「田舎」の意の country は the country と the を付けなければなりません。
a country は「国」ですね。
a country girl「田舎娘」や a country inn「田舎の宿屋」を見て,「a country でも良いのでは?」と思ってはなりません。
a country girl は a country に girl が付いているのではなく,a girl に形容詞化した country が付いているのです。
形容詞化した名詞は一般に「裸名詞」(無冠詞単数)になります。
He is ten years old.
→a ten-year-old boy
ten-years-old ではなく ten-year-old なのは,形容詞化すると「裸名詞」(無冠詞単数)になるからです。
例外として women doctors があります(woman の部分も複数になっている。boy friends の場合は boy と単数)
the US や the UN にも the を付け忘れるミスがありますね。a US company は a US にcompany が付いているのではなく,a company に「裸名詞」化した US が付いているのです。
このように形容詞化していない場合,つまり名詞として使う場合は the US としなければなりません。
こうなると怖くなって何でもかんでも the を付けてしまう病にかかりますよね(the は可算にも不可算にも付くから安全に思える)
WWII には the が不要です。また一般に「科学」「平和」という場合は「裸」の science, peace でOKです。
WWII も the US も固有名詞なので,「固有名詞には the が付くものと付かないものがある」ということになり,これのは英語の厄介な点です。
地名は Japan, France など無冠詞が多いですが,稀に the Sudan「スーダン」,The Hague「ハーグ」など the が付くものがあります。下にあるように「ブロンクス」も the が付きます。
川は the が付きますよね(the Mississippi)
山・湖は無冠詞です(Mt Fuji, Lake Biwa)
山は無冠詞(Mt Fuji)なのに山脈は the...(the Rockies)なのは個人(Katoh Freynya)と家族(the Katohs)の関係と理解しています。