『ウィッチャー』原作小説を読み,お役に立ちそうor面白そうな単語を紹介するコーナーです。その36はこちら。
(361) thrash「鞭打つ,打ち負かす」
シリラの乗る馬の濡れたたてがみ(damp mane)がシリラの顔に当たる様子に使われていました。
thrush は「鶫(ツグミ)」です。
(362) tell off「叱りつける」(scold)
目的語が代名詞一語の場合は tell her off のように挟みます。
(363) foray「襲撃,略奪;手を出すこと;冒険,進出」
make a foray into... の用例が多いですね。
(364) smell of spring「春の匂いがする」
物を主語とし「形容詞な匂いがする」と言う時は smell+形容詞 です(smell sweet)。しかし「名詞の匂いがする」と言う場合は smell of fish,smell like fish のように of, like を介さねばなりません。
なお,人を主語とし「……の匂いを感じ取る」「……の匂いを嗅ぐ」と言う時も smell が使えます。
(365) dismount「下馬する」
オンラインゲーム(ウルティマオンラインだったかな?)でマウントから降りるコマンドになっていました。
(366) as far as the eye can see「見渡す限り」
see を reach とも言います。as far as I'm concerned「私に関する限り(では)」も重要ですね。
(367) apathy「無感情,無感動」
torpor「無感覚,麻痺」という語と並列で使われていました。「感情」を意味する形態素“pathy”に打消の“a”が付いています(symmetry「対称」→asymmetry「非対称」)
(368) unscathed「無傷の」
scathe「傷つける,害する」が分かっていればすぐ出てきます。北欧神話の「傷つける者」スカジと語源的に関係しています。
(369) spread-eagled「大の字に横たわって」
「翼を広げた鷲」より。実は,ニルフガード軍によるシントラの虐殺の様子をシリラ思い出している場面です。つまり犠牲者の様子です。
(370) give ... away「……の正体を明かす,(秘密)を漏らす」
シリラは今,仲間達から離れて馬で一人先に進んで来てしまったのですが,そこでスコイア=テルを目撃しました。小動物を驚かせて騒がせると自分が見つかるので,息を潜めて隠れているところです。
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遂にスコイア=テルに遭遇してしまいました。戦闘が始まってしまうのでしょうか。316ページ中151ページまで来ました。
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