フレイニャのブログ

new!!→【ガチ英文法解説】カテゴリ創設! 元鉄緑会社員兼講師の英語・ゲームブログです。ツイッターの相互フォローと,英文法・英単語の質問を(ガチで)募集中です。質問・ミス指摘はコメント欄か,こちらにお願いします→ kfreynya@gmail.com

フレイニャ英語古語辞典

アルスターの猟犬』や『アーサー王と騎士達』といった古い本を読むことで出会った古語をまとめて古語辞典とします。古い本を読む時には,これらの語に注意して下さい。なお古語でなくても,詩語,文語,方言で載せているものもあります。

abide「待つ,待ち受ける」

※「留まる,住む,(abide by...)従う」は現在でもある

acclaim「大声で言う(exclaim)」

※現代英語では「賞賛する,歓声を上げて認める」

adread「恐れて(afraid, fearful)」

※asleep や awake の a+dread「恐怖」

agone「ago」

ail「苦しめる」

amain「全力で,力一杯,全速で,突然,非常に」

※with might and main「全力で」(現代英語)

an「……ならば(if, as long as)」

使用例:An he be slain「もし彼が殺されたならば」(ローランの歌

anon「間もなく,直ちに」

apace「急いで,すぐに」

asunder「2つに,バラバラに,離れて」

athirst「thirstyの古語」

aught「anything」

avaunt「去れ,失せろ(Be gone.,Begone.)」

bare「bear の過去形」

be become「have become」

be betrothed to...「……と婚約中で」→troth

belaud「褒め称える(laud, applaud)」

beseem→it beseems 人 to-V「人が V するのが相応しい」

用例:Beseems us act with caution!「用心して行動するのが良いでしょう」(ローランの歌13節;It と to の省略か)

betimes「直ぐに,間もなく」 ※他に文語で「早く,折よく,時々」

betwixt, twixt, 'twixt「between」

bid「招く」 ※現代英語では「命令する,述べる,(値を)つける・入札する」

blench「怯む,避ける;騙す,騙し,策略」 ※現代英語では「青ざめる」

boon「頼み事」

bounden「恩義があって(obliged)」

brethren「brother の複数形(兄弟,修道士など)」 ※現代英語では「同業者仲間,同志」

brief「書簡,手紙」 ※現代英語では「短い;概要,摘要(書)」

broider「embroider(刺繍する)」

certeine「certain」

certes(サーティーズ,サーティズ,サーツ)「確かに」

cheer「飲食物,ごちそう」

 What cheer?「ご機嫌いかが?」

clad「clothed(着て)」

cloke「外套(cloak)」

confound「打ち負かす,破滅させる,きまり悪い思いをさせる」

※現代英語では「混乱させる,混同する」

confuse「破滅させる,没落させる」 ※現代英語では「混乱させる,混同する」

contemn「軽蔑する」

couch「低くする,低く構える;表現する;寝床」 ※現代英語では「ソファ」

county「伯爵領,伯爵(count)」 ※現代英語では「郡」

darkling「(詩語)暗がり,暗がりの,暗がりの中で」

the deep「大海原,海神(わだつみ)」

defy「戦いを挑む」 ※現代英語では「無視する,逆らう」

deliver「助ける,解放する」 ※現代英語では「配達する」

descry「発見する,目で識別する」

※過去形descriedは,described「説明・叙述した」と紛らわしい

don「着る,身に付ける」 ※do on より。doff もあり

doughty[ダウティ]「勇猛果敢な」

※doughty は「価値ある」が語源。naughty[ノーティ]「腕白な,淫らな」は「価値のない」が語源

drave「drive の過去形(drove)」

durst「dare の過去形」

e'en[イーン]「even」 ※o'er=over もあり

e'er[エアー]「ever」 ※where'er=wherever もあり

embassage「embassy(大使の任務,使節団,大使館)」

engage that..., engage to-V「保証する,誓う」

※現代英語では「婚約させる,交戦する」などが重要

enow /ɪn/「enough」

ere「before」 ※airと同音

erst「かつて」 ※ere の最上級ということか

-(e)st「2人称単数の活用語尾」 ※sayest,didst,canst など。現在では廃れた

-(e)th「3人称単数現在の活用語尾」 ※doeth [doth],draweth,saith など。現在では廃れた

Erinアイルランドを表す文語」

eve = even「夕べ(evening)」

※古語用法の eve も even も『ジーニアス英和辞典』に載っている

ever and anon「時々」

fee→hold in fee「我が物とする,制する」

the firmament「天空,蒼空」

for a season「しばらくの間」 ※古語ではなく文語とある

for ay(e)「永久に」 ※この ay(e) は「エイ」

gramercy「かたじけない」 ※grand+mercy

grieve「害する,痛める」 ※現代英語は「悲しませる,悲しむ」

guile「策略(wile)」 ※英語のウィリアムが仏語ではギヨムになるので,wile と guile は関係があるのでしょう

haply「たぶん,おそらく」

haste「急ぐ,急がせる」(hie も参照)

※現代英語では haste は名詞,hasten が動詞

henceforth = henceforward「今後は(from now on)」

hie「急ぐ,急がせる」(haste も参照)

hither and thither「あちらこちらに(here and there)」

howbeit「however(しかしながら)」 ※how+be+it

kith and kin「親類縁者」

knight-errant「遍歴騎士(複数は knights-errant)」

leech「医者,内科医(physician)」

lief「喜んで,快く」

※would liefer V1 than V2 = would rather V1 than V2 = would sooner V1 than V2「V2 するよりはむしろ V1 したい」

likeness「肖像」 ※「似ていること」は現代英語にもあり

list「望む,欲する」「聴く(=listen)」

lists「槍試合場,闘技場」

lo「ほら,見てみろ(look)」 ※low と同音

lout「お辞儀する,腰をかがめる,屈服する;田舎者」

※「田舎者」以外古語

the main「大海原,海神(わだつみ)」

mayhap, mayhappen「もしかすると(perhaps)」

mead「牧草地(meadow)」

※現代英語では「蜂蜜酒

meat「食事,食べ物」

meed「報酬,報い」

meet「ふさわしい,当然の」

※It is meet (not) to-V や It is meet that... という言い方がある

mere「湖,池」

meseems, methinks「私には思える(it seems to me)」

mine「古くはmyの意味でも使う」

mishap「不運,災難」 ※mis+happening

morn「朝(morning)」

※mourn は「嘆く,悼む」

muse「熟考する,黙考する(しながら見つめる)」

naught [nought]「nothing,ゼロ」

nay「否」

needs「necessarily(必ずや,どうしても)」

nief「拳(fist)」

nigh「near」

nill「will の反意語」 will he, nill he「望むと望むまいと」

o'er[オーァ]「over」 ※e'en=even もあり

olden「old」

outright「真っ直ぐに」 ※現代英語では「完全に,公然と,すぐさま」

pass「述べる,口にする」

passing「極めて,非常に」

peradventure, perchance「もしかすると(perhaps)」

periculo→in periculo「in danger(ラテン語?)」

pruff「proof(強い)」のことか?『ローランの歌』英訳版に he's very pruff という一文があり,この部分はもう一つの英訳版では Carle is a valorous knight「カール大帝は勇敢な騎士だ」となっている

quoth「……と言ったとさ,曰く……」

raiment[レイマント]「衣服(clothing)」

rath「(アイルランド)円形の土塁で囲まれた要塞(ringfort)」

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rede「助言(する)」

remorse「憐れみ,同情」 ※現代英語では「悔恨,自責」

rest = lance rest「(甲冑の)槍支え」

※甲冑の胸の部分に突き出た突起で,そこにランスを置き持ちやすくする

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score「20」

seek「行く,赴く,探検する」

shew-shewed-shewn「show-showed-shown」

siege「座席,玉座」 ※現代英語では「包囲」

sooth「真実,真の」→in good sooth「本当に」

spake「spoke(speak の過去形)」

speed「成功する,成功させる,成功」

stay「食い止める」

stead「場所(place)」

※「スカイリム」の地名「イヴァルステッド」は「イヴァルの土地」,「ロリクステッド」は「ロリクの土地」。instead (of...) に含まれている語

strand「浜,岸」

succor「救助」 ※古語ではなく文語

suffer O to-V「OがVするのを(みすみす)許す」

sufferance「忍従,苦痛・苦悩」 ※現代英語では「黙認,忍耐力」

sup「夕食を取る」

tale「(文語)総数,(古語)計算」→by tale「数で」

that S may V「SがVするために(so that S may Vからのsoの省略)」

thereat「=at it,at that」

※be surprised at that = be surprised thereat

thrice「3倍,非常に」

※「非常に」の意味に注意

tidings「報せ,便り」

'tis「it isの縮約形」

troth「真実,忠実,婚約」

trow「信じる,思う」

tryst「会合の約束,逢引(あいびき),あいびきの場所」

twain「two」

'twere「it wereの縮約形」

'twixt→betwixt

one's undoing「破滅の元」

vain「非常識な」 ※現代英語では「虚しい,虚栄心の強い」

wages「報い」 ※現代英語は「賃金・賃銀」

ware「気づいて(aware)」

wayfarer「旅人」 ※「道(way)+行く(fare)」

ween「予期する,思う」

well-nigh「ほとんど(nearly)」 ※nigh は near

wend-wended-wended [or went]「進む」 ※go の過去形 went はここから来たのだろう

whence「どこから,そこから」

wherefore「なにゆえ」 ※therefore「それゆえ」は現代英語にもある

whoso, whosoe'er「……する者は誰でも(whoever, whosoever)」

wight「人,生物,超自然的存在」 ※トールキンなどのファンタジー作品においてアンデッドのような意味で用いられるようになった

will「(動詞として)したいと思う」 ※would にも動詞用法がある

wilt「主語が thou の時の will の2単現,つまり thou wilt...」

wit「知っている」 ※1人称現在形は wot(I wot...)

without「外で,戸外で」 ※現代英語では「……なしで」
※within が「中で,……以内」という意味であることを考えれば,不思議なことではない

wont「習わし,常とする」

worst「負かす,破る(beat,defeat)」

would「(動詞として)欲する,欲した」 ※will にも動詞用法がある

※I wish (that)... = (I) would that...「……であれば良いのに」

wrath「憤怒,復讐,天罰,猛威」→wroth「激怒した,荒れ狂った」

wrought「worked の古語」

ye「汝らは(複数),汝は(単数)」 ※「イェー」ではなく「ヰー(ヤ行のイ段)」

yestreen, yestereen「前日の晩(the night before)」

■参考辞書

ランダムハウス英和大辞典,ジーニアス英和辞典

Weblio

Wiktionary