what節で「外見」「共通点」「素質」のようなものを表現できます。
今回はこのwhatと,commonを使って「共通点」を表現する方法を解説します。
まずcommonを使った表現を整理します。
commonは「共通の」と「よくある(ありふれた)」の2つの意味があります。
common mistakesは「共通のミス」というより「よくあるミス」です。
この「よくある,ありふれた」は,ゲーム内アイテムのレアリティに使われる語でもありますね。
なお「ありふれた」という意味から「下品な」という意味にまで下がることもあります(意味劣化の法則)
「共通のミス」と言っても大きな誤解はないのですが,「よくあるミス」の方が良いでしょう。
(1)common to...「……に共通の」
common to all peoples「全ての国民に共通している」
(2)common among...「……の間でよくある(よく見られる)」
common among children [elderly people]「子どもたち[お年寄り]の間でよく見られる」
(3)It is (quite) common for 人 to-V「人がVするのは(とても)よくあることだ」
反意) It is (quite) uncommon for 人 to-V「人がVするのは(とても)珍しいことだ」
反意) It is (quite) rare for 人 to-V「人がVするのは(とても)珍しいことだ」
類義) It is (quite) normal for 人 to-V「人がVするのは(至極)普通のことだ」
類義) It is (quite) natural for 人 to-V「人がVするのは(至極)当然のことだ」
上記5例について全てquiteで強調できることはグーグル先生で試してみました。
グーグル先生に聞くとき,カギカッコで括るのがコツです。
It is quite uncommon forでググるとバラバラの順番でもヒットするのに対し,
“It is quite uncommon for”とカギカッコで括ってググれば,その語順で使われているものしかヒットしないです。
ある一定の語列が使われ得るかどうか知りたい場合はカギカッコで括ってググりましょう。
(4)in common「共通して」
とくにhave O in common「Oを共通して持っている」は重要です。これで,
They have a lot in common.「彼らは共通点が多い」
They have nothing in common.「彼らは共通点が全く無い」
のように,「共通点」を訳せます。
What do they have in common?だと,「彼ら[それら]の共通点は何ですか」となるし,
what they have in commonと肯定形にすれば「彼ら[それら]の共通点」という名詞の塊が作れます
「彼ら[それら]の唯一の共通点」としたい場合は,
the only thing they have in commonです。
have+in commonを使うことで,similaritiesのような単語を使わなくて良いので便利です。
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