フレイニャのブログ

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Asgard Stories 5:オーディンを出迎えるヘイムダル

Asgard Stories

Asgard Stories 4までで世界の成り立ちの説明が終わり,いよいよ物語が始まります。

 

ODIN’S REWARD

One night when all was quiet in Asgard and the Æsir had gone to rest, Odin, the Allfather, sat awake on his high throne, troubled with many thoughts. At his feet crouched his two faithful wolves, and upon his shoulders perched the two ravens of thought and memory, who flew far abroad every day, through the nine worlds, as Odin’s messengers.

ある日の夜,アースガルズ中が寝静まり,エーシル達が眠ってしまった時,父なるオーディンは眠らずに高い玉座に座り多くのことを思い悩んでいました。彼の足下には2匹の忠実な狼がかがみ,彼の肩には思考と記憶の2羽のカラスが留まっていました。このカラスたちは毎日オーディンの使者として,九界に渡る遠くの領域まで飛んでいました。

2匹の狼はゲリとフレキ2羽のカラスはフギン(思考)とムニン(記憶)です。『悪の教典』,私もハマりましたね。伊藤英明の無表情がめちゃ怖いです。彼と,染谷将太二階堂ふみは,これをきっかけに好きになりましたね。『麒麟がくる』において,伊藤は斎藤義龍,染谷は織田信長です。

九界とはニヴルヘイム(北の氷の国),ムスペルヘイム(南の炎の国),アースガルズ(アースガルド;エーシル達の国),ミズガルズ(人間界),ヨトゥンヘイム(巨人の国),アルフヘイム(エルフの国)などです。

 

The Allfather had need of great wisdom in ruling the worlds; after thinking a long time on the matters which needed his care, he suddenly started up, and went forth with long strides from his palace of Gladsheim into the night. He soon returned, leading his beautiful, eight-footed steed, Sleipnir, and it was plain that Odin was going on a journey. He quickly mounted Sleipnir, and rode swiftly away toward Bifröst, the rainbow bridge, which reached from Asgard, the city of the gods, down through the air to the lower worlds.

父なるオーディンはこれらの世界を治める偉大な知恵が必要だと考えました。注意しなければならない事は何かと長考したのち,彼はいきなり立ち上がり,大股でグラズヘイムの宮殿から夜の暗闇に進み出ました。彼は間もなく,美しい八足の軍馬スレイプニルを率いて戻りました。彼が旅に出ようとしているのは明白でした。彼はさっとスレイプニルに跨ると,素早く虹の橋ビフロストに走りました。ここは神の城アースガルズから,空を隔てて下界に通ずる橋でした。

into the nightってかっこいい表現ですね。夜でも明るい所はあるので,意味のある表現です。「夜の暗闇の中へ」と訳しました。

plainは「質素な」(プレーンヨーグルト)の他に「明白な」があります。plane「平面」と関係がありそうで,同音でもあります。

go on a Nは「旅に出る」系のほか,go on a diet「ダイエットを始める」,go on a strikeストライキを始める」が重要です。「ダイエット中」「ストライキ中」はbe on a diet [strike]です。中学生の頃「go on a」を使って「便所に行く」って言ってみな,と言われ,「go女便所」と言ってしまったことがあります。

mountは「馬に乗る;取り掛かる」,dismountは「馬から降りる」です。

 

When Sleipnir stepped upon the bridge it trembled, and seemed hardly strong enough to bear the horse and his rider; but they had no fear of its giving way, and Sleipnir galloped swiftly onward. Soon Odin saw Heimdall, the watchman of the bridge, riding toward him on a fine horse, with a golden mane that reflected light upon the noble face of his rider.

スレイプニルが橋に踏み入れると橋は震え,馬と主人の重さに耐えられる強さには見えませんでした。しかし彼らは橋が崩れるのを恐れず,スレイプニルは全速力で前進しました。間もなく橋の監視者ヘイムダルが金色のたてがみをした美しい馬に乗って自分の方へ駆け寄ってくるのが見えました。たてがみはヘイムダルの高貴な顔を照らす光を反射していました。

give wayは「屈する(give way to N)」「重さなどに負けて崩れる」の意味があります。giving wayの直前のitsは意味上の主語を表します(橋崩れるのを恐れない)

gallopは最速の走り方で,四本の足全てが地面から離れます。他にpace,trotなどがありますね。

ヘイムダル登場です。乗馬はグルトップ(Gulltoppr)です。チベ級の艦艇としてガンダムにも登場します。

 

 

“You must be bound on some important errand, Father Odin, to be riding forth from Asgard so late at night,” said Heimdall.

“It is indeed a most important errand, and I must hasten on,” replied Odin. “It is well for us that we have such a faithful guardian of the ‘trembling bridge’; if it were not for you, Heimdall, our enemies might long ago have taken Asgard by storm. You are so watchful, you can hear the grass grow in the fields, and the wool gather on the backs of the sheep, and you need less sleep than a bird. I myself stand in great need of wisdom, in order to take care of such faithful servants, and to drive back such wicked enemies!”

「なにか重要な要件で来たに違いありませんね,父オーディンよ,こんな夜遅くにアースガルズから馬で出かけようとするなんて」とヘイムダルは言いました。

「いかにもとても大切な用なのだ,私は急がねばならん」とオーディンは答えました。「『揺れる橋』にお前ほど忠実な守護者がいることは我々にとって誠に結構なことだ。ヘイムダル,お前がいなければ,我々の敵はとっくにアースガルズを奪い取っているかもしれないからな。お前はとても注意深い。野の草が成長する音だって聞こえるし,羊の毛が背中で濃くなっていく音も聞こえる。それに鳥ほどの睡眠も必要としない。私はと言えば,こんなにも忠実なしもべ達を守るために,また邪悪な敵を打ち払うために,知恵がとても必要な状況にあるのだ」

errandは「お使い」が有名ですが,ここは「要件」でしょう。onはon businessと同じonです。on some urgent business「急ぎの用で」という表現もあります。

to be ridingのto-Vは「Vするとは」「Vするなんて」のto-Vです。mustと共起することは多く,You must be crazy to-Vで「Vするなんて頭がおかしいに違いない」です。今回to ride「rideするなんて」ではなくto be ridingとなっていますが「rideしているなんて」「rideしようとしているなんて」と訳せます。

so late at night「こんなに夜遅く」とso early in the morning「こんなに朝早く」はセットで覚えておきましょう。

a most important...(a+最上級)は,the most important... ではないので,「最も重要な」ではなく「大変重要な」です。You’re most kind.は「あなたはとても優しい」という意味です。

wellはgoodの副詞として有名ですが,形容詞wellもあり(ex. Are you well?など),It is just as well that…「…なのはかえって好都合だ」は重要表現です。

if it were not for Nは「仮にNが(い)なければ」という意味です(仮定法過去)。if there were no Nも一応あります。

・our enemies might have takenは仮定法過去完了の形で「takeしたかもしれないであろう」です。またここから,仮定法過去(if it were nor for)と仮定法過去完了(S might have 過去分詞)は組み合わせて良いことが分かります。

・take N by stormは「嵐のような勢いで奪い去ってしまう」ということでしょう。take N by surprise「Nの不意をつく」「Nを奇襲占領する」を知っていれば類推できます。

hear the grass grow,hear the wool gatherは,growが三単現活用していないので,hear O V(原形)「OがVするのを聞く」という知覚を表します。hear O Vingなら「OがVしているのを聞く」です。

 

今回はオーディンヘイムダルの会話で終わりましたね。オーディンは何をしに行くのでしょうか? 次回は4/26頃を予定しています。

 


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