『ウィッチャー』原作小説を読み,お役に立ちそうor面白そうな単語を紹介するコーナーです。その4はこちら。
(41) all and sundry「誰も彼も,皆」
sundry /sʌ́ndri/ という単語は生まれて初めて見ましたが,「様々な,雑多な」という意味のようです。great and small「貴賤の別なく皆」という熟語もあります。
(42) immerse oneself「没頭する(in+名詞)」
be immersed in... とも言います。immerseはimmense「とてつもなく大きい」と1字違いです。immerseの“merse”はmerge「合併する(←溶け込む)」と同根でしょう。
(43) incomprehensible「不可解な,わけの分からぬ」
comprehensible「理解可能な」の否定形です。ちょっと綴りの異なるcomprehensiveは「広範囲に渡る,包括的な」です。両者に共通するイメージは「掴む」ですね。
(44) toddler「よちよち歩きの幼児」
toddleが「よちよち歩きをする」です。
(45) enchantress「魅力的な女性,魔女」
chantは「歌う,シュプレヒコールする」といった意味があり(フランス語のシャンソンとも関係),enchantは「魅了する,魔法にかける」です。そこからenchanterは「魔法使い,魅力ある人」,enchantressは女性形で「女魔法使い(sorceress),魅力ある女性」です。他でもない,イェネファー(Yennefer)のことを言っています。
(46) aloof /əlúːf/「離れて,よそよそしい」
luff /lʌf/ は「縦帆の前ぶち」でそこから「風上へ」という海事用語でして,「風上へ」→「離れて」ということみたいです。luffは知らなくていいですがaloofは重要です。
(47) roar「吠える,怒鳴る,轟音を立てる」
人間,猛獣,飛行機,雷などに使えます。
(48) massacre /mǽsəkər/「大量虐殺」
シントラが襲撃されて人がたくさん殺されたようです。
(49) stand against...「……に立ち向かう,対抗する;……にもたれて立つ」
ニルフガード軍に立ち向かった者がいたという話です。
(50) retort「言い返す,しっぺ返しをする」
“tor(t)”は「ねじる」です(tornado「竜巻」)。「ねじり返す」ということで「言い返す」です。なぜか食品の「レトルト」と同綴です。
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以下はマイナーすぎて入れなかったものです。
・passant「前足を上げている状態」。エンブレムに描かれたライオンの様子です
・upon my word = my word「おやまあ」
316ページ中の11ページ目まで進みました。(1000)くらい行けるのかしら(*´ω`*)
マイペースでやって行きます(・ω・)ノ
↓次回はこちら