『ウィッチャー』原作小説を読み,お役に立ちそうor面白そうな単語を紹介するコーナーです。その32はこちら。
(321) reminisce(レマニス)「思い出話をする」
ヤーペンとシリラが思い出話をしながら丸薬を作っています。「ニ」に強勢です。
(322) mold [mould]「鋳型,流し型,鋳物」
ヤーペンとシリラが丸薬を作っています。シリラによるとその薬は stink「臭い」そうです。
(323) martyr(マーター)「殉教者」
トリスはシリラが「臭い」と言う丸薬を,殉教者のような表情で(with a martyred expression)飲み込みました。
(324) convoy「護送,護衛(隊)」
ゲラルト達はヤーペンらドワーフのキャラバンに助けを求めましたが,ゲラルトはヤーペンに,このキャラバンは何かの護衛なのかと尋ねています。
(325) bat an eyelid「まばたきをする」
bat には「まばたきをする」とか「翼をバタバタ動かす」という意味があります。「コウモリ」の意味はそこから生まれたのでしょうか。bat one's eyes とも言います。
(326) odds and ends「がらくた」
このキャラバンは何かを運んでいるのかと聞いてきたゲラルトに,ヤーペンは飼い葉(fodder)やがらくた(odds and ends)を運んでいる,と恐らくとぼけて答えています。odds and ends は以下の名曲の歌詞に登場します。
(327) poke one's nose into...「……に首をつっこむ,介入する」
thrust one's nose into... とも言います。ヤーペンが返答を誤魔化したと見て,ゲラルトは「俺も他人の秘密に首を突っ込む癖はない」と言っています。「ただほんの数日だけ,トリスのためにキャラバンに混ぜてくれ」とも。
(328) dark circles under one's eyes「目の下の隈(くま)」
ゲラルトは寝ずの看病をしていたのでしょうか。
(329) rumor has it (that) ...「……という噂だ」
have it = say,と言えばそれまでですが,もう少し分析すると,it は形式目的語で,真の目的語が that... です。have that... と言えないから,have it that... とするのでしょう。
(330) vanguard「前衛,先陣,先駆者」
トリスとシリラが乗せてもらっている荷馬車は,護衛隊の先陣にいたようです。
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ヤーペンとシリラが作った丸薬はトリスに効くでしょうか。316ページ中131ページまで来ました。
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