フレイニャのブログ

new!!→【ガチ英文法解説】カテゴリ創設! 元鉄緑会社員兼講師の英語・ゲームブログです。ツイッターの相互フォローと,英文法・英単語の質問を(ガチで)募集中です。質問・ミス指摘はコメント欄か,こちらにお願いします→ kfreynya@gmail.com

ゲームのボス由来調査【ま〜わ】

マルドゥーク

グラブルのマルドゥーク。「エヌマ・エリシュ」においてティアマトに勝利したマルドゥークは世界の創造を行う

な〜ほ】に引き続き【ま・や・ら・わ】行です。

新規追加には⭐️を付けました。

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ゲーム名省略記号:FF(ファイナルファンタジー),GBF(グランブルーファンタジー),メガテン女神転生),GDM(ガンダムシリーズ),DDDA(ドラゴンズドグマダークアリズン),ACOアサシンクリード・オデッセイ),P5(ペルソナ5ロイヤル)

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・真神(P5節制)マカミ。ニホンオオカミの神格化

 

⭐️マカーブルmacabre(P5刑死者)フランス語のdanse macabre「死の舞踏」(ドイツ語ではトーテンタンツTotentanz)からmacabreのみを残したもの。百年戦争やペストといった人命が失われやすい時代に生まれたとされる,人々が踊り狂いながら死んでいく様子を現した芸術表現。「ダンスマカブル」はグラブルでは十天衆エッセルが放つ奥義名

en.wikipedia.org

 

・マカラ(メガテンメガテンでは龍神インド神話における,ヴァルナやガンガーの乗り物である怪魚

 

・マザーハーロット(P5女帝)黙示録に出てくる大淫婦バビロン(Whore of Babylon),大いなるバビロン(Babylon the Great)。Wikipedia英語版によるとMystery, Babylon the Great, the Mother of Prostitutes and Abominations of the Earthと呼ばれるらしく,the Mother of Prostitutesは「淫婦達の母」と読める。Harlotも「淫婦」である。場所の名でもあり,キリスト教を迫害していた頃のローマ帝国を指していたともいう

マザーハーロット

メガテンD×2で私が持っている物理吸収のマザーハーロットでございます

・マダ(P5塔)インド神話において,聖仙チヤヴァナがインドラに対抗するために生み出し,インドラを恐れさせ譲歩させた巨大なアスラ(英語版では羅刹)。「酩酊(させる者)」を意味し,宇宙を飲み込むほど大きくなれるという。インドラはメーガナーダ(インドラジット)に負け,ガルーダ(スレーンドラジット)に敵わず,マダに恐れ,大変ですね

 

・マッハ(調査中)ヴァハ。ケルト神話の戦,馬,豊穣の女神。モリガン,バズヴ(ネヴァン)と三姉妹をなす

 

・マナウィダン(GBF水)ウェールズの神話,マビノギオンの中のマビノギ四枝という四つの物語の中で,第三枝『スィールの息子マナウィダン』に登場。なお第二枝『スィールの娘ブランウェン』に登場するブランウェンと共に,グラブルのサラに関係するイベントで入手できる

 

・マーナガルム(FF14北欧神話における「月の犬(Moon Hound)」。月(マーニ)を追う狼ハティと同一視する説もある

 

・マナスヴィンManasvin(FF13)仏教,八大竜王の一,摩那斯FF13で,最初にチュートリアル的に出てくる敵(重攻撃騎マナスヴィン)

 

・マニカンタ(FF14)シヴァと,ヴィシュヌの女性アバターであるモヒニの子,アイヤッパ(ン)(Ayyappa(n))は,ある王家に発見されマニカンタと名付けられた。12歳の時,王はマニカンタを世継ぎにしようとするが,奸臣に唆された王妃がマニカンタを除き,実の子を世継ぎに据えるため「私の病気を治すのに虎の乳が欲しい」と言った。マニカンタはメス虎に乗って帰還したので王は彼の神性に気づき聖堂を建設,マニカンタは成長の神アイヤッパンに変身した(Wikipedia, Ayyappan)

 

・マハーカーラ,マハカーラ(メガテン)大黒。大黒天。「カーラ」は「時/黒」(カラキタイは「黒契丹」)。シヴァの別名の一つでもあり,グラブルではシヴァの大変強力な奥義である

 

・マヒシャ,マヒシャスラ(FF14,GBF光)Wikipediaでマヒシャとマヒシャースラとの統合提案が出されており英語版ではマヒシャースラ。アスラ神族の王。一度インドラを破って天界を征服するも,天界神族が生み出し,シヴァから戟を,クリシュナからチャクラムを,アグニから槍を,ヤマから杖を,その他諸々の装備をもらった美しく猛々しい女神ドゥルガーに成敗された。グラブルでも騎空士達に成敗されまくる 

ココロセカイのドゥルガー

英語のクイズのココロセカイのガチャでたまたま引いたドゥルガー。たくさん武器を持っている

・マヘスMaahes(FF14)エジプト神話。母はバステトまたはセクメト。ライオン頭で戦の神(ウィキペディア英語版)

 

・マヤウェル(メガテンアステカ文明において竜舌蘭やマゲイ,またそれから造られるプルケという酒と関連付けられた女神

 

・マーラ(P5塔)仏教において釈迦の瞑想を妨げた煩悩の化身。妨害は失敗し釈迦は悟りを開いた。魔,魔羅(男根)の語源

ペルソナ5スクランブルのマーラ戦

www.youtube.com

マーライオン(調査中)「人魚(マーマン,マーメイド)」ならぬ「獅子魚」。シンガポールの建国伝説と関係。シンガポールはLion Cityの意。シンガはナラシンハ(人獅子)のシンハに通じる

 

・マラクMarraco(FF14カタルーニャ神話。竜

 

・マルカブ(FF14ペガスス座アルファ星。「馬の鞍」の意

 

・マルト,マールート(ロストチャイルドグラブル)ハールートとマールートのセットで登場する天使。ゾロアスター教のハルワタートとアムルタートに対応

 

・マルドゥーク(GBF土)バビロニア神話の太陽神・呪術神・英雄神。エンリル(エッリル)に指名されてティアマトとキングー,およびティアマトが生み出した怪物たちを討伐した。怪物のうちムシュフシュはのちマルドゥクの随獣・乗獣となった

 

・マンセマット(メガテンマスティマユダヤ教における悪魔。神に代わって人間を罰したり,人間を誘惑して信仰を試したりする役割を持つ

 

マンティコアメガテン,DDON,FF14)インド,東南アジア,エチオピアなどに棲むとされる,おじさんのような顔,ライオンのような体,サソリのような尾を持つ怪物。「人を喰らう者」の意で,獲物を骨まで残さず貪り食らうという。また,体の部分が紋章の虎のようになっているマンタイガー(Mantyger)というのも創作された

 

・蛟(メガテン)みずち。みつち。大虬。日本の神話に登場する水神,大蛇。日本書紀において,吉備の川嶋河に出現したミズチが退治される話がある

 

⭐️ミシャグジ(P5法王)諏訪など中部地方で信仰される精霊・道祖神。ミは「御」で,「シャグジ」には「社宮司」など。東京の「石神井(しゃくじい)」との関連も? ただ石神(いしがみ)とミシャグジは別物という説も

 

・ミスラ,ミトラ(P5節制,GBF)ゾロアスター教における中級の善神ヤザタの筆頭。「契約」を意味し司法神で死後の裁判を司る。一説にメタトロンと関係あり

 

・ミダース(FF14)マイダス,ミダス王。ディオニューソスに,触れるもの全てを金に変える力を貰うが,娘や食べるものまで金に変わったので元に戻してもらった。また一時,アポロンに耳をロバの耳にされた。the Midas touchは「金儲けの才能,商才」の意

 

・ミドガルズオルム(FF14)→ヨルムンガンド

 

・ミトラス(P5太陽)インド・イランのミトラ(ミスラ)に源流を持つギリシア・ローマの太陽神。ミトラス教は特にローマで発展したが,キリスト教に敗れて衰退した。しかしミトラス教の12月25日の祭日(当時の冬至でこの日から太陽の力が強まっていく)がクリスマスの元となった

ミトラス教

アサシンクリード・ヴァルハラでもミトラス教への言及がある

・ミニョーカオン(FF14)Minhocão。ミニョーサオ。ブラジルの民話における,体長20-50mの魚・ワーム型UMA。湖に棲み,馬などを溺死させる(Wikipedia

 

・ミマス(FF14)ギ神話,巨人族の一人。ゼウスとギガース達の戦い(ギガントマキアー)で敗れて殺される。土星の衛星の名にもなっている

 

・ミルメコレオ(メガテン)ヨーロッパの伝説で,ライオンの父とアリの母の子。顔がライオンで肉を食べるが,体がアリで草食のため滅びるという。「アントライオンAntlion」とも呼ばれる。なお同綴で「アントリオン」はウスバカゲロウ,蟻地獄

 

・ムニン(ヴァルコネ)フギン「思考」と共にオーディンに使えるカラスで「記憶」を意味する。世界中を飛び回ってオーディンに情報を伝える役目

 

・ムルキベル(ロストチャイルドローマ神話の火・鍛冶屋の神ウゥルカーヌスの別名

 

・ムンディルファリ(調査中)北欧神話の太陽の女神ソールと月の神マーニの父親。土星の第25衛星の名にもなっている

 

・メガセリオン(FF14)To Mega Therion。「黙示録」に出てくる獣(The Beast)。キリスト教を迫害するローマ帝国を暗示しているともいう。オカルティストのアレイスター・クロウリーは自らを「マスターテリオン」と名乗った

 

・メーガナーダ(アバタールチューナー)→インドラジット。この記事内の「ラーヴァナ」も参照されたい

 

・メグスラシル(ヴァルコネ)北欧神話に登場する霜の巨人(ヨトゥン)の一。ノルニル(ノルン)三姉妹はメグスラシルの子の可能性があるという

 

メタトロン(P5正義)ユダヤ教の天使の一。36対の翼と無数の目を持ち「小ヤハウェ(lesser YHVH)」とも呼ばれた。ミトラとの関係も指摘されている。天使・堕天使・悪魔の記述が多い『エノク書(Book of Enoch)』では,サンダルフォンと双子の兄弟で,ミカエルより強大とされている

 

・メツハルジャス(FF14Wikipediaエストニア語版によると,森(metsaga)の妖精(haldjas)

 

・メドゥーサ(GBF土)ギリシア神話,ゴルゴン三姉妹の三女。ポセイドンの愛人であり,ペルセウスに首をはねられたとき生まれたのが天馬ペガサスと「黄金の剣」クリュサオルである。メドゥーサの血はアテナに献上されたが,殺す作用のあるものと蘇生作用のあるものがあり,アスクレピオスは後者を授かったため死者を蘇らせることができた。かわぐちかいじの『メドゥーサ』においては榊陽子のことだが,その美貌で男を左翼運動にオルグしてしまう魅力がメドゥーサの石化能力に喩えられていた

 

メフィストメガテンメフィストフェレス占星術師・錬金術師・降霊術師のファウスト博士が己の魂と引き換えに契約した悪魔

 

メリュジーヌFF14)フランス伝承。下半身が水蛇の蛇女

 

・メリディア(スカイリム)ジ・エルダー・スクロールズ世界におけるデイドラの一。プレイヤーがメリディアに頼まれて死霊術師マルコランを倒し,キルクリース聖堂にあるメリディアの祠を奪還するというクエスト「夜明け」がある

 

⭐️メルキセデク(P5正義)『創世記』など旧約聖書にでてくるサレムSalemの王。アブラハム(アブラム)がエラムの王ケダラオメルを打ち破って帰還すると,パンと葡萄酒を持って祝福に赴いた

 

・メルコム(メガテン)Melchom。コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典(Dictionnaire Infernal)』に載っている悪魔。モロク(モレク)の別の呼び方とも

 

モーグリMoogle(FF)詳細は不明だが,キプリングの冒険小説『ジャングル・ブック』において狼に育てられる少年の名は,モーグリMowgli

 

⭐️モコイMokoi(P5死神)アボリジニ神話における「悪霊」。魔術師を殺す,子どもをさらって食べる,老齢の代わりに死をもたらす,などと信じられる(Wikipedia英語版)

 

・モー・ショボー(FF14メガテン)モンゴルのブリヤート人に伝わる「悪しき(муу)鳥(шувуу)」を意味する怪物。幼くして死んだ少女の魂がなると言われ,少女の姿で旅人を誘惑,殺して脳髄を啜る。メガテンでも凶鳥として人気

 

モスマンMothman(P5月)1960年代にアメリカを騒がせたUMA。体長2mで腕がなく翼があり,目は離れている。メガテンモスマンくまモンよりも可愛い(下の動画の6位,2:51:30くらいがモスマン

www.youtube.com

・モート(P5死神)ウガリット神話ウガリットはシリアの地中海岸にある)における死と乾季の神。バアル(嵐・雨季・豊穣の神)の兄弟かつ敵。一度バアルを飲み込んで殺し,怒った妹アナトに殺されたこともある(のち両者とも復活)。バアルとモートの戦いは雨季と乾季の移り変わりを象徴しているという

 

モリガン(ヴァンパイア・ハンター)アルスター伝説における戦女神。美しい女性,老婆,カラスの姿を取る。ヴァハ,バズヴ(ネヴァン)と共に三相女神を成す。カプコン「ヴァンパイア」シリーズのモリガンサキュバスである

 

・モロク(P5刑死者)モレクユダヤ教において,子どもを生贄に捧げる対象の神。子どもをモロクに捧げることは大罪である(石打の刑にされる)が,モロク信仰への批判は反ユダヤ主義に利用された

 

【や】

・ヤカー(アバタールチューナースリランカにおけるヤクシャ,夜叉。ウィジャヤがヤカー達を追放してスリランカを征服した

 

⭐️ヤクシニー(P5女帝)印神話における鬼神である夜叉(やしゃ)・薬叉(やくしゃ)の女。女夜叉,薬叉女。豊穣の神や菩薩のように描かれることも。代表に鬼子母神ハリティー

 

・ヤズマット(FF12,14)ゲームクリエイター松野泰己のYasumi Matsunoより。FF12では倒すのに6時間かかる強敵として有名(ニコニコ大百科

 

⭐️八咫烏(P5顧問官)ヤタガラス。日本神話における三本足の神鳥。神武天皇を大和の橿原まで案内した,導きの神。記紀には三足とは説明されておらず,中国の三足烏の影響かと言われる

 

・山童(メガテン)ヤマワロ。日本に伝わる子どもの妖怪。河童が山に行くと山童になるという説も

 

・ヤム(調査中)ウガリット神話においてバアルに敗れる龍神。意味は「海」。なおバアルがヤムの退治に使った戦棍がaymr(Ayamari)「アイムル」とygrs(Yagarish,Yagrush)「ヤグルシ(ヤグルシュ)」である

 

・ヤルダバオート(ペルソナ5グノーシス主義における偽の創造神・造物主。デミウルゴスに対応し,ペルソナ5のラスボスがヤルダバオトペルソナ5スクランブルのラスボスがデミウルゴスである。確か『アサシンクリード・オデッセイ』で主人公がこの名に言及していたシーンがあった

 

・ヤールンサクサ(調査中)北欧神話に登場する女巨人。トールの妻はシヴであるが,マグニはトールとヤールンサクサの子である

 

ユグドラシル(GBF土)北欧神話における世界樹・宇宙樹。梢にはフレースヴェルグ,根にはニーズヘッグがいる。ノルニル(ノルンたち)がウルズの泉の水を掛けて樹勢を保つ。また別の根にはミーミルの泉がある

 

・ユルング(P5太陽)ユルルングル。アボリジニが信じた虹蛇

 

・黄泉軍(メガテン無双Orochi)ヨモツイクサ。日本神話において黄泉に棲む鬼達。イザナミイザナギを捕らえるため派遣したが,イザナギは桃を投げて難を逃れた

 

ヨルムンガンドFF11FF14,GDM)北欧神話。ミッドガルドの大蛇。ミドガルズオルム。ロキの子。トールと相打ち。ガンダムではジオン軍のプラズマ砲として登場

 

【ら】

・ラーヴァナ(FF14)印神話。スリランカで羅刹たちを治めた魔王。10の頭,20の腕を持つ。神々に戦いを仕掛け,息子のメーガナーダはインドラを破った(インドラジット)。ラーマの妃シーター姫をさらったのをきっかけにラーマとの大戦争が起こる(ラーマーヤナ

 

ラグエルロストチャイルド)『エノク書1』に登場する天使。「神の友人」を意味する

 

ラクシュミ(P5運命,FF14インド神話における美と豊穣の女神でヴィシュヌの妻。吉祥天。チャンチャラは別名。ラクシュミー・バーイー(-1858)は「インドのジャンヌ・ダルク」である

ja.wikipedia.org

 

・ラケシス(P5運命)モイライ三姉妹の一(単数形モイラ)。ヘシオドスによるとニュクスの娘。ローマ神話のパルカイ三姉妹(単数形パルカ)のデキマに当たる。「運命を配置する者」

 

・ラーズグリーズ(ヴァルコネ)Ráðgríðr。ヴァルキリー(ワルキューレ)の一

 

・ラスコヴニク(FF14)スラヴ神話に登場する,解錠できないものを解錠する魔力を持つハーブ

 

・ラスタバン(FF14りゅう座α星はトゥバンであり,β星がラスタバン。厳密にはβ星は連星でA,Bとあり,Aの方がラスタバン。なおりゅう座42番星はファフニールと呼ばれているようだ

 

ラタトスクFF14北欧神話ユグドラシルに住むリス。ユグドラシル上方にいるフレースヴェルグと,根元にいるニーズヘッグの会話を中継し,2者の喧嘩を煽っているという

 

ラドンメガテンFF11)Ladon,ラードーン。ギリシア神話に登場するドラゴンで,ケルベロスオルトロス,キマイラなどの,テュポーンとエキドナの子の一人。黄金のリンゴを守っていたがヘラクレスに倒された。りゅう座の元。ウルトラマンラドンRodanはテラノドン(プテラノドン)が由来のため直接は無関係

 

・ラハム(FF14)La(k)hamu。メソポタミア神話で,アプスーとティアマトの娘で,兄弟のラフムと対をなす。グラブルのラカムはティアマトと絆を結ぶため,ラカムはラハムLakhamuが由来と推測される

 

・ラーフ(アバタールチューナー)羅睺(らごう)。印神話におけるアスラの一人で九曜の一。蝕を起こしたり,彗星の王とも。「アバタールチューナー」ではソリッドのリーダー,ミック・ザ・ニックが変身する

 

⭐️ラファエル(P5恋愛)ユダヤ教キリスト教で,God has healedを意味する癒しの天使で,薬剤師や病人の守護者

 

ラフレシアFF11FF14)東南アジアに生息する世界最大の花で腐臭を発する。FF11ではラフレシアの臭いが取れなくなった冒険者が温泉に入るクエストがある。語源はシンガポールを作ったイギリス人ラッフルズ

 

・ラーマ(メガテン

ラーマ

印神話における英雄で『ラーマーヤナ』の主人公。ヴィシュヌの10のアヴァターラの一とも。妻はシーター。ハヌマーン率いる猿軍らの援助を受けラーヴァナを討つも……

 

・ラマシュトゥ(FF14メソポタミア神話においてパズズの妻である魔神,悪魔

 

・ラミア(FF,P5女帝)古代リュビア(ナイル川以西)の美女で,ゼウスと通じたため妻ヘーラーの怒りを買い,子どもを全て失った結果妖怪化。ヘーラーは子どもを失った悲しみを忘れさせないため,眠れないようにもしたが,ゼウスが眠れるよう,目を取り外す能力を与えた。子を殺す妖怪として,子どもが悪いことをすると「ラミアが来るよ」という脅し文句に使われたが,のち男性を誘惑したあとに殺すエンプーサのような性格になった

 

・ラールガー(FF14FF14世界における十二神の一で破壊神,「壊神」。アラミゴの守護神で,ギラバニアにはラールガーズリーチという拠点がある

 

・ランダ(FF14,P5魔術師)バリ島に伝わる魔女。基本的に人間に災いをもたらす魔法しか使えず,善をなす聖獣バロンと永遠の闘争を続ける。メガテンシリーズでは物理攻撃を反射する強敵として登場

ja.wikipedia.org

・ランドグリーズ(ヴァルコネ)Randgríðr。ヴァルキリー(ワルキューレ)の一

 

・リアト・マハ(──)「マハの灰色」。ドゥブ・サングレン「サングレンの黒毛」とともに,クー・フーリンが乗る戦車を引く2頭の馬の一。御者はロイグ

 

リヴァイアサン(FF,GBF水)旧約聖書レヴィアタン。陸の怪物ベヒモスに対し,海の怪物。珍しく英語の発音で定着しているのは,ホッブズの著書のためか

 

・リゲイアー(FF14)セイレーンの一人。土星の衛星タイタンにはリゲイア海というメタンの湖がある

 

・リッチ(GBF闇,ドラゴンズドグマUOクラーク・アシュトン・スミスの『魔術師の帝国(降霊術師の帝国,Empire of the Necromancers)』などのファンタジーフィクションに登場する,降霊術を得意とするアンデッドの魔法使い。ウルティマオンラインにはLich Lordも

 

・リムレーン(FF14FF14世界における十二神の一で海洋と航海を司る。海の都リムサ・ロミンサの守護神

 

・リャナンシー(P5恋愛,FF14アイルランドに伝わる「妖精の恋人」。リャナンシーの求愛に応じた男は詩才を得るが精気を吸われる。詩人が短命なのはそのためである

 

・リューバ(FF14)2007年にロシアで発見されたメスのマンモス。発見者の妻の名に因む

 

リリス(P5月),リリム(P5悪魔)ユダヤ教における女悪魔。アダムの,イヴより前の妻,またサマエルの妻,サタンの妻という説もある。リリム(リリン)は複数形で,リリスの子どもたち

 

・リンドブルム(DDON,GBF,ヴァルコネ)リントヴルムLindwurm,レンオアム,リンノルム。一般的には翼のない竜で,トカゲのように這うという

 

・ルガト(FF14アルバニア神話におけるヴァンパイア。暗い所に潜む(当たり前か)

 

ルキフグスメガテンルキフグス・ロフォカルス,ルキフゲ・ロフォカレ。グリモア『大奥義書』などに登場する悪魔。ルキフグスは「光を避ける者」の意。ルシファーの下で富を管理しているという。「ロフォカレ」の語源は確定していない:(1)ゴエティアの41番フォカロルのアナグラム(Focalor→Rofocal),(2)ルシファーの逆読み(Lucifer→Reficul→Rofocal)。ルシフェル(光をもたらす者)とルキフグス(光を避ける者)が反意ということに(2)は合うが,果たしてどうか

 

・ルサールカ(メガテンFF14)スラヴ神話における水の精霊,女性の死者の魂。海ではなく川や森に棲む

 

ルシフェル(GBF光,P5星)ルシファー。「光をもたらす者」「明けの明星」。元は全天使の長で,最も美しい天使であったが,神と対立して追放され堕天使となった。神の「敵対者」サタンと同一視された

 

・ルドラ(GBFシヴァのアビ)印神話における暴風神。シヴァとの関連が深く,シヴァの前身とも

 

ルノーRenaud(FF14)蛇女メリュジーヌの息子で一つ目。フランス伝承なのでフランス語であるが,自動車メーカーのRenaultとは別名

 

ルビカンテ(FF4)『神曲』でダンテが考えた12の悪魔「マレブランケ」の一。「赤顔の厄介者」といった意味

 

・ルフ→ロック メガテンでは妖鳥ルフ

 

・レウクロッタ(FF14)D&DのMonster Manual(1977)に初登場した怪物。廃墟となった城や渓谷,洞窟に棲み,女性や子供,家畜の声真似でおびき寄せたどんな獲物も襲い喰らう。クロコッタ[レウクロコッタ]というインドまたはエチオピアの神話上の狼犬が由来らしい(Wikipedia英語版)。アサシンクリード・オデッセイでは「クロコッタのハイエナ」を退治するクエストがある

 

・レヴナント(FF14)「蘇りし者」を意味する動く屍,リビングデッド,アンデッド

 

⭐️ギオン(P5愚者)恐らくは古代ローマの「軍団」を示唆する悪霊。『マルコによる福音書』で,イエスが多数の悪霊に取り憑かれた男に出会い,悪霊に尋ねるとレギオンと名乗ったという

 

レギンレイヴ(ヴァルコネ)Reginleif。ヴァルキリー(ワルキューレ)の一

 

・レーシー(FF14)スラヴ神話における森の妖精。森に入った者を迷わせるが,靴を左右逆,服を前後逆に着れば防げる。なおウィッチャー3には「レーシェン」という木のお化けが出てくる

 

・ロア(P5隠者)ブードゥー教の精霊の総称。死神ゲーデもロアの一である

 

・ロックRocFF14)中東の伝説。象をひなに食べさせるくらい巨大な怪鳥。銀河鉄道999でもおなじみ?

 

ローレライFF14メガテンライン川沿いに現実に存在する岩山で,水流の音からmurmuring rock(呟く岩),またはlurking rock(潜む岩)という意味とされるが,航行の難所のため少女の霊が船頭を惑わして沈没させるという伝説が生まれた。2011年,タンカーの横転事故が起こった

 

・ロングイ(FF13)龍亀,dragon turtle。龍頭の亀。決意・勇気・多産・長寿などプラスの価値観を表すため風水でも重んじられる。吉弔(きっちょう,Jidiao)はロングイの一種という

en.wikipedia.org

・ロンジュールRongeur(FF14)なんと手術に使う骨鉗子の名である

 

【わ】

・ワウッケオン(FF14)インディアンに伝わる神鳥「サンダーバード」の地元名の一。ワウッケオン(Waukkeon)の他,ワキンヤン(Wakinyan)とも

 

・ワンディルWandil(FF14)Wandleburyの丘(Wandlebury Hill)に伝わる巨人? この丘はゴグマゴグ丘陵(Gog Magog Hills)の一部であるため巨人ゴグマゴグとも関係か。なおVictor AllenのWandil Landという小説の中でWandilは「霜の巨人(frost giant)」と言われている。FF14スノークローク大氷壁(Snowcloak)でもWandilは凍らしてくるので霜の巨人ぽい。スノークロークのラスボスはフェンリルである

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追加したらここに履歴を書きます

20/5/9 初回アップ(45項目)

20/6/18 マカラ,マダ,マヤウェル,マーラ,マンセマット,マンティコア,ミトラス,メタトロン,メルコム,モート,モロク追加(56項目)

20/7/6 ヤム,ユルング,ラケシス,ラミア,リッチ,リリスリリム),リンドブルム,ルキフグスルシフェル,ワンディル追加(66項目)

20/7/23 マザーハーロット,マーナガルム,マーライオン,メガセリオン,メグスラシル,山童(ヤマワロ),ラドン(ラードーン),ラーフ(羅睺),ラーマ,ラマシュトゥ,ルビカンテ,レヴナント,レギンレイヴ,ロア,ロングイ追加(81項目)

20/8/21 マハーカーラ,蛟,メフィスト,メリディア,ムニン,モリガン,ラーズグリーズ,ラールガー,ランドグリーズ,リアト・マハ,リムレーン,ルドラ追加(93項目)

22/8/20 マッハ,マールート,ムルキベル,ムンディルファリ,ヤカー,ヤルダバオート,ヤールンサクサ,黄泉軍,ラグエル追加(102項目)

23/11/27 マカーブル,ミシャグジ,メルキセデク,モコイ,ヤクシニー,八咫烏,ラファエル,レギオン(110項目)

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公開済:【あ〜お】【か〜こ】【さ〜と】【な〜ほ】【乗獣一覧】【武器調査

これであ行〜わ行までアップが終わりました。全部で250弱と言ったところでしょうか。今後はとりあえず500を目指して増補していきます。その際,特定のゲームへの登場が確認できなくても,重要と思うものは追加していきたいと思います。

(2020/7/23追記)これで各ページ80項目以上,全体で400以上となりました。そろそろキツくなってきたので,これまで避けていたものも追加していきます:

・有名すぎて説明はいらないだろうと思われたもの(トール,シヴァなど)

・独立した項目にするほどもないと考えたもの(フギンとムニン,ゲリとフレキ,リアト・マハとドゥブ・サングレンなど)

・ゲームの敵として登場しそうにないもの(鍛冶屋のシンドリとブロックなど)

今後とも当ブログをよろしくお願いします。


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