フレイニャのブログ

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Two Tribes(1984年)──フレイニャの好きな音楽(7)

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フレイニャの好きな音楽(6)」に引き続き,(7)はフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「トゥー・トライブズ(Two Tribes)」です。アルバムは「ウェルカム・トゥ・ザ・プレジャードーム(Welcome To The Pleasuredome)」。なんかかっこいいですね。

Frankie Goes To Hollywoodとは「フランク・シナトラ,ハリウッドデビューす」という意味で現在形で記述されています。HollywoodのHollyはholy「聖なる」ではなくholly「ヒイラギ」です。hollyhockは『ウィッチャー3』でおなじみの「タチアオイ」です。

ボーカルはホリー・ジョンソン(Holly Johnson)で,バンド名は彼の名前と掛けているのではと疑っています。イギリス英語ではhollyは「ホリ /hɔ́li/」です。

「ハリウッドに行きたい」の意味でgo to Hollywoodを使うと「ハリウッドデビューしたい」の意味に取られる可能性もあるので,visitなどを使うと良いかも知れません。

 

歌詞が若干ラップ調と言うか,ノンネイティヴには難しいので,口ずさみポイントは1箇所だけにしておきます。

(1)When two tribes go to war, a point is all that you can score.「米ソが戦争始めたら,1点入りゃ世界終了」

war /wɔːr/ とscore /skɔːr/ で韻を踏んでいる感じですね。

two tribesは「2つの部族」という意味で米ソを指します。それは後述するようにPVの内容から明らかです。特定の2部族を指す場合はthe two tribesとするのが筋ですが,略したということでしょうか。

go to warは「戦争を始める」。特定の戦場に赴くと言うよりは抽象的な意味で,go to Hollywoodにも言えます。go to prison「投獄される」,go to court「裁判に訴える」などもあります。

a point is all that you can scoreの方は難しい(そもそも聞き取りも)のですが,「1点が得点できる全てだ」→「1点しか得点できない」という意味でしょう。例えばThat's all we can do.は「それが我々が出来る全てだ」→「それしか我々は出来ない」です。

米ソの戦争を仮定すると,それは核戦争ということになりますから,1発でも核爆弾が投下されたら試合終了(世界滅亡)ということでしょう。米国もソ連も国土は広大ですから1発の核爆弾で滅亡はしませんが,「世界は終わったに等しい」とは言えるでしょう。

 

(2)PVと一部の歌詞──レーガン大統領

なぜこれが米ソ核戦争を意味していると分かるかと言うと,真ん中のリングで殴りあっているのがレーガンに似ているからです。Two Tribes1984年の曲で,このときのソ連書記長はチェルネンコです。

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また歌詞にもon the air Americaというのがあり,レーガンが「ハリウッドデビュー」したLove Is on the Airと掛けているらしいです。

ja.wikipedia.org

en.wikipedia.org

いずれ『歴代アメリカ大統領』でも取り上げますが,レーガン政権は1981-1989と,ほぼ1980年代の大統領で,「強いアメリ」を目指して対外強硬策を取り,「双子の赤字財政赤字と経常収支赤字)」に陥ってしまいましたが,他方のソ連レーガン1人の間に

ブレジネフ(1964-1982)

アンドロポフ(1982-1984

チェルネンコ1984-1985)

ゴルバチョフ(1985-1989)

と3回も書記長が交替し,1991年にはソ連は解体されて「独立国家共同体」になってしまうのでした。そういう意味では「米ソ対立はアメリカが勝利し,ソ連の衰退に一役買ったのが『強いアメリカ』を目指したレーガンだ」ということは言えるでしょう。

 

最後がスカッと終わる(地球が爆発してますが)のもいいですね。リラックス(Relax)など他にも名曲はありますが,この曲はフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの真骨頂と言えるでしょう。

 

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