ゲーム会社,ゲーム雑誌会社への転職を夢見ているフレイニャです笑
今年(2020年)2月から「いつ出るのかいつ出るのか」と待ち続けていた『ゴッズ・アンド・モンスターズ』が『イモータルズ・フィニクス・ライジング』という名前で12月に発売されました! 「フィニクス」はPhoenixの英語読みで,それを言うなら「フィーニクス/fíːnɪks/」ですね(アリゾナ州州都も含め)
(2020/12/18追記)気づいたのですがこのゲームではFenyxでしたね……
↓下の記事で紹介した3本のうち2本まで発売されたことになる
私は2020年春頃に『アサシンクリード・オデッセイ』にハマりまくり,同じギリシアを舞台とするオープンワールドRPG,しかもアサクリの敵がほとんど人間(ミノタウルスとかアルゲスとか怪物も少しはいましたが)なのに対し,こちらは神話の怪物主体と聞いて本当に楽しみにしたものです。同じUBIソフトのアサクリオデッセイが古代ギリシアの歴史であるならば,こちらはギリシア神話が楽しめるオープンワールドなのれす(・ω・)もう期待しないわけには行かないでしょう。
〜〜〜〜〜 ここで一瞬フレイニャのうざうざしい話に入ります。でも言葉を大切にする人なら聞いてもらいたい話です 〜〜〜〜〜
最近気になるのは「ギリシア」や「ペルシア」をそのまま文字通りに読んでいる人がいるということですね。私は子どもの頃父親に「『ギリシア』と書いて『ギリシャ』って読むんや」と教わりました。これは慣用表記なのです。アサクリオデッセイの声優さんも文字通り「ギリシア」と読んでいて気になりました。最近は「延々……している」を「永遠……している」と言う人がいるのも気になって仕方がないのですが,自分の方が時代遅れになって滅んでいくのでしょうね……
〜〜〜 閑話休題 〜〜〜
まあまあいい感じの外見に仕上がりました。「グリードフォール」のカブラル提督には驚きましたが,タトゥーやフェイスペイントはイケメンぽくするコツですね。初めてフェイスペイントをかっこいいと思ったのは「ブレイブハート」のウォレスの青いフェイスペイントです。
さてやり始めてすぐ悟ったのは,これは「原神」でした笑 「原神」は「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドBotW」ライクなゲームと聞きますので,本作はBotW風のゲームだったのです。私はアサクリオデッセイでどこでもひょいひょいと軽々登っていける仕様に快感を覚えていたので,これはちょっと残念でしたね。
高所では能力「千里眼」でロケーションや宝箱を発見できます。でも「真・三國無双8」は櫓に登頂して眺めるだけでロケーションや特産品を発見できたので,このミニゲーム必要だったかな?とも思います。
楽しすぎる戦闘
流石アサクリの会社だけあって戦闘はめちゃ楽しいです。小型は勿論こんな大型とも戦えます(飛んでる敵がちょっとうざいくらい)大型敵にはHPゲージとスタンゲージ(ドラゴンズドグマオンラインや,グラブルにもあるやつ)があり,下のスタンゲージを一杯にすると敵が一定時間フラフラになってフルボッコタイムです。いやー気持ちいい。
戦闘アクションには小攻撃,大攻撃,弓攻撃などあって良いんですが,この岩投げ(ヘラクレスの力)が効果絶大。小型だと一撃で倒せたりします。このヘラクレスの力は後述のギミックパズル解きに必須なのですが,戦闘でもガチで狙ったり外したりが楽しいです。
このゲームはステルスで近づいて奇襲もあるのですが,近くに投げられる岩がある場合は,岩をぶつけたほうがいいかもしれません。また大型をピヨらせた時もフルボッコにする代わりに岩をぶつけるのが有効です。
敵ピヨる→そのまま武器でフルボッコ
か
敵ピヨる→ダッシュで岩のあるところまで行って掴んで頭を狙って投げる
のどちらがダメージが稼げるか考えたりするのが楽しいです。「原神」も自然を利用した攻撃がありますが,ギミックが戦闘にも活かせるのは優れています。
上の写真はギミックを解くために岩を運んでいるのですが,これがそのまま戦闘に活かせるわけです。
戦闘中のポーションは十字キーで飲めます。←でHP回復,→でスタミナ回復,↑で攻撃強化,↓で防御強化です。分かりやすいですね。ポーションの材料は採集で集め,効果はアップグレードできます。
HPはアンブロシア,スタミナはゼウスの稲妻というレアアイテムを一定数集めるとアップグレードできます。「ゴッドオブウォー」的な仕様ですかね。
敵を倒したり宝箱を開けたりすると上の写真の右上に映っているクリスタルのようなものがたまり,これで武具の性能,弓の装填数,薬の所持数がアップグレードできます。
オープンワールドの醍醐味であるマウントもあります。ステルスで近づいてバックアタックするような感じで手懐けます。鹿もマウント対象です。
一緒に戦ってくれるとなお良かったですね。その代わり,あるクエストクリアで鳥のようなペットが仲間になり,ちょっかいを出してくれるようになります。
ここまで述べた点は,崖登り(パルクール)にスタミナ限界がある以外は高評価でした。また日本語ローカライズも日本語吹き替えなので申し分なしです。
ここから残念だったり微妙な点になります。
まさかのパズルゲー
このゲームで一番残念だったのは,「スカイリム」ではワクワク要素でしかなかったダンジョンが,萎えるだけのギミックパズルゲーだった点です。「ゴッド・オブ・ウォー」でもパズル満載だったため60点を付けましたが,RPG,特にオープンワールドRPGでパズルを強制するのは最悪の手法です。「ウィッチャー3」では,基本的にやらなくても良い要素として「グウェント」がありましたがそのようにするべきです。特に余計だったのが落下死ですね。パズルで考えさせるだけならまだしも,動く床とかでうまく飛び移らないと落下死するのです。面倒なギミックパズルを解いて進めるようになっても,ちょっとした誤操作で落下するとやり直し。チェックポイントがあるのでダンジョンの入口まで戻ることはなくても,数手戻されます。私も大人なのでコントローラーを投げたりはしませんでしたが,本当キーボードクラッシャーなゲームでしたね。「ゴッドオブウォー」のレビューでも書きましたが,オープンワールドというのは好きなようにどんどん進んでどんどん敵や人物と出会い,どんどん倒したり会話して進んでいくのが楽しいんです。こういう面倒なギミックをやらせてプレイヤーを足止めさせるのは,要は広いマップを造ったり多くのクエストを作るのが面倒であることの裏返しにしか私は感じません。
私はつい先日,アフロディーテを完全解放させることに成功したのですが,そのための最後のダンジョンがものすごく面倒でした。攻略サイトを見ずにクリアできたので(攻略サイトを見ることすら面倒に感じた)難度はそれほど高くないのでしょうが,「とにかく面倒」という感想でしたね。最後には強い敵との戦闘もありましたが,もう少し戦闘とギミックパズルの配分を戦闘側にしてほしかったです。
それでアフロディーテを解放したあと,「これをあと3人分やるのか……」(あと3人分の空きスペースがあるので)と思うと気が遠くなって一旦ここでプレイ中断です。その翌日は「キングダムズオブアマラー:Re-reckoning」を再開したのですが,その気軽にプレイできる仕様に天国のような気持ちになりました笑
点数としては神ゲーであった「アサクリオデッセイ」(95点)と,残念なパズルゲーだった「ゴッドオブウォー(北欧神話編)」(60点)の中間くらいを付けたいと思います(戦闘や可愛らしいデザインは良いので)。平均すると77.5点ですが,以下に述べるようにパズルも達成感を得られる部分もなくはないので80点にしておきます。
ただ私は「イモータルズフィニクスライジング」を最後まで続けると思います。難度の高いギミックパズルにも妙な中毒性があって,連続で失敗すると腹が立って辞めたくなるのですが,翌日にはまたやりたくなるんです。FF14の高難度コンテンツと同じで「悔しく腹立たしい思いをする分,成功した時の達成感が半端ない」という心理です(・ω・) それもどうなんだと思いますが笑
これで今の所,発売したら無条件で買うというゲームはなくなりました。「グラブルリリンク」はまだ先そうですし,「アサクリヴァルハラ」「サイバーパンク2077」「ゴーストオブツシマ」は私の好物である「剣と魔法とゴブリン」要素が少ないのでベストヒット廉価版待ちかにゃ ということで当分は「アマラーレコニング」と「イモータルズフィニクスライジング」の2頭戦車で行く予定です。流石に正月は何か買うかもですが。