フレイニャのブログ

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『ウィッチャー』英単語ノートその7

ウィッチャー小説

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『ウィッチャー』原作小説を読み,お役に立ちそうor面白そうな単語を紹介するコーナーです。その6はこちら

 

(61) learned「学識のある,学問的な,学者らしい」

単なるlearnの過去分詞learnd /ləːrnd/ と区別して,/lə́ːrnɪd/ と発音します。「ラーンド」ではなく「ラーニッド,ラーナッド」です。「後天的な」の意味では普通の /ləːrnd/ です。他にもbeloved,wickedなどで“ed”を /ɪd/ と発音します。cursedも意味によっては /kə́ːrsɪd/ と発音します。文脈では,非難に使われていました。「余りに学者ぶった発言だ」と。なお「学者ぶる,衒学的な」としてはpedantic /pɪdǽntɪk/ もあります。pedagogic(al) /pedəɡɑ́ːdʒɪk(əl)/は「教育(方法)の,教育者の」です。

 

(62) claim「主張する;要求する」

日本語でクレームと言われる語ですが,「文句を言う」ではありません。「主張する,要求する」です。claim that ...「……であると主張する」は,insist that ...,maintain that ... などとも言えますね。

 

(63) from behind...「……の後ろから」

fromは前置詞なので後には名詞・代名詞が来るはずですが,from behind「後から」,from above「上から」のように副詞を目的語にすることもできます。さらにfrom behind the curtain「カーテンの後から」のように前置詞も目的語にできます。前置詞が2連続するので〈二重前置詞〉と言ったりします。〈二重前置詞〉にはuntil after midnight「真夜中過ぎまで」もあります(untilもafterも前置詞)また He is far from rich. のように形容詞も続けられます(He is far from being rich. とする必要は特になし)。このようにfromはかなり柔軟な前置詞です。

 

(64) cannot have+過去分詞「……した筈はない」

could (not) have+過去分詞は仮定法の可能性も出てきますが,cannotは仮定法で使えないため,cannot have+過去分詞は「……した筈はない」の一択です。

なお肯定でcan have+過去分詞とは普通言いません。「……したかもしれない」はmay have+過去分詞「……したはずだ」はshould have+過去分詞「……したに違いない」はmust have+過去分詞です。このうちshould have+過去分詞は「……するべきだった」の意味と,さらに仮定法の可能性も出てくるため3択(以上)になります。難しいので以下の記事で詳しく解説しています。

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(65) Why+原形...?「なぜ……する(必要がある)のか」

Why not+原形...?「……したらどうだい」も有名ですね。今回の物語ではWhy look for...? の形で「どうしてバラードに真実を求めるのだ?」と冷ややかに投げかけた言葉です。皆ダンデリオンの詩の内容が本当かどうかで騒いでいるからです。『ウィズダム英和辞典』ではWhy get upset just because...? で「(たかが)……くらいで怒ることないだろう?」という例を挙げています。 

 

(66) A is one thing and B is another.「AとBは別問題だ」

A is one thing, B another. のように省略したりもします。AとBに行為を入れることもでき,To-V is one thing, and to-W is another.「VすることとWすることは別問題だ」です。形式主語を導入してIt is one thing to-V, (quite) another to-W. と言ったりもします(quiteは強調)。

 

(67) trump up「でっち上げる」

trumpは「切り札」の意味ですね。「でっち上げる」はmake up,invent,fabricateなどがありますがtrump upはこの小説で初めて知りました。

 

(68) collect「迎えに行く」

(主にイギリス英語)とあります。collectは「集める」ですが,目的語が1人でも使えますpick upの方が有名ですね。「まだゲラルトはシリラと合流できていない」という文脈で使われていました。『ウィッチャー3』をやった人は分かると思いますが,行方不明のシリラと合流するというのはまさに「迎えに行く」という感じですからね。

 

(69) sinewy「筋ばった,筋骨たくましい」

まずはsinew /sɪ́njuː/「筋,腱;原動力」を覚えるべきで,これに-yが付いています。「腱」はtendonとも言います。

 

(70) journeyman「そこそこの腕前の職人」

見るからに「旅人」に見える単語なので面白いですが,一人前になるために色々旅する必要があるのでしょうね。「遍歴職人」なる用語もあります。小説ではこの後his master's exams「親方になる試験」が待っているとあります。journeymanというのは「親方」の前段階なのでしょう(徒弟→遍歴職人→親方試験→親方)

 

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