好きな数字nと共に「n%の頻度で」と言う方法です。いきなり結論を知りたい方は(2)に飛んで下さい。
(1)まずこれらから。
all (of) the time「いつも」
most of the time「ほとんどの場合」
これらの表現は,
spend most of the time Ving「ほとんどの場合をVしてすごす」
のように名詞になるだけでなく,
Most of the time I...「ほとんどの場合私は……」
のようにそのまま副詞として使えます。前置詞は要りません。
このように名詞がそのまま副詞になれるのは日本語でも見られることですね。
「きょうは日曜だ」(名詞)→「きょう私は」(副詞)
「10キロは長い」(名詞)→「10キロ歩いた」(副詞)などです。
「10キロ歩いた」「3時間歩いた」は,英語でも
I walked 10 kilometers./I walked 3 hours.
と前置詞なしに言えます。
I walked for 10 kilometers./I walked for 3 hours.
とも言えることから,名詞につく前置詞が省略されてそのまま副詞になったと考えられます。
「金曜日に私は買い物に行った」→「金曜日私は買い物に行った」のような感じですね。
10キロや3時間が長すぎると言いたければ,as long as「……も(長く)」を使いますが,
I walked (for) as long as 10 kilometers.
と,as long as だけでも良いし,for as long as も間違いではありません。
most of the time の話に戻りましょう。
(2)most of the time の most が割合を表していると前日のブログで書きました。この割合の「most」を,具体的な割合を表す「n%」に置き換えて,
n% of the time「n%の頻度で」
と言えます。これで何%でも言えることになります。
実際に統計を取った場合はこのように細かく言う意味はありますが,日常生活では統計は取らないので,most of the time とか,almost always,often,sometimes,seldom,hardly ever とかで十分ですよね。強調表現として,
99% of the time(「九分九厘」的な意味)
はありだと思います。