(230)-(243)はこちら
ファイナルファンタジーで英単語を覚えるという夢の企画でございます。魔法DPS職,黒魔道士に入ります!ファイガー!!
黒魔道士Black Mage
(244)呪術士Thaumaturge(黒魔道士になる前のクラス名)
thaumaturge「魔術師」 ※敵のmobにも「サーマタージ」がいますね(アマルジャ族とか)
Wiktionary の発音記号は /θɔːmətɜː(r)dʒ/
(245)トランスTranspose(Aファイア状態とUブリザード状態を入れ替え)
transpose「入れ替え,(数学)移項,(音楽)移調」
※黒魔道士の「トランス」は「トランス状態」の trance ではない
(246)コラプスScathe(無属性魔法攻撃)
scathe /skeɪð/「害・ダメージを与える」
※北欧神話の「スカジ,スカディ(Skaði)」は「傷つける者」で scathe と同根。更にドイツ語の schaden「傷つける」や Schade!「残念だ」とも関係しているそうです。ただしドイツ語版FF14の「コラプス」は schaden ではなく Kollaps
※collapse は「崩壊させる・する」
↓スカディについてはこちら
(247)マバリアManaward(最大HP3割分のバリアを張る)
mana「マナ」 ※太平洋諸島で信じられた神聖な気の力
ward「保護,監視,病棟」
(248)マナフォントManafont(最大MP3割分のMPを回復)
font「泉(fountain),インク壺」
※「コンピューターフォント」の「フォント(font)」は fount とも綴り,別語源の模様
(249)エーテリアルステップAetherial Manipulation(選んだ味方の所へ瞬間移動)
aetherial, etherial「エーテルの」 manipulation「(巧みな)操作」
(250)フレアFlare(火属性範囲魔法攻撃)
flare「ぱっと燃え上がる(こと),鼻をふくらませる」
※「フレアスカート」も「ぱっと広がる」ということでこれ。
(251)黒魔紋Ley Lines(自身にヘイストが掛かる)
ley line「レイライン」 ※古代の遺跡が,その上に並んでいると主張される直線
(252)エノキアンEnochian(与ダメアップ,攻撃性能強化)
enochinan「エノク語」 ※オカルト学における天使の言語。Enoch「エノク,イーノク」が解したとされる
(253)ラインズステップBetween the Lines(黒魔紋の所へ瞬間移動)
※read between the lines は「行間を読む(言外の意図を読み取る)」という意味
(254)ファウルFoul(無属性範囲魔法攻撃)
foul「邪な,汚い,不正の;反則」
(255)デスペアDespair(火属性魔法攻撃)
despair「絶望」
※desperationは「やけ,自暴自棄;絶望」
(256)ゼノグロシーXenoglossy(無属性魔法攻撃)
xenoglossy「真性異言」 ※習得できたはずのない言語が喋れる超自然現象
※xeno- は「外国,異国」を意味する形態素(cf. xenophobia)。glossy はたまたま「光沢のある」と同綴だが,glôssa「舌,言葉」から。
(257)ポリグロットPolyglot(エノキアン状態が続くと付与される状態。これがないとゼノグロシーが打てない)
polyglot「多言語話者」 ※glot は前項の glossy と同様「舌,言葉」が元。multilingual とも
(258)アストラルファイアAstral Fire(火魔法が得意な状態)
astral「星の」 ※“astr” は「星」を意味する形態素
(259)アンブラルブリザードUmbral Ice(氷魔法が得意な状態。MPが早く回復)
umbral「影の」 ※umbrella「傘」,sombre, somber「陰気な」
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黒魔道士と言えば「ファイア(fire)」とか「ブリザド(blizzard)」とか馴染みある語が多いですが,高レベルでは「黒魔紋」「エノキアン」「ゼノグロシー」とか言葉も難しくなっていますね。「エノキアン」でエノク語を話し始め,やがて多言語使用状態(ポリグロット)となり,遂には「ゼノグロシー(真性異言)」を放つと!
なお「激成魔」は Sharpcast「激しい詠唱」でした。
次は召喚士に入ります。むーたん!
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