怪物は倒れた後しばらくその場に留まっており,R1長押し(1〜2秒?)で鬼祓いとなり,アイテムが入手できます。正直最初,「面倒くさいな……」と思ってしまいましたが,すぐに考えを改めました。DDONもモンハンも,倒した敵から素材を取るのにちょっとした間があります。ゲームによっては自動で戦利品入手というのもありますが,何でもかんでも楽にするものでもないのかなと思いました。なお,放っておいても自動でNPCが鬼祓いしてくれます。
では,大型ボスとの戦闘中の部位破壊後の鬼祓いはどうでしょうか。このゲームでは部位切断しても,しばらく部位がその場に落っこちていて,これもR1長押しで祓う必要があります。しかもこれはそれなりの時間が必要で,鬼祓い中に攻撃を受けることもあります。
この画像で手前に浮いているのが怪物の切断部位です。これをR1長押しで吸収します。自キャラの頭上に見える紫色のゲージがなくなるまでやる必要があります(途中中断有効。複数でやったほうが早い)。これも人によっては面倒に感じる人もいると思いますが,自分はすぐに受け入れました。ウィッチャー3のファストトラベルの所で述べましたが,何でもかんでも手間を省いていくと,ボタン連打の脳死プレイとなってしまいます。ゲームの本質は障害です。ゲームを始めた瞬間,クリアとなったら全く楽しめません。クリアするためにはラスボスを倒す必要があり,それに会うには長い道のりを超えなければなりません。ゲームというのはスタートからクリアまで無数に置かれた障害物の集まりなのです。移動についてもそうで,ワープワープと飛び回ることができれば,世界が広く繋がっている意味がありません。部位の鬼祓いではNPCに任せるか,自分も祓いに参加するかという選択もあり,プレイに幅をもたせていると言うべきでしょう。
(3)モンスターの種類とグラフィック
討鬼伝や無双OROCHIというのは設定上,和風のモンスターが主体ですが,西洋風や,世界中の伝説的モンスターに魅力を感じるのは私だけではないでしょう。メガテンもFF14も,世界各地の伝説上のモンスターを登場させ,かつそのグラフィックも凝っており,かっこいいものが多いです。私はDDONのリンドブルムが好きでしたね。両翼が帯電しており,触れると感電するが,破壊すると雷がなくなるのです。グウェンと共に登場した西洋風の竜には期待しましたが,和風にとらわれずかっこいいモンスターをたくさん出してほしいですね。
(4)魔法職
やはりファンタジーRPGにおいて,魔法というのは和風であろうが洋風であろうが魅力的なものです。討鬼伝2には弓・銃といった遠隔ジョブはありますが,魔法職はないようです。もうこれはDD,DDONの魅力が勝っていますよね。DDONのソーサラーは本当に楽しかったです。
(5)世界
細かいことに煩い「うるさ型フレイニャ(なにそれ)」で申し訳ありませんが,世界が「安の領域」「武の領域」「戦の領域」といった概念世界みたいになっているのはどうかと思いました。最初は「横浜」だったので期待したのですが,今後も概念世界が続くとしたら残念ですね。真・女神転生のように実在の地名を使っても良いし,スカイリム・ウィッチャー・DD・FFのように固有の地名を考えても良いし,そこは凝ってほしかったかなと思います。
(6)2種類のダッシュ
細かいですがダッシュが2種類あるのは良かったです。R1を押しながら移動でダッシュ。これとは別にL3押し込みで,スタミナを消費しながら高速ダッシュです。私はかねがね「FTでワープばかりできてしまうと地理感が無くなってしまう。FF11のように一定時間歩かせることで地理感を養うのも大切」という意見の持ち主ですが,高速ダッシュがあるのは良いですね。本当はマウントが良いのですが笑
(7)レベルアップ(成長要素)
私がモンハンよりもDDONが好きだった理由の1つに,経験値取得によるレベルアップがあります。地道にモンスターを狩ることで,徐々に自分が強くなり,楽に狩れるようになる。そのことで素材を集めやすくなり,強い武具を作りやすくなる。強い武具作成と経験値稼ぎのバランスが取れているのです。ヌルゲーキボンな猫としては,フレンドと集中して強敵を狩る時もある一方で,ゲーム内の美しい風景を楽しみつつ,お菓子をポリポリ食べたりYoutubeを見ながらダラダラ狩りをしても徐々に強くなっていく要素もほしいのです。モンハンは素材集めと武具作成,なによりプレイヤースキル(コントローラーの扱いの上手さ)という目に見えない部分にウエイトが置かれすぎているように感じます。
討鬼伝2も経験値稼ぎによるレベルアップはありません。ただ,大量に雑魚を倒してミタマ(=パッシブスキル)を強化したり,武具の新調以外に+1,+2と強化(武器鍛錬)して少しずつ強くする点もあり,プレイヤースキルの成長とキャラクターの成長のバランスへの配慮は評価できました。
最後に
話の順番からして後半は不満点もありましたが,私はこのゲームにハマり始めたところです。もっと強い武具を作りたいし,なによりストーリーも楽しめますので,とりあえずメインストーリークリアまで頑張りますよ。まだ槍しかやっていませんし,協力プレイもしてませんし,まだまだ楽しめる要素が見つかるかもしれません!