ゲーム会社,ゲーム雑誌会社への転職を夢見ているフレイニャです笑
「ウィッチャー3」「ホライゾンゼロドーン」「エルダー・スクロールズ・レジェンド」と紹介してきましたが,今回は友人のdgjamさんが作っている超マイナーRPGゲーム「ナイト・アンド・ドラゴン2」(ナイドラ2)の紹介です。ゲームには滅法口うるさいフレイニャも多少提案させて頂きました(トークン名「龍銀」など)
ただこのゲーム,個性的すぎて,人によっては何が面白いのか分からないということになりかねませんので,どう遊べば面白くなる(かもしれない)かを解説したいと思います。
(1) ほぼ文字だけ。プレイヤーの想像力で埋めるゲーム
このゲームの最大の特長であり欠点がこれです。このゲームにはグラフィックがなく,テキストで状況・戦況などが説明されます。システムソフトの『天下統一』シリーズは武将の顔グラフィックもないのに面白いゲームでしたが,まだ日本地図や城のネットワーク図がありました。ナイト・アンド・ドラゴン2にはそういうものもありません。
その代わりこのゲームは主人公たちの名前を変更することができます。「劉備」「関羽」「張飛」といった三国志や,好きなアニメシリーズの名前にできます。私は『ウィッチャー3』にはまりまくりましたので,ウィッチャーの登場人物で主人公を揃えることにしました。
名前の所をタップすると入力できるようになります。「ヴェンガーバーグのイェネファー」のような長い名前も入りました。左下の方の「→」のようなボタンでTwitter,Facebookにシェアできます(キャラと装備)
現在24人集められました。4パーティ分です。仲間はクエストや派遣の終了時にたまに出会います。能力値が完全にランダムなので,能力値を見て「こいつはVITが高いからゾルタンにしよう」とか,「MAGが高いから女魔術師にしよう」と考えて決めていきます。DEXとAGIだけ高いやつはダンデリオンにしました。仲間が増えてくると,能力が高い人だけ採用するようにします。雇った後の解雇も可能です。またクラス(職業)も30種類ほどあり,個性の差(重装備可能とかヘイトを集めやすいとか)も出せます。
(2) ぜひやってほしいこと
実装されている機能でぜひやってほしいのが「秘術」「派遣」「工房」です。
(2-a) 上限16まで能力値を伸ばせる「進化の秘術」
「商会」→「魔女の館」→「進化の秘術」
STR・DEX・AGIが結構高く,MAGもそこそこのキャラに出会いました。でもVITが低すぎたら……。「いくらゲラルトがちょっとした高低差で落下死しまくるにしても,このVITはないだろう」と思う時,「進化の秘術」で能力値を伸ばすことができます。伸ばすには「龍銀」が必要で,必要量も上がっていくため,自由自在に能力値をいじることはできません。「あともう少しVITが欲しいな」という時に利用しましょう。
要するに「進化の秘術」は,よりイメージ通りのキャラに近づけ,想像力プレイを楽しむための手段ということですね。
(2-b) 龍銀を得るための「パーティー派遣」
「編成」→「パーティー派遣」
「クエスト」(手動操作か自動か選べる)の他に,いわゆる「放置プレイ」として「パーティー派遣」があります。そして「進化の秘術」に必要な「龍銀」を得る最大の手段が「パーティー派遣」の「秘境探索」です。「遺跡探索」「通常依頼」「武者修行」は1時間で帰ってきますが,「秘境探索」は9時間かかるので,ゲームをやらない時は「秘境探索」をやっておきましょう。なお私の場合,ゲラルトのパーティで「秘境探索」に行かせると8個の龍銀を持ち帰ってきますが,ヴェセミルおじさんのパーティーだと6個になってしまいました。公式サイトの説明によると,パーティーの装備の質によって変化するそうです。手っ取り早くスキル(剣技・打撃など)を上げたい場合は「武者修行」がお勧めです。
(2-c) 装備に好きな効果をつける「工房」
「商会」→「工房」→「魔晶石錬成」・「魔晶石合成」
「クエスト」や「秘境探索」「通常依頼」などを実行すると,複数の装備,強化素材を持ち帰ります。装備に付く効果はランダムのため,装備収集のし甲斐があります。『ディアブロ』『真・三國無双2』などにあった,良い効果のついた装備を得るために何度もクエストを繰り返す楽しみがあるわけです。
ユニークアイテム(ディアブロのRoyal Circletや真・三國無双2の日月乾坤圏のような武将固有の装備)はありませんが,追加効果とは別に「良質の〜」「英雄の〜」「伝説の〜」のような,ベースよりも高い能力を持つ装備がドロップすることもあり,表示が色付きになります。こういう色付きの装備に,更に良質の追加効果が付くと神アイテムになりますね。
なお,ベース値が低いのに追加効果だけ高かったり,その逆ということもありますので,装備から追加効果だけを結晶化させて他の装備に付け替えることもできます。それが「工房」の「魔晶石錬成」「魔晶石合成」です。
上の画像では,「HPII」(MaxHP up II)という効果の付いた装備を3つ選んでいます。「HPI」と「HPII」を混ぜることもできますが,結果が「HPI」寄りになる可能性があるので,同じ効果で揃えた方が良いでしょう。3つ選んだら右上の「錬成する」を押して下さい。
「錬成する」で新たに「MHP UPII」が生まれましたが,「+30%」の所はランダムです。「+25%」の時もあれば「+30」の時もあります。「+30%」は当たりではないでしょうか。装備3つが消滅して,1つしか生まれないという制限はあるものの,このように追加効果がランダムに生成されるのも,クエスト・派遣によるドロップとは別の楽しみですね。なお生まれた(魔晶石錬成された)効果は,「魔晶石合成」の方で装備に付けることができます。
(3) 今後このゲームに期待すること
ここまで述べたこのゲームの特徴と魅力は
(3-a) 名前を好きなものに変えることで,想像力プレイができること
(3-b) ランダム効果の付いた装備を集める楽しみ
に大別できます。(3-b)についてはかなりよくできていると思いましたが,(3-a)についてはもっと自由度を増してくれれば楽しめそうですね。言ってしまえば,「現状は名前が変えられるだけ」ですから。
(3-c) 更に変えられるようにして欲しいところ
・「種族」「信仰」:決められた「種族」「信仰」が数種類用意されていますが,ここは変えられないので,「能力的にはシリラにしたいんだけど,オークじゃなぁ」みたいなことになってしまいます。ここもカスタマイズできれば「種族」には「変異体」などを作り,「信仰」は「狼流派」「女魔術師会」「テメリア」「スコイア=テル」などにして,より世界観にマッチさせることができますね。
・「クエスト名」「クエスト説明文」「モンスター名」:この辺りも変えられたら,「ホワイト・オーチャードのグリフィン戦」「ケィア・モルヘンの戦い」,また三国志の「赤壁の戦い」なんかも作れそうですね。さらには顔グラフィックを画像取り込みで設定できたりして,ちょっとした「ツクール」のようになればもっと楽しくなりそうです(顔グラフィックの取り込みは2020年11月に実装されました)
(4) 最後に
いかがでしたでしょうか。ほぼ個人レベルでゲームを作るのってすごいですね。dgjamさんには今後もがんばってほしいです。
(2020/12/3追記)
神パッチが当たり,好きな画像をキャラクターのスキンにできるようになりました。記事の一番上の画像を見て下さい。ゲラルト,トリス(ウィッチャー3),カサンドラ(アサシンクリード・オデッセイ),アーロイ(ホライゾンゼロドーン)にしてみました。画像の通り,好きなセリフを言わせることもできます。ゲラルトはやっぱ「グウェントでもやらないか?」ですよね。ぜひ皆さんも好きな画像で遊んでみて下さい。