前回は関係代名詞の目的格と,目的格の関係代名詞は省略できることをやりました。
今回は主格の関係代名詞をやります。
(1)関係代名詞の主格 who・which
前回と同様,関係代名詞で2文を繋ぐ練習をしましょう。やり方は目的格の場合と同じです。
This is the man.
He bought the car.
The man を修飾される方(先行詞)にし,he の方を関係代名詞にして修飾する方にする。
人間の場合は,主語だったら who,目的語だったら whom にする。He は主語なので,who にする。
This is the man.
who bought the car.
★[重要]関係代名詞は先頭に移動して,修飾される語の直後に来る
主語なので最初から先頭ですね。
This is the man who bought the car.「これが,その車を買った男です」
主格の関係代名詞は基本的に省略しません。
The man was Tom.
He bought the car.
→who bought the car.
→The man who bought the car was Tom.
人間以外(物や動物)の場合は,主語でも目的語でも関係代名詞は which です。
This is a book.
It explains computers well.
→which explains computers well.
→This is a book which explains computers well.「これはコンピューターのことをうまく説明している本です」(『ジーニアス英和辞典』より)
[発展]
the book ではなく a book なのはなぜ?
関係代名詞によって説明されることによって,1つに定まれば the です。
This is the man who bought the car.「これが,その車を買った男です」の例では,「その車を買った男」が 1 人に定まっていると考えて the と言っています。過去にその車を買った男が複数いて,その中の 1 人という場合,a man もあり得ます。
This is a book which explains computers well.「これはコンピューターのことをうまく説明している本です」(ジーニアス英和辞典)の例では,「コンピューターのことをうまく説明している本」はきっと他にもあるはずで,そのような本の 1 つだから a book と言っています。
[発展]
I や you に関係代名詞を使うのはあり?
I who... で「……である私」,you who... で「……であるあなた」のように,既に代名詞になっているものに関係代名詞を使うのは,『ジーニアス英和辞典』によると「極めてまれ」です。試験などでは不可と思った方が良いでしょう。
もし「ほうれん草(spinach)が嫌いである私は」と言いたければ,「私はほうれん草が嫌いです。(だから)私は」などと言い換えましょう。
なお,someone「誰かある人」や something「何かあるもの」に関係代名詞を続けることは可能です。『ジーニアス英和辞典』によると,関係代名詞 who が続く時は somebody who... よりも someone who... の方を好むそうです。
[発展]
I who... や You who... は「極めてまれ」(基本不可)と言いましたが,He who... はありまして,Anyone who...「……である人は(誰でも)」という意味です。「……である彼」という意味では基本不可なので気を付けて下さい。
Those who... は「……である人々」という意味です。
(2)関係代名詞 that
前回を含め,今まで見てきた関係代名詞は,that で言い換えることができます。
The man who bought the car was Tom.
=The man that bought the car was Tom.
This is the man who bought the car.
=This is the man that bought the car.
This is a book which explains computers well.
=This is a book that explains computers well.
This is the car (which) I bought last year.(目的格の例;カッコは省略可能を示す)
=This is the car (that) I bought last year.( 同上 )
『ジーニアス英和辞典』によると,人間の場合は that より who(m) を好むそうです。that はもともと「あれ」という意味なので,人間に使うとちょっと変なんでしょうね。
また,先行詞(修飾される名詞)に the only「唯一の」,all「全ての」,no「~は全くない」,the first「最初の」,the last「最後の」,最上級など強い意味が付く場合は,that を好みます。また先行詞に人間と物[動物]が混ざっている場合なども that を好みます。
[発展]
someone の場合はやはり人間ということで someone that... より someone who... を好むようです(実際『ジーニアス英和辞典』も someone who... を載せています)
something の場合は something which... より something that... を好むと言われることがありますが,ネットで調べると something which... の例も結構ヒットします。
なお訳す場合, someone や something は「誰か」「何か」より「人」「こと・もの」がよいでしょう。
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