フレイニャのブログ

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紛らわしい単語シリーズ3(cooperateとcorporate)(附.接頭辞"con")

前回の接頭辞"de"に続き,これまた鬼門の"con"です。

これも大別して2つの意味があるため厄介ですが,"de"のように「逆に思える2つの意味」ではないため,ましかも知れません。

ただ単語数がかなり多いので,「con-系は嫌だ('A`)」と思う人は多いのではないでしょうか

con [com, col, cor, co]

(1)「一緒,共に,同じ」

(2)強調

意味のズレは大きくないですね(・∀・)

なお,

・comはb,m,pの前(combine,commit,compromise

・colはlの前(collaborate

・corはrの前(correspond

・coは母音などの前(coeducation

です。

 

(1)「一緒,共に,同じ」

combine「結びつける」

commit「関わる,託す,(罪を)犯す」(一緒に(com)送る(mit))

compassion「同情,憐れみ」(同じ(com)情熱(passion))

compromise「妥協する」(一緒に(com)約束(promise))

※ただし「ンプロマイズ」のような発音になるので注意(下線が第一強勢)

collaborate「協力する」(一緒に(col)労働(labor))

※「コラボ」の元

※WWII時のフランスの対独協力のことを「コラボラシオン」と言いました。

correspond「一致する,通信する」(一緒に(cor)反応する(respond))

coeducation「共学」(一緒に(co)教育(education))

 

(2)強調

confine「限定する」(fin「終わり」)

condense「濃縮する」(dense「濃い」)

concise「簡潔な」(cise, cide「切る」)

confidence「信頼,自信」

 

まだまだ大量にありますが,(1)は「一緒に」を手がかりに覚えやすいものが多いですね。

なお,このcomにmが続く単語は,mが2連続することになります(command,communicate,committee,commercial,common)。ただしcometは別語源なのでmは1つです。

 

(3)では本題に入ります。

cooperate「協力する」(共に(co)作業する(operate))

corporate「法人の,企業の」

"corp"は「体」です。「団」→「法人」となったと考えられます。

corpse「死体」 ※「コープス」のような発音

corps「団,部隊」 ※sは脱音し「コーア」のような発音

「フライコール[フライコーア]Freikorps」とはWWIの前後にドイツで社会主義勢力を攻撃した「ドイツ義勇軍」ですね。「コール・ド・バレエcorps de ballet」は「バレエ団」です。

 

conなどから始まる単語はややこしくて厄介に思えるでしょうが,よく見て分解して意味を思い出すようにしましょう。

 

接頭辞"de"に関してはこちらになります。

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