2020/1/28の記事で「Ving+名詞」の話をしましたが,今回は逆に「名詞+Ving」の話をします。
the baby sleeping in the bed は,
the baby who is sleeping in the bed「そのベッドで眠っている赤ちゃん」のことであることは皆ご存知だと思います。
a man running in the streetは
a man who is running in the street「通りを走っているある男」ですよね。
このように「名詞+Ving」は「名詞 which [who] is Ving」と同義であることが多いのですが,必ずそうなるわけではありません。
進行形ではなく単純形の「名詞 which [who] V」と同義であることもあるのです。これは重要ですよ!
「私は東京に住んでいます」と言う時,住み方によって2種類の言い方があります。
(1) I live in Tokyo. は東京に住居がある人
(2) I’m living in Tokyo. は東京に住居はないが,東京に一時的に滞在している人
です。
「東京に住んでいる人々」と言う場合,基本的に (1) を意味するので,
people living in Tokyo は people who live in Tokyo なのです。
これは,「名詞+Ving」は「名詞 which [who] is Ving」とは限らず,「名詞 which [who] V」のこともあることの一例ですね。
「でもそれは,live の時だけだろ? people who live or are living in Tokyo をまとめて people living in Tokyo と言っているだけだろ?」
良い質問ですね。では他の例を挙げます。
(3) the man surviving the accident = the man who survived the accident「事故を生き残ったその男」
(4) a box containing jewels = a box which contains jewels「宝石が入っている箱」
(5) a poem consisting of 17 syllables = a poem which consists of 17 syllables「17 音から成る詩」
これらの3例は皆,「名詞+Ving」は「名詞 which [who] is Ving」とは限らず,「名詞 which [who] V」のこともあることを示していますね。