become「……になる」が最も有名ですが,be+他の単語で成り立つ動詞を幾つか見ていきます。
belong「(……に)所属する(to...),あるべきところにある」
behave /bɪheɪv/「振舞う」→behave oneself「行儀よく振舞う」
behold「見る,注視する」→beholder「見る者」
↓目玉に触手が付いた怪物
beware「用心する」
bewilder /bɪwɪldə(r)/「当惑させる」
※wilder「迷わせる,当惑させる」は古語
befall, betide「(人)に降りかかる」
befriend「親切にする,手助けする,世話をする;友になる」
behead「首を刎ねる」
belittle「軽視する,見くびる」
beseem「似合う(become)」
※become にも「似合う」の意味がある
bethink「思い出す,思いつく」
beset「取り囲む,悩ます」
belabor [belabour]「くどくどと論じる,しつこく攻撃する」
belie「隠す,誤って伝える」
bespeak「物語る;予約する」
bedevil「苦しめる」
bemuse「当惑させる,心を奪う」
↓英語で「ミューズ」と呼ばれる女神
bewitch「うっとりさせる」
berate「がみがみ叱る」
※この rate は「率」とは無関係で「がみがみ叱る」という意味
becloud「曇らせる」
これらの be- は動詞を作る接頭辞なわけですが,be 動詞「……である」の be からではなく,by のような意味の be みたいですね(但し beware や begone「失せろ」の be は be 動詞みたいです)。befall は「そばに(be=by)+落ちてくる(fall)」で「降りかかる」,become は「そばに+来る(come)」ということで「……になる」,ということでしょうか。come by は「手に入れる」ですが。
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