昔ハマりまくった漫画の紹介です。
久々に読みたくなってKindleで全巻購入しました。
ジャンルはスポーツ(陸上)で,当然ライバルリーと,恋愛,陰謀なんかもあります。
作者はこれまたハマりまくった『あずみ』(1994〜2008)の作者小山ゆう。
主人公は結城光ですが,ヒロインの水沢裕子がめちゃ可愛い。
あずみの原型ではないかと思っています。
いいか!! 人を本当に大きく動かせるのは,その人間の力や弁舌や才能ではない!!
魅力だ!!
ちょっとしりあっただけでごちそうしたくなる………魅力だ!!
それに,犬からのあの好かれ方も異常だ……
結城豪太郎は結城コンツェルンの総帥で大金持ちですが,ただ魅力があるというだけで幼児の光を強引に親から引き離し,養子にします。
この結城コンツェルンに1人の少女が訪ねてきます。豪太郎の子だと主張する,水沢裕子です(豪太郎は大金持ちで世界中に子がいると言う設定)
裕子は豪太郎の実の子(このとき初めて実父と会いますが),光は養子ということで義理のきょうだいということになります。
裕子は豪太郎の養育費を拒み,自らの足(短距離選手の実力)だけで生きていこうとします。しかし実は光も短距離走の潜在能力を持っており,裕子や,光の隠れた才能を見出す神野らの影響でそれに目覚め,自らも陸上競技にのめり込んでいきます。
あ,それから……夜はもう冷えるから……
もうちょっと厚めのズボンをはいて,
足を冷やさないように,したほうがいいなあ……
なん度やっても,わしが勝つ!! なぜかわかるか?
きみはあの石の音を耳できいた!!
しかし,わしは足の裏できいた!!
その差だ!!
光は結城コンツェルンの跡取りの道と,一陸上選手としての道の間で葛藤しながらも,裕子との友好を深めていきます。
裕子は既に日本記録を有しており,光より先にオリンピックへの道を突き進んでいきます。
ああ!!…… わたしたちは今,
わたしたちだけの世界を共有したんだ!!
しかし,その世界へ踏み込んでいくためには,
おそらく女であることを捨てねばならないだろう。
物語にはもうひとりのヒロインが登場します。京極詩織というこれまた大金持ちのご令嬢で,美人です。
詩織のようなゲジ眉の典型的美人ていますよね。そしてこの子がもう,女の鑑!(問題発言)こんないい子いません。裕子は裕子で本当にいい子で,光はどちらと結ばれることになるのでしょうか。小山ゆうはあずみといい,本当に美人を描くのが上手いと思います。
口がハート型になった笑顔は小山ゆうの漫画の特徴の一つですが,裕子達もそういう顔を時折します。コミカルとシリアスのバランスが取れていて良いですね。
以上,この作品の魅力が少しでも伝わればと思いますが,この物語のテーマは何でしょうか。スポ根漫画であり,恋愛要素も多分にあるわけですが,この作品のテーマは私に言わせれば「夢」ですね。そして「人の気持ち,心」です。人の気持ちというのが物凄く溢れてくる作品です。
もし見つける機会があったらぜひ読んでみて下さい。
しかし私はこれを書いて,無性に『あずみ』が読みたくなってしまいました笑 またKindleで全巻買いしてしまうのでしょうか(巻数が多そうだからなぁ(;´∀`))
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買いました(現在20巻まで)