8月もあと10日になりましたね。
「誰々がVするためには」を整理します。
(1)so that S can V「SがVするために」
so that S will V,so that S may Vとも言います。mayは堅めです。
注意として,否定「SがVしないために」の時にcanを使うと,「SがVできないために」という妙なニュアンスに聞こえるので,△so that S cannot Vは避け,willを使ってso that S will not Vがいいです。willは「口語的」ですので,否定では口語的ならso that S won't V,堅くていいならso that S may not Vとしましょう。
なお口語ではthatを略し,文語ではsoを略すことがあります。特に口語ではso S can Vとなり,「だからSはVできる」と誤読する危険性がありますので気をつけましょう。
(2)in order for O to-V「OがVするために」
有名なin order to-V「Vするために」のto-Vに,意味上の主語を表すfor Oを付けます。
「OがVしないために」はin order for O not to-Vとなりますが,なかなか複雑ですので(1)のso that S will [may] not Vがいいかもしれませんね。
なおso as to-Vがin order to-Vのような意味で使われ得ますが,so as to-Vは通例文頭で用いないのと,なによりfor Oで修飾することができません。
ところで,この意味上の主語を表すfor Oは,
be eager to-V「Vすることを熱望している」
→be eager for O to-V「OがVすることを熱望している」のような場合にも使えます。
I am eager to succeed in life.は「私は出世したいと熱望しています」ですが,
I am eager for my son to succeed in life.は「私は息子が出世することを熱望しています」です。