「英語になっていない名言2」に引き続き,3です。
(3)
「卓抜慧眼なる誤謬は,愚鈍にして精彩なき正確より遥かに勝る」
〜〜マックス・ヴェーバー?(1864-1920)『一般社会経済史要論』
この発言は確かにヴェーバーが『一般社会経済史要論』の中で述べた言葉ですが,そこには注があり,ある学者の発言を引いたと書いてあります。
つまり劉備が没する前に「人が死ぬ直前は良い事を言うものだ」と諸葛亮に言うのですが,それは実は曽参の引用だった,みたいなことです。
学問に於いて「正確性」は,それが前提になるほど重要ですが,「誤謬」も役に立つことがあるという,学生を勇気づける言葉です。
↓ウェーバーについては以下に記事を書いています。興味のある方はどうぞ。