『ウィッチャー』原作小説を読み,お役に立ちそうor面白そうな単語を紹介するコーナーです。その46はこちら。
(461) be left by himself「独りにされている」
by oneself = alone なので,be left alone に同じ。
(462) confiscate「差し押さえる,没収する」
国境の川に差し掛かったところで,船の中に関税職員のような者たちが乗り込んできているのです。
(463) the clink「刑務所,豚箱」
俗語ですので「豚箱」などと訳すといいのかもしれません。語源はロンドンのサザーク(Southwark)にあった the Clink という刑務所です。ウィキペディア記事があります。
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(464) charge him to the penny「1ペニーに至るまで彼に料金を課す」
charge はここでは「料金を課す・請求する」,to the penny の to は「……に至るまで」
(465) make room for...「……のために場所を開ける」
この room は「余地」で,room for doubt「疑いの余地」といった比喩的な使い方が可能。
(466) up to one's ears, up to the ears「どっぷりはまりこんで」
直訳は「耳の所まで」で,ある状態に完全にはまりこんでいることを示す。ears は chin「あご」,eyes「目」,eyebrows「眉毛」などでもよい。
(467) throw in「(手札・仕事)を捨てる」
I'm throwing it in「その仕事を辞めるつもりだ」。
「投げ込む」の意味もあり(サッカーのスローイン)
(468) be set on Ving「V することに決めている」
set「意志を向ける」より。実際のセリフは I'm set on enlisting in the army.「軍に入ろうと決めているんだ」。ヴェンガーバーグがあるエイダーンのデマヴェンド王(King Demavend)が兵を募集しているようです。
(469) three times what I get here「ここで貰っている額の3倍」
three times「3倍」と what I get here「ここで貰っているもの」の間に何の前置詞もないことに着目。three times the size of A「A のサイズの3倍,A の3倍のサイズ」といった言い方もあり(twice the size of A も)
(470) feetfirst, feet first「担架で運ばれて,死んで」
直訳の「足から先に」→「棺桶に入って」。go [come] home feet first「死んで帰宅する,死ぬ」
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ゲラルトや船長,税関職員たちの会話が続いています。
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