【あ〜お】に引き続き【か】行です。
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ゲーム名省略記号:FF(ファイナルファンタジー),GBF(グランブルーファンタジー),メガテン(女神転生),P5(ペルソナ5ロイヤル)GDM(ガンダムシリーズ),DDDA(ドラゴンズドグマダークアリズン),ACO(アサシンクリード・オデッセイ)
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・カイチ(メガテン)獬豸,獬廌。中国の伝説における,牛・羊に似た一角獣。法治の精神を象徴する瑞獣
・火烏(メガテン)カウ。中国神話における烏で,三足烏・日烏・金烏とも呼ばれ,太陽を象徴しているとされる。三足である八咫烏(やたがらす)に対応していると言われる
・ガウロウ(FF14)Gowrow。アーカンソー州伝説で,家畜などを襲っていた2本の牙を持つ怪物。民間人ウィリアム・ミラーが民兵隊を組織して討伐した。全くの余談であるがArkansasは「アーカンソー」と発音するか「アーカンザス」と発音するか議論が戦わされ後者が敗れた
・ガガナ(FF14)鉄の嘴,銅の鉤爪を持つロシア民話の鳥で,ブヤンという伝説上の島に棲む。ブヤンには「不死身のコシチェイ」もいる
・カーシー,クーシー(メガテン)ケルト神話における「犬(Cù)妖精(Sìth)」。静かに獲物を襲うが,偶に3回吠え,遠くからでも聞こえるため,3度めまでに逃げ切らなければならないとされる。なお「クー・フーリン」は「(鍛冶屋の)クランの犬」という意味であり,「クー・フーリン」の「クー」は「クーシー」の「クー」に同じ
・火鼠(メガテン)カソ。中国の南の果てにいるという火のネズミで,その皮から作られた布は火に燃えないという。かぐや姫に求婚した5人のうち阿倍御主人(あべのみうし)は火鼠の皮衣を求められ,唐の商人から購入するも燃えてしまい,偽物と判明して失敗した
・カタキラウワ(メガテン)片耳豚。奄美大島に伝わる豚の妖怪で,股をくぐられた人間は魂を抜かれるという。兎のように素早いが,影がないため見つけたらX脚にすることが肝要
・カドゥケウス(FF14)ゼウスの子ヘルメスが持つ杖「ケーリュケイオン」の別名。この杖には2匹の蛇が巻き付く。それでFF14では2匹に分裂するようだ。アトラスの医術ゲームの名でもある
・カトブレパス(FF,GBF,DDON)カトブレポン。エチオピアに住むとされた架空の動物。猪の頭部,水牛の体。名の意味は「下を向く(look downwards)」
・ガネーシャ(P5太陽,GBF)印神話の善神。富の神様,学問の神。四本腕の象として描かれる
・ガバナー(FF14)governorは「州知事,総督,刑務所長」「調速機」
・カーバンクル(FF)16世紀に南米で目撃されたUMA(未確認動物)。額に真紅の宝石を持つ
・ガビアル(FF14)インドガビアルというワニ。魚類を食べ,ヒトは襲わないらしい
・カブラカン(メガテン)マヤ神話に登場する巨人。巨人のウクブ・カキシュ,その長男のシパクナー,次男のカブラカンは,双子の英雄フンアフプーとイシュバランケに退治された
・カフレ(FF14)Cafre。フィリピンの伝説上の怪物。プゴットPugotとも呼ばれるらしいが,プゴットが大きなヘッドレス(首無し妖怪)と形容されるのに対しカフレは大きな猪と形容される傾向にあるようだ。FF14でも猪形態である。なおフィリピンにはKapreという樹のモンスターもおり,これはスペイン語のCafre(粗野な)と関係しているようだが,CafreとKapreの関係は不明
・カーマ(メガテン)カーマデーヴァ。印神話における愛の神でマーラとも関係。オウムに乗り,キューピッドのように弓矢を持つ。ターラカを倒せるのがシヴァの子ということで,インドラら神々がシヴァとパールヴァティーに子を作らせようとカーマを派遣するが,シヴァは瞑想の邪魔とカーマを焼いて灰にしてしまった。故にアナンガ「体(anga)無し(an)」と言われる
・カマソッソ,カマソッツ(FF11,FF14,アバタールチューナー)マヤ神話の「死のコウモリ」。英雄フンアフプーを殺すが,フンアフプーは復活した。アバタールチューナーでカマソッソに変身するのはトライブ「メリーベル」のNo.2,バット
・カマプアア(メガテン)ハワイ神話において「豚の子ども」を意味する半神の男。獰猛な豚の姿と美男子の姿を取る。火山の女神ペレと喧嘩をしたり夫婦になったりしている
・カミオ,カイム(FF14,メガテン)ゴエティアの悪魔の序列53番,カイム総裁。元は天使だったとされ,メガテンでは堕天使カイム。ドラッグオンドラグーンのカイムもこれと関係か
・ガミジン(メガテン)ゴエティアの4番,公爵。馬,ロバ,しゃがれ声の人間の姿。教養科目(リベラルアーツ)を教えたり,罪を犯して死んだ魂の話をする
・カラドリウス(メガテン)カラドリオス。中世ヨーロッパで信じられた神鳥。病人を覗き込めば病を吸い取り,そっぽを向けば死ぬと信じられた。元は鳩やチドリのような白い鳥を信仰の対象にしたのではないかとも言われる
⭐️カーリー(P5女帝)カーリー・マー。印神話の時間・殺戮・破壊の女神で,カーリーはマハーカーラのカーラと同じく「黒」「時」の意。配偶神はマハーカーラ(シヴァ)。暴れて(踊って)シヴァの腹を踏みつけている絵が多い
・カーリア,カーリヤ(FF14)Kaliya。印神話。ナーガラージャの一。多頭のコブラ。クリシュナに頭の上で踊られたりして悶絶,降参
・カリディー(FF14)Tcaridyi。ロマ(ロマニー。ジプシーは蔑称とされる)の神話。アナという女王の子の一で,毛虫の形態
・カリュブディス(FF11,ACO)ポセイドンとガイアの娘であったがゼウスに罰せられ怪物にされる。渦潮。FF11では名剣ジュワユースを落とすため「ジュワタコ」とも。アサクリオデッセイの会話で「スキュラとカリュブディスの間」(前門の虎,後門の狼)という表現が登場
・カルキ(調査中)インド神話における,ヴィシュヌのダシャーヴァターラ(10のアヴァターラ)の最後。「永遠」「時間」。西暦428899年に訪れるカリ=ユガ(悪魔の時代)の終わりに出現し,悪魔を滅ぼして新しいサティア=ユガの時代をもたらすとされる
・カルキノス(FF14)ギリシア神話において,ヘラクレスとヒュドラの戦いでヒュドラに加勢したカニ。ヘラクレスに踏み潰されてしまったが,勇敢さを讃えられヘラにかに座にしてもらった。FF14では「脅威の元食材カルキノス」(笑)というfateで登場する。キキルン族が放置したカニがモンスター化したという設定
・ガルーダ(P5星,FF,GBF風,GDM)印神話の神鳥で,ヴィシュヌの乗り物。ガルダ,ガルラ,スパルナ,チラーダ,ラクタパクシャ,スレーンドラジット。ガンダムにはガルダ級という輸送機が登場。FF13では「カルラ(迦楼羅)」(戦闘爆撃騎カルラ)
・ガルム(FF14,メガテン,GDM)北欧神話。冥界の番犬。テュールと相打ち。ガンダムシリーズにガルムガンダムが登場
・カワンチャ(メガテン)月見里中(やまなし-かなめ)の『となりのカワンチャさん』という漫画の説明によるとネパールの病魔。以下英語版Wikipediaによるとネパールのネワール族にはバイラブ神(シヴァの化身らしい)を祭る仮面舞踊があり,バイラブ神のほかダーキニーやカワンチャなどが出てくる
・ガンダルヴァ(FF14,GBF,メガテン)アプサラスの夫。インドラに仕え音楽を奏でる。グラブルではエルステ帝国中将
・ギーヴル(FF11, FF14)ヴィーヴル。フランスに伝わるドラゴン型モンスター。田舎をうろつき,攻撃的だが裸の人間を見ると赤面してそっぽを向くという。またフランシュ=コンテ地方の伝説では額にルビーがあり,目としても使うという(ダイヤモンドやガーネットという説も)
⭐️キウン(P5星)Kiyyun,Chiun,カイワン。旧約聖書の一つ『アモス書』に出て来る星の神。ハパックス・レゴメノンの関係から,新約聖書の使徒言行録に出て来るレムファンRemphanに相当すると考えられる
・キキーモラ(メガテン)ロシアの女性の精霊。家の暖炉の裏や天井に住み食べ物を求めてネズミのような声を出す。ドモヴォーイと結ばれる森のキキーモラと,レーシーと結ばれる沼のキキーモラがいる。部屋が整っていると家事を手伝ってくれるが散らかっていると皿を割ったりする(笑)なおソロモン諸島の小人族カカモラ(Kakamora)と混同注意
・キキルン(FF14)qiqirn。イヌイットに伝わる犬の怪物。毛は足・口・耳・尾の先にのみある。人間がキキルンに近づくと痙攣を起こしてしまうが,キキルンも人間に近づきたがらない
・キクリヒメ(P5女教皇)菊理媛。ククリヒメ。白山神社で祀られる白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一視される
・キチクネビク(FF14)Kichiknebik。北米ネイティブアメリカン神話での大蛇(ホーンド・サーペント,グレイト・サーペント)。ミシギネビク(Mis(h)i ginebig)とも呼ばれる。Mishiは「大きな」(Michigan「大きな湖」),ginebigは「蛇」(Wikipedia日本語版,英語版)
・キナレス(TES)ジ・エルダー・スクロールズ世界における神(エイドラ)。九大神の一で,天空や風,元素を司り,船乗りや旅人の守護者。ノルドは彼女をカイネと呼ぶ。スカイリムにおいて初期に訪れる確率が高いホワイトランの街にキナレスの聖堂があり,そこでキナレスにまつわるクエストがある
⭐️キマイラ(P5剛毅)ギ神話,テュポーンとエキドナの娘。頭は獅子(或いは女性),胴は山羊,尾は蛇。英雄ベレロポーンが退治した。「キメラ細胞」などの語源
・キマリス(メガテン)ゴエティアの66番,公爵。黒馬に跨った神々しい戦士で,隠された宝を発見したり,中世三学(trivium:文法,論理,修辞)を教えたり,人を自身のような戦士に変身させたりする
・キュクレイン,クー・フーリン(FF14,P5信念)ケルト神話の英雄。幼名セタンタ。スカアハの弟子。ゲイボルグの使い手。なおFF14のキュクレインがメガテンのクー・フーリンと似ても似つかないのは,戦闘中に逆上すると「ねじれの発作(warp spasm)」を起こし,敵も味方も分からない凶悪な怪物になるからである
・ギュゲス(FF14)ヘカトンケイル三兄弟の一。ヘカトンケイルは五十の頭と百の手を持ち,ゼウス対ティターンの戦いにおいては無数の岩を投げゼウスを支援した
・キュベレー(P5女教皇,GBF土,GDM)ギリシア・ローマ神話における地母神。息子のアッティス(アティス)はキュベレーに狂わされ自ら去勢した。ガンダムでキュベレイはハマーン・カーンの専用機
・キュレーター(FF14)curatorは博物館・美術館の館長,動物園の園長。FF14「博物戦艦」のラスボス
・ギリメカラ(FF14,P5月)仏教における魔象,魔神マーラの乗獣で身長250由旬(仏教の1由旬=約7km)。のちの仏陀の前でコケた
・麒麟(FF11, FF14)鳥類の長・鳳凰(または鸞)に対応する,獣類の長。穏やかで殺生を嫌う
・ギルガメッシュ(FF,GBF土)『ギルガメッシュ叙事詩』の英雄。2/3が神,1/3が人。無二の親友であるエンキドゥと共にフンババ,グガランナを討伐
・ギルタブ(FF14,メガテン)さそり座を構成する「さそり座カッパ星」の呼び名。ティアマトが生み出した11の怪物の一,ギルダブルルは「サソリ人間」の意味。マルドゥクに退治された
・キルニス(FF14)リトアニア神話におけるサクランボの神(Wikipedia, List of Lithuanian gods and mythological figures)
・キングー(メガテン)バビロニア神話におけるティアマトの子。夫アプスーを殺されたティアマトがエアら神々に戦いを挑む際,軍団長を任されるが,マルドゥクに破れ殺されてその血はマルドゥクの人間創造に使われた
⭐️クイーンメイブ(P5魔術師)アルスター伝説に登場するコナハトのメイヴ女王のことか。印神話の「マダ」と同様,「メイヴ,メーヴ」は「酩酊」の意味
⭐️クヴァンダ(P5隠者)くばんだ(鳩槃荼)。仏教における護法神・鬼神の一種。馬の頭と人間の体で描かれる。暴風神ルドラや増長天に従う
・クエレブレ(FF14)スペインのケルト系カンタブリ人の神話に出てくるサーペントドラゴン。洞窟に棲み,財宝を守り,アンハナanjana,シャナxanaという妖精を囲っている。不死であるが年は取り,最後には海の向こうの楽園に飛んでいくという
・グガランナ(GBF風)シュメール神話に登場し,ギルガメッシュとエンキドゥに退治される「天の牡牛」のこととされる。この調査をするまでグラガンナとずっと思っていました笑
・ククノチ(メガテン)久久能智,句句廼馳。イザナギとイザナミの子で木の神。メガテンでは神樹
・ククルカン(FF14),クグマッツ(メガテン,FF)→ケツアルコアトル
・クサントス(FF14)クサントス,バリオス,ペーダソスは,アキレス(アキレウス)が所有した名馬。カワサキのザンサスはクサントスが由来
⭐️クシナダヒメ(P5恋愛)櫛名田比売。オオヤマツミ(大山祇,大山津見)の孫に当たる。ヤマタノオロチの生贄になるところを,スサノオの妻となることを条件にスサノオにヤマタノオロチを退治してもらう
・クジャタ(FF)クユーサー,クユーター,キーユーバーンなど。イスラム教における世界牛。巨魚バハムートがクジャタを支え,クジャタが天使を支え,天使が世界を支えている。クジャタはリヴァイアサンのことではという説があり,その場合海と陸の逆転現象が起こっている(バハムートのほうが陸だったはず)。20世紀のスペインの作家ボルヘスらが『幻獣辞典』を書いた時,Kuyataという綴りで転記され,これが英訳でKujataになったという
・クトゥルフ(ロストチャイルド)クトゥルー。ラヴクラフトが『クトゥルフの呼び声』で創作した神。たくさんの触手が付いたタコのような顔,翼,鱗に覆われたゴムのような皮膚が特徴。かつて宇宙から飛来した侵略者であるが今は南太平洋に沈んだ都市ルルイエR’lyehに封印され眠りについている
・クー・フーリン →キュクレイン
・クベーラ(調査中)インド神話における富と財宝の神。ヴァイシュラヴァナ。多聞天,毘沙門天。ヤクシャ(夜叉,薬叉)族の王で,ラークシャサ(羅刹)族の王たるラーヴァナの異母兄弟。 『マハーバーラタ』では,ローカパーラの一(北を守る)。十二神将のクビラ大将(宮比羅,金毘羅)の元になったクンビーラ(マカラ)とは別
・グヤスクトゥス(FF14)Gyascutus; Sidehill gouger。北米の民間伝承。四本の足のうち片側の二本が短いため険しい丘を登るのは得意だが平地で立ったり走ることは困難。右側だけが短い者と左側だけが短い者がおり,互いに組むことでニューイングランドから西部への移動という偉業を成し遂げたという(Wikipedia英語版)
・クラーケン(FF14,ブラックオニキス)北欧の伝説に登場する海の怪物で,タコ・イカの形態。当然船乗りの天敵であるが,間違って上陸してしまうことも。ダイオウイカには20m近いものもいたらしい。私個人のゲーム史の中では,ブラックオニキスにおいて近道で遭遇するクラーケンとの激闘が名高い
・グラシャラボラス(FF8)グラシャ=ラボラス。ゴエティアの25番,総裁,伯爵。グリフィンの翼をした犬の姿で,あらゆる科目,過去と未来のことを教え,人を透明にしたり,殺戮と流血の指揮者になったりする
・グラニ(FF14,GBF水)北欧神話において,スレイプニルの血を引くとされる馬
・グリーズ(調査中)北欧神話に登場しオーディンとの間にヴィーザルをもうけた女巨人。トール(これもオーディンの子)に杖,鉄の手袋,力帯を貸し与えて助けた(ゲイルロズを参照)
・クリブ(FF14)アッシリアの守護神ラマッシュを,アッカド語でクリブと呼ぶ。人間の頭部に雄牛の体,そして翼がある。見張りとして建物の入口にその像が置かれた。ケルビムとも関係があるとされる(Wikipediaスペイン語版)
・グリームニル(GBF風)『グリームニルの言葉(グリームニルの歌)』において,オーディンが化けた姿。人間の王ゲイルロズにわざと囚われ拷問される。ゲイルロズの息子アグナル(ゲイルロズの兄と同名)を除いてグリームニルを助けなかったため,ゲイルロズは破滅してしまった
・グリンブルスティ(FF14)北欧神話における,フレイの乗獣である,「黄金の毛(golden bristle)」を意味する猪
・クルシェドラ(FF11)アルバニアに伝わるメスの多頭竜,サーペンタインドラゴン。様々な自然災害を起こす。dragùa,drangue,またdrangoniと呼ばれる半神半人の英雄が倒すとされる。
・クルースニク(メガテン)スラブ民間伝承におけるヴァンパイアハンター。吸血鬼クドラクが宿敵
・グルトップ(GDM)北欧神話。「金色のたてがみ(golden mane)」ヘイムダルの馬。ガンダムにチベ級・ムサイ改級として登場
・グルファクシ(FF14)トールに殺される巨人フルングニルの馬。トールは自分の息子マグニにグルファクシを与えた
・クールマ(FF14)ラーマ,ナラシンハ,クリシュナらと共に,ヴィシュヌの10のアヴァターラ(ダシャーヴァターラ)の一。亀
・グルルGurr(メガテン)印神話のガルーダは,スリランカではグルルという魔物とされ,これは宗教対立の影響らしい
・グレンデル(メガテン)叙事詩『ベーオウルフ』に登場する怪物・巨人。フロスガーという王の城を襲い12年苦しめるがベーオウルフが退治した。以下推測だがスカイリムに登場する「ハイ・フロスガー」,またFF14の「ロスガル」はフロスガーが語源かもしれない(HrothgarはOld EnglishではHを脱音できる:Wikipedia“Hrothgar”)。なお『アサシンクリード・ヴァルハラ』の謎にも「グレンデル」の逸話が出てくる
・クロックミテーヌ(FF14)「手袋噛み」の意で,ブギーマン(ボギーマン)のフランスバージョンであるという
⭐️クロトClotho(P5運命)クロートー,クローソー。ラケシス,アトロポスと共にギ神話の運命の三女神モイライ三姉妹の長姉。「紡ぐ者」の意味だから cloth, clothe と同根?
・クロノス(調査中)Kronos(Κρόνος)。ギ神話,ティターン神族の長。ウラノスとガイアの子。レアーの夫。ゼウス,ポセイドン,ハデス,ヘスティア,ヘラ,デメテルの父。農耕神。生まれた子ども達を飲み込んでしまうが,レアーが石を代わりに食わせゼウスを救う。ゼウスは兄弟達を吐き出させ,王権を奪取した後,クロノスらティターン神族を破った(ティターノマキアー)
・クロノス(調査中)Khronos(Χρόνος)。ギ神話。時の神。「時」を意味する形態素“chron”の由来。なお中田敦彦さんはギリシア神話の解説動画で前項のクロノス(ゼウス達の父)を「時の神」と言っているが,本項のクロノスとの混同によるもの
・クンバカルナ(調査中)インド神話の『ラーマーヤナ』に登場する,ラーヴァナやシュールパナカー達の兄弟。山の様に大きく,全ての生き物を喰らい尽くす危険があり,インドラをも撃退したので,ブラフマーが「9ヶ月眠り,1日だけ目覚める」という呪いをかけた。ラーマとの戦いに勝つためラーヴァナは羅刹を総動員して無理やりクンバカルナを起こし,クンバカルナはハヌマーン率いる猿軍を蹴散らしたが, ラーマが自ら討ち取った
・ゲイルスコグル(FF14,ヴァルコネ) 北欧神話における,ヴァルキリーの名前の1つ。「槍のスコグル」の意で,スコグルと同一存在の物語もあれば,別格として登場する物語もある
・ゲイルロズ(ヴァルコネ)北欧神話における霜の巨人。ロキを人質にし,ミョルニルを持たずにトールを来させるが,トールは女巨人グリーズから杖(グリダヴォル),鉄の手袋(ヤールングレイプル),力帯(メギンギョルズ)を借り受けてゲイルロズを斃した。またこれとは別に,オーディンを虐待したために破滅した人間の王ゲイルロズがいる(『グリームニルの言葉』)
・ケツアルカトル(P5太陽,GBF風ケツァルカトル,FF14ケツァクウァトル)アステカ神話の農耕神・文化神・風の神。マヤ神話のククルカンと同一
・ケットシー(P5魔術師,FF)ケルト神話における「猫(Cat)妖精(Sìth)」。黒くて胸に白い斑がある。彼らの中には王がいるとも考えられている。また,神に召される前の死者の魂を盗むとも恐れられており,ケットシーを追い払う行事が催されるという
・ゲーデ(FF14,メガテン)ブードゥー教。死神。見た目は男爵らしい。メガテンでは死神ゲーデ。FF14ではジタバタという技を放つ
・ケートス(FF14)ギ神話。クジラの怪物。ペルセウスに退治される
・ゲリ(調査中)フレキとともに,オーディンの随獣で護衛の狼。フレキとともに「食いしん坊の」の意。オーディンには食欲がなく,食べ物を直接この2匹の狼に与えるという
・ゲルギャ(グラブル)ギョッル,スヴィティともにグラブルのフェンリル討滅戦の前座に雑魚として登場するが,この3つはフェンリルを拘束した呪物である。ゲルギャは足枷。ほかに前座で登場するドローミはフェンリルを拘束するのに失敗した鎖,リングヴィはフェンリルを罠にはめた島の名
・ケルビム・ケルブ・ケルプ(メガテン)智天使。アッシリアのクリブとも関係があるとされる
・ケルピー(FF14,P5剛毅)スコットランド地方の水辺に棲むという馬型の幻獣。人を誘って乗らせ,水底に沈めて喰らうという
・ケルベロス(FF14,GBF闇,P5戦車,GDM)ギ神話。冥府の神ハデスに仕える冥界の番犬。テュポーンの子。オルトロスの兄。3つの首は交代で眠る。音楽(オルペウスの音楽にうっとりした)と甘い物に弱い。ACOでは「ケルベロス三兄弟」が登場(人間です)。グラブルでは犬語を話す可愛い女の子と,ココ&ミミという犬のぬいぐるみで三頭を実現。アバタールチューナーでは「ハウンズ」のルーパが変身する。ガンダムではバクゥハウンドとして登場
・玄武(P5節制,FF14,GBF)中国の四象(ししょう),四神の一。北の星宿,水神。冬。蛇が巻き付いた亀。「玄」は「(赤や黄色がかった)黒」(天地玄黄,玄米,玄鳥ツバクラメ)
・黄龍(P5法王,FF14,GBF)中国の四象(ししょう),四神の長で,中央を守る。「年老いた応竜は黄竜と呼ばれる」(ウィキペディア)
・姑獲鳥(FF14,メガテン)中国の伝説で,荊州に多く生息する,幼児の鳴き声をし,子を襲う怪鳥。日本では妖怪「産女」と混同・同一視され,姑獲鳥と書いて「うぶめ」と読んだりした
・コキュートス(GBF水)冥府に流れる川であるが,『神曲』では地獄の最下層とされる。グラブルでは「トロメア」「ジュデッカ」という技を放つが,コキュートスの四つの円のうち第三円と第四円を指す。生物名ではなく「場」の名前であるため,ゲームによっては技の名称である
・ゴグマゴグ(メガテン)ブリテン島がアルビオンと呼ばれていた頃の巨人。ブリテンの建国者とされるトロイのブルータス(ブルートゥス)はガリアからアルビオンに上陸。アルビオンの巨人たちを破ってアルビオンをブリテンと名付けた。ブルートゥスに途中から同行した英雄コリネウスは,残る巨人のゴグマゴグを斃した
・コシュチェイ(FF14)「不死身のコシチェイ(カスチェイ)」。ロシア民話の英雄イワン王子が対決する悪人。骸骨のような容貌であるという。ニコライ・リムスキー=コルサコフは1901年に「不死身のカシチェイ」というオペラを作曲している。ウィッチャー3の会話でも出てくる
・ゴッサマー(FF14)蜘蛛の巣の糸,紗(しゃ)といった意味の語(gossamer)
・コットス(FF14)ヘカトンケイル三兄弟の一。ヘカトンケイルについては→ギュゲス
・ゴモリー(FF14,メガテン)ゴエティアの悪魔の序列56番。グレモリー。公爵
・ゴリアテ(DDON,ウィッチャー3)旧約聖書に登場するペリシテ人の巨人兵士で身長3メートル弱。イスラエルのダビデが投石器で石を額に当てて昏倒させ,ゴリアテの剣で首を刎ねた。ウィッチャー3ではゴリアテを石弓で一撃死させると「ダビデとゴリアテ」というトロフィーが貰える
・ゴリニチ(FF14)ロシアの竜,ズメイ・ゴリニチ(ゴルイニチ)。多頭竜(3~12頭)。ロシアに仇なす敵を打ち破らんと立ち上がったドブルイニャ・ニキーチチ(ドブルィニャ・ニキーティチ)Dobrynya Nikititchという勇者に敗れる
・コロッサス(FF14,GBF火)コロッソス,コロッスス。the Colossusは世界の七不思議の一つ「ロードス島の巨像」。「巨像」「巨人」
⭐️コロンゾン(P5魔術師)コウロウンゾウン /koʊroʊnzoʊn/。英国のオカルティスト・魔術研究家アリスター・クロウリー(1875~1947)が1909年に儀式によって降霊したという悪魔
・コンガマトー(FF14)アフリカで発見報告のある,翼竜タイプのUMA。「ボートを壊すもの」
・コンキュビヌスConcubinus(FF14)側室,めかけ
・コンラ(FF14)アルスター伝説において,影の国ダン・スカーのスカアハはライバル(姉妹とも)のオイフェと戦い,弟子のクー・フーリンがスカアハのためにオイフェを破り,子を産ませた。それがコンラである。クー・フーリンがアルスターに帰還した後コンラはスカアハの下で修行をし,ゲイボルグを除く全ての技を授かった。しかし「誰にも名乗らない」というゲッシュ(タブー)を背負っていたのが災いし,クー・フーリンに息子と知らず殺されてしまった。FF14の影の国ダン・スカーではスカアハの救援として登場し,大抵誰かが「こいつを先に倒せ」というマーカーを付ける
↓コンラが登場する回
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追加したらここに履歴を書きます
20/4/18 初回アップ(51項目)
20/4/19 キュベレー,グルトップ追加(53項目)
20/5/16 麒麟,ギルガメッシュ,グリームニル,クロノス(巨神),クロノス(時神),玄武,黄龍追加(60項目)
20/6/16 カーシー,カタキラウワ,カラドリウス,ククノチ,グレンデル,ケットシー,ゴグマゴグ追加(67項目)
20/6/17 キュクレインに加筆(メガテンのクー・フーリンと外見が違いすぎる理由)
20/6/25 火鼠,カブラカン,ガミジン,ギーヴル,キキルン,キマリス,グラシャラボラス,ゴリアテ追加(75項目)
20/7/14 カイチ(獬豸),カフレ,カワンチャ,キキーモラ,キングー,グリーズ,ゲイルロズ,ゴリニチ,コンラ追加(84項目)
20/7/31 カーマ,カルキノス,キナレス,クエレブレ,クトゥルフ,クラーケン,クルシェドラ,クロックミテーヌ,ゲリ,ゲルギャ追加(94項目)
21/3/11 カルキ,クジャタ,クベーラ,クンバカルナ,ゲイルスコグル追加(99項目)
23/9/25 カーリー,キウン,キマイラ,クイーンメイブ,クヴァンダ,クシナダヒメ,クロト,コロンゾン(107項目)
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