フレイニャのブログ

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日本国憲法で英語のお勉強9: 第31~35条

日本国憲法の英語版を読んで英単語や英語表現を勉強するコーナーです。前回はこちら

Article 31. No person shall be deprived of life or liberty, nor shall any other criminal penalty be imposed, except according to procedure established by law.
第三十一条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。
deprive 人 of 物「人から物を奪う」→be deprived of...「……を奪われる」
impose「押し付ける,課す・科す」
・except... は前置詞で「……を除いて」,according to... も前置詞で「……によって」。前置詞が二連続する二重前置詞です。except according to... で「……による場合を除き」です。
procedure「手続,手順」
 
Article 32. No person shall be denied the right of access to the courts.
第三十二条 何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。
deny 人 物「人に物を与えない」(give 人 物 の反意)
be denied ...「……を与えられない」
・例えば deny 人 nothing「人に与えない物はない」→「人に何でも与える」。I was denied nothing.「私は何でも与えられた」
 
Article 33. No person shall be apprehended except upon warrant issued by a competent judicial officer which specifies the offense with which the person is charged, unless he is apprehended, the offense being committed.
第三十三条 何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となつてゐる犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない。
apprehend「逮捕する(arrest)」
warrant「召喚状,令状;許可証,証明書」。直前の except upon... も二重前置詞です。except は二重前置詞を作りやすそうですね。例えば except on Sundays「日曜日を除いて」。except の他 from も二重前置詞を作りやすいです。from under the table「テーブルの下から」
competent「能力のある」
apprehended, the offense being committed「その犯罪が犯されている時に逮捕される」。いわゆる分詞構文。
・現行犯逮捕の時は令状は要らないということですね。
 
Article 34. No person shall be arrested or detained without being at once informed of the charges against him or without the immediate privilege of counsel; nor shall he be detained without adequate cause; and upon demand of any person such cause must be immediately shown in open court in his presence and the presence of his counsel.
第三十四条 何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。又、何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない。
detain「拘留する,足止めを食らわせる」
privilege of counsel「弁護人の特権」(直訳)。「弁護人に依頼する権利」に対応
upon demand「要求に応じて」。いわゆる「オンデマンド」
in his presence「本人の面前で」。次の in the presence of his counsel は「本人の弁護人の面前で」
 
Article 35. The right of all persons to be secure in their homes, papers and effects against entries, searches and seizures shall not be impaired except upon warrant issued for adequate cause and particularly describing the place to be searched and things to be seized, or except as provided by Article 33.
第三十五条 何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利は、第三十三条の場合を除いては、正当な理由に基いて発せられ、且つ捜索する場所及び押収する物を明示する令状がなければ、侵されない。
be secure against...「(攻撃など)に対して安全である」
effects「所持品,個人資産」
seizures「押収,差し押さえ」
impair「損なう」。repair「修理する」の "re" が打消しの "in" に変わったと考えれば意味を覚えやすい。
↓以下の記事の (12) で impair は紹介しています
 
Each search or seizure shall be made upon separate warrant issued by a competent judicial officer.
捜索又は押収は、権限を有する司法官憲が発する各別の令状により、これを行ふ。
issue「発行する;問題,(雑誌の)号」。原義は「出てくる」
↓次回はこちら