Netflix版ドラマ『ウィッチャー』を見て役に立ちそうor面白そうな英語表現を覚えるコーナーです。その9はこちら。
(1) a game of sleuthing「探偵ごっこ」
sleuth「探偵(detective);探偵する」。嗅覚に優れる追跡犬 sleuthhound = bloodhound より。
(2) Then you will refer to her as Her Royal Highness.「ならばあなたはその女性を王女殿下だと判断することになる」
refer to A as B「A とは B のことだと言う,A を B と呼ぶ」
(3) seditious rumors
seditious は「暴動を煽るような,扇動的な」
(4) If you called off your guards,「門番を外してもらえたら」
call off は「呼んで去らせる;中止する(cancel)」
トリスの言葉。放棄された城(フォルテスト王が逃げ出した城)の前に門番がいてゲラルトが調査に入れないので,王の命令で去らせてほしいと言っています。過去形なのは仮定法で,「本来は不可能な事だろうが」という含み。
(5) feed off...「……を食べて生きる,……をエサに生きる」
feed on, feed off, live on, live off が可能で,小説『ウィッチャー』では live off が出てきました。on でも off でも良いというのが面白いところで,ここでの on は〈依存の on〉,ここでの off は「……から(from)」のイメージです(……から栄養を取るといった感じ)
(6) flinch「たじろぐ,縮み上がる」
ゲラルトは否定形で使い(you didn't even flinch),「お前は自分の妹が殺害されたと知っても平然としていた」とフォルテスト王に言っています。
(7) the moment (that) S V「S V したとたん」(as soon as S V)
前項のセリフの続きで「しかし少女の父親について俺が触れた途端お前は……」とフォルテスト王に言っています。フォルテスト王は独身を通したことで知られますが,実の妹と交わったという疑惑があり,ストリガにされた少女はフォルテスト王の娘ではないかとゲラルトは疑っているのです。
(8) Between you and me「俺たち二人だけの秘密だ」
この直後に「ストリガの父親は誰だ(お前ではないのか)?」とゲラルト。
フォルテスト王にとって大変スキャンダラスな話なので,ゲラルトは王と二人きりになって話をしています。
(9) animosity「敵意,敵愾心,憎悪」
初めて知った語です。英検一級レベルでしょう。元々は「勇気,激しさ」というのが由来のようです(cf. animal, animate)
どうもキャランセ女王の前のシントラ王(キャランセの父)が魔術師協会を敵視していたということを言っているようですね。
(10) Word is...「噂では……」
『ランダムハウス英和大辞典』によると the word には the rumor の意味があり,
The rumor is (that)...(Rumor has it (that)..., Rumor says (that)...)
=The word is (that)...
= Word is...
ということでしょう。
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エピソード1-3「裏切りの月」の半分くらいです。
↓次回はこちら