『ウィッチャー』原作小説を読み,お役に立ちそうor面白そうな単語を紹介するコーナーです。その23はこちら。
(231) hideous /hɪ́diəs/「ぞっとするような,嫌な」
エスケルの顔にある恐ろしい傷跡(scar)の形容です。上にエスケル(手前)とランバート(奥)の画像を貼りましたが,エスケルの顔には物凄い傷があります。魔物の鉤爪によるものでしょうか。
(232) purse「(財布の)がま口;(唇を)すぼめる」
purse one's lips で「唇をすぼめる」です。不満を表す表現ですね。
(233) lines「セリフ」
memorised lines [memorized lines]「暗記したセリフ」の形で登場しました。通例複数形で使います。また lines には「皺」の意味もあります(これも通例複数形)
他に line は「職業,専門分野」の意味も重要ですかね。
(234) indisposed「気乗りしない」
訓練を断るセリフとしてトリスがシリラに覚えさせた単語です。disposed には「気分が……である」といった意味があり,それの否定形です。
(235) curtsey, curtsy /kə́ːrtsi/「(女性が)丁寧にお辞儀する」
カタカナにすれば「カートスィ」でしょうか。見るからに courtesy /kə́ːrtəsi/「礼儀正しさ,厚意」と関係していますね。court「宮廷」から来ていますが,court は /kɔːrt/「コート」 です。
(236) abide by...「(嫌でも)(約束)を守る,……に従う」
abide には「我慢する」という意味があるので,そういうニュアンスで「従う」ということでしょう。
(237) humane「人道的な」
human に e が付いた語で,「ヒューマン」ではなく「ヒューメイン」/hjuméɪn/ です。
urban(アーバン)「都会の」 からの urbane(アーベイン)「都会風の,おしゃれな」もあります。
トリスが「あなたがシリラに草の試練をやらせなかったのは人道的だった」と言っています。シリラは物凄い能力を持っていますが,草の試練を受けていないということは,やはり特別な血を引いているからでしょうか。
(238) look daggers at O「Oをすごい目で睨みつける」
イギリス英語です。dagger は「短剣」ですね。
(239) dryad /dráɪæd/「森の精」
ゲームでも「ドリアード,ドリヤード」として登場するものですが,英語では「ドライアド」です。ギリシア神話の「ドリュアス」に由来します。
(240) kick up a fuss「騒ぎ立てる,大騒ぎする,苦情を言う」
簡単に make a fuss とも言います。 シリラをネネッケ(ネンネケ,Nenneke)の学校に入れるという方針を伝えたときのシリラの態度です。ネネッケでググると,グウェントのカードにあるようですね。ネネッケの学校は女神メリテレ(Melitele)の聖域にあるようで,メリテレは『ウィッチャー2』に出てくるようです。
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