英語の名言27に続き,28です。
(28)
Too often travel, instead of broadening the mind, merely lengthens the conversations.
視野を広げないで旅行ばかりしていると、話が長いだけになる。
Elizabeth Drew
エリザベス・ドリュー(1935-)はアメリカのジャーナリストで現在もご活躍中です。御年85歳。ニクソン大統領のスキャンダルであるウォーターゲート事件を扱ったWashington Journal: The Events of 1973-74が代表作のようです。
耳の痛いお言葉ですが,過剰にそうであったらいけないということで,単なる気晴らしの旅行は大いに楽しむべきと思います。海外旅行は勝手に視野が広がってしまうものですが,国内の温泉旅行なんかは旅館でまったりするなんてのがいいですからね。
ところでフレイニャの海外旅行は韓国(ソウルだけ)とドイツ(主要都市)だけです。ドイツはどこで何を食っても上手かったですね。ハイデルベルクのお店で食べたトュルキッシュ・ピッツァ(トルコ風ピザ)が激うまでした。生地を円錐状に巻いて,ケンタッキーのツイスターに形状が似ていますが,率直に言ってその百倍美味いです。
↓なんとなくベルリンのジーゲスゾイレ
英語としてはbroaden「広げる・がる」,lengthen「長くする・なる」ですかね。特に前者は「視野・心」を「広める」時に使えて便利です(enrich one's mindもあります)
lengthenはlongの名詞length「長さ」を作ってから,+enです。×enlongや×longenはありません。lengthyは形容詞「長ったらしい」です。
broaden,lengthen,enrichはどれも接頭辞・接尾辞“en”を使っていますね。enlighten「啓蒙する」やembolden「大胆にさせる」のように前後に“en” “em”が付くものもあるんですよ。以下の記事でまとめています。