「……と言っても過言ではない/差し支えない」を意味する英語表現を簡単な順にまとめます
(1)We can [may] safely say that...
We can say that... や We may say that... に副詞の safely を付けるだけなので簡単です。副詞を1つ付けるだけシリーズとしては,She fainted.「彼女は失神した」に副詞 almost/nearly を付けるだけで She almost fainted.「彼女は危うく失神しかけた(が失神しなかった)」となり,try to-V に hard を付けるだけで try hard to-V「懸命に V しようとする」,have to-V に only を付けるだけで have only to-V「V しさえすればよい」となります。
(1’)It may safely be said that...
(1)を受け身にしたものです。(1)がある以上,わざわざ受け身にする必要はありませんね。
(2)It is not too much to say that...
to say that... することは too much「やりすぎ」ではない。これは堅い表現で,『ジーニアス英和辞典』には文語とあります。こんなに単語が簡単なのにどうして堅い表現なのでしょうね。
(3)It is no exaggeration to say that...
to say that... することは exaggeration「誇張,過言」ではない。(2)の not too much 部分が no exaggeration に代わったものです。exaggeration の綴りの分だけ難しくなります。
英作文で(3)なんかが書ければ採点者にアピールできますが,綴りを間違う危険性もあるので(1)を使うようにし,他は長文・リスニングで意味が取れればよいでしょう。