Netflix版ドラマ『ウィッチャー』を見て役に立ちそうor面白そうな英語表現を覚えるコーナーです。その7はこちら。
エピソード1-3「裏切りの月」に入ります。テメリアが舞台であり,フォルテスト王やトリスの初登場回です。
(1) up-front, up front「前もって(の),前払いで」
an up-front fee「前払い料金」。ゲラルトとは別のウィッチャーが,前金で3000オレン要求していました。500クラウンに相当します。彼は依頼に失敗してしまうのですが,その後ゲラルトが現れて「後払いかつ1/3の料金」を申し出ます。
(2) round up「かき集める,寄せ集める」
「数人の鉱夫が3000オレンをかき集めて怪物を退治させようとした」という文脈。round up には「(小数点以下など)端数を切り上げる」の意味もあります(round up 5.5 to 6)
(3) A half-measure ain't gonna do!「中途半端なやり方じゃダメだ」
half measure「中途半端なやり方,その場しのぎの行動」。do は「良い,結構である」。won't do や do(es)n't do だと「だめだ」
(4) The king diddled whores while his subjects starved.「民が飢えている時に,王は売春婦といちゃついてた」
subject(s) は「臣下,臣民」。王国の臣民でない「公民,国民」は citizen(s)。
(5) usurper「簒奪者」/jusɜrpə(r)/ [ユサーパー]
ニルフガード王位がエムヒルの父の時に簒奪される。エムヒルは簒奪者に仕える魔術師 Braathens によってヘッジホッグ獣人に変異させられるが,最後は王位を簒奪者から取り戻す。この簒奪者は本名が明らかになっておらず,ただ「簒奪者」と呼ばれている。『アーサー王伝説』では簒奪者ヴォーティガーンが登場する。
(6) Lower your weapons and return to your homes.「武器を下ろして家に帰りたまえ」
lower は「低くする,下ろす・下げる;より低い(low の比較級)」
(7) You have my word that our king will not hear of this treason.
one's word には「約束,保証」という意味があります。「(大人しく家に帰ったら)王の耳には入れないと保証しよう」と言っているのでしょう。
(8) Temeria has had their fill of witchers.「テメリアにはウィッチャーが多すぎる」
have one's fill of... で「……を嫌というほど味わう,……はもうたくさんだ」の意味。
(9) crypt「地下聖堂,遺体安置所」
怪物がそこからやって来ているという文脈です。
(10) Rumor has it she was...「噂によると彼女は……」
Rumo(u)r has it (that)... = The rumo(u)r is (that)... で「……という噂である」
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1-3「裏切りの月」の11分ほどです。